居住地校交流

書写養護学校に通っている児童・生徒（以下しょしゃっ子）が、自分の住んでいる居住地校区の小学校・中学校に行き、そこの児童・生徒と一緒に勉強したりしています。
各クラスでの教科授業、学級活動、そうじ、給食、休み時間といった普段の学校生活や全校集会、学校行事、学年行事などに参加しています。

居住地から離れた養護学校に通っているしょしゃっ子は、自分の住んでいる校区や地域とのつながりが薄くなりがちです。
また、養護学校では大人（教師）との関わりが中心となり、同世代との関わりが少ないのが現実です。
居住地校交流をすることにより、地域の同世代とのつながりを深めることができます。そして、養護学校で行うことが難しいさまざまな経験や体験を積むことにより、自分の世界を大きく広げることができます。
相手校の児童生徒達にとっても、しょしゃっ子との触れ合いは、相手を思いやる心を育て、自分の世界を広げることになります。

まず、年度末に本人や保護者に居住地校交流の希望を聞きます。そして、年度はじめに、交流を希望する児童生徒の担当教師と相手校の教師間で、交流の内容、時期、回数等を話し合います。（4月に、相手校の学校長宛に依頼書を送付しています。）
交流の際の学校までの送迎は保護者が行います。交流中は、原則として書写養の教師が付き添い、交流がスムーズに進むよう指導・支援します。