ごあいさつ

平素より、保護者、地域の皆さんには、本校の教育活動へのご理解、ご支援をいただいておりますこと、たいへん感謝申し上げます。

本校は、海や山など豊かな自然環境にも恵まれ、生徒の皆さんの学び舎としてとても素晴らしい環境が整っていると思います。

さて、人間の一生の中でも、中学生時代は、体も心も大きく成長する時と言われています。この時期にさまざまなことにチャレンジし、失敗も含め、多くの体験を積み重ねていくことが心の成長や感性を高めていくことにつながります。仲間とともに、勉強やスポーツ、部活動などを通して、ぜひいろいろなことにチャレンジする気持ちを大切に過ごしてほしいと願っています。近年、私たちの社会生活には、グローバル化や情報化の進展とともに、複雑化・高度化する諸課題への対応が必要になるなど、急激な変化がもたらされています。こうした社会の中で、生徒の皆さんには常に夢と希望を持ち続け、たくましく心豊かに生きていく力を身に付けていけるよう、本校では、教育活動に取り組んでいきます。

本校には、創立以来、大切にしてきた教育目標や方針を表す言葉である校訓が、三つの言葉で表現されています。それは、「自主」「協力」「合理」この三つです。

• 「自主」とは、他(ほか)からの干渉や保護を受けずに、独立して事を行えること。
• 「協力」とは、他者と力を合わせて物事に取り組めること。
• 「合理」とは、人として行うべき正しい道、論理的で正しいこと。

生徒の皆さんは、この家島中学校の大切な一員です。これらの校訓のもと、一日一日を精一杯過ごしてもらいたいと思います。まずは、「自ら学ぶ姿勢」を大切にし、何事にも積極的にチャレンジし、皆さんの持ち前の可能性を伸ばし、自信を高めてもらいたいと考えています。

また、学校は集団生活の場です。チームワークを大切にし、互いを思いやり、協力して事を成し遂げ、自分の成長にかかわってくれているすべての人に感謝の心を忘れず過ごしてもらいたいと思います。 それが人間としての更なる成長につながることでしょう。

そして、日々、当たり前のことを当たり前にできるように過ごすことが大切です。丁寧な挨拶や言葉遣い、整理整頓、時間を守る、宿題を頑張るなど、自分自身を成長させていくための努力を継続的に行ってもらいたいと思います。どんな小さなことでもいいのです。その積み重ね、継続が大きな力となっていきます。「継続は力なり」。やり続けることこそが重要です。

生徒の皆さんには、本校の中学校生活を通して大きな人間としての成長を期待しています。

学校長　美安　周平