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姫路市立姫路高等学校

HIMEJI HIGH SCHOOL

校歌

  • 更新日:
  • ID:2833

校歌について

姫路高校の前身である鷺城中学校には校歌のようなものがなく、高等学校がスタートしたものの、儀式・行事に際しても、全員で歌える「学校の歌」が存在しなかった。

そうしたことから、1949年(昭和24年)になって、急遽作られたのが宣揚歌「東の空明け染めて」である。作詞は国語科の茶谷敏先生、作曲は高校2期生の鈴木史朗で、これは校歌と言えるほど本格的なものではなく、やや気軽に口ずさめる歌と考えられた。

高校2期生の卒業を控えたころから、正式な校歌が欲しいという機運が高まり、姫高4期生を中心とする委員会が発足、全校生に諮り、作家の阿部知二氏に依頼するも快諾を得られず、校歌の制定は頓挫した。1950年(昭和25年)のことであった。こうした状態は生徒の勉学、クラブ活動の士気、学校運営の面からも良くないという声が上がり、1952年(昭和27年)校歌の制定に向け動き出した。作詞を「赤とんぼ」の三木露風氏に、作曲を「平城山」など優れた曲を発表していた平井康三郎氏に依頼。平井氏すでに出来上がっていた歌詞の中で、四番の言葉がそれまでと全く異なる響きのものであることに苦心したという。そこで、四番のみリズム、メロディを変え、しかも全体のバランスを崩さぬように配慮してやっと校歌が完成した。

創立50周年の記念事業の一環として、正門を入ってすぐ左側に校歌碑が建てられている。三木露風氏の自筆原稿に基づいて彫られた味わい深いものである。

校歌の石碑

宣揚歌の石碑

校歌(歌詞)

作詞 三木露風、作曲 平井康三郎

  1. 我が姫高はむつみあい 自由と自治を重んじて
    文化国家の建設に 斉しく心を傾くる
  2. 天下に響く白鷺城 広峰、増位の山緑
    海の景よき播磨灘 郷土の美をば讃えなん
  3. 輝く星を仰ぎ見て 希望は高し将来の
    大成を期し携えて 学びの道を辿るべし
  4. 清明率直意気揚り 信ずるところを実践し
    人類愛を旨として 我が姫高は進むなり

宣揚歌(歌詞)

作詞 茶谷敏、作曲 鈴木史朗

  1. 東の空明けそめて 昇る朝日の影させば
    播磨の野路の露はれて 秀麗比なし白鷺城
    清き眺めのその姿 清きは誰ぞ心ぞや
  2. 男山辺の春三年 若人の歌どよもせば
    瀬戸の山々照り映えて 栄光燦たり我が姫高
    高き調べの歌声ぞ 高きは誰ぞ心ぞや
  3. 茜さしそめ虫すだき 沈む夕日の影見れば
    今宵も巷たそがれて 仰ぐ静寂に宵の星
    淡き思ひの汝が光 淡きは誰ぞ心ぞや