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姫路市立安富中学校

YASUTOMI JUNIOR HIGH SCHOOL

〒671-2401 姫路市安富町安志320番地1 地図

電話番号:0790-66-2026

安富中学校いじめ防止基本方針

  • 公開日:2022年4月1日
  • 更新日:2023年10月16日
  • ID:6310

学校の方針

本校は、校訓「自主・協力・実践」のもと、明るい未来を切り拓き、心身ともに健康で豊かな人間性を備えた生徒の育成をめざしている。学習活動をはじめさまざまな活動を通して、自ら考え判断し、主体的に行動する力を身につけ、さまざまな課題を乗り越える力の育成に取り組んでいる。そのために、生徒の実態を的確に把握し、教職員の連携のもとあらゆる教育活動の場を通じて、よりよい生徒集団の育成を図っている。
また、いじめの問題の克服については、「いじめは人権侵害であり、決して許さない」という確固とした認識のもと、これまでの生徒指導体制を再度見直し、いじめの防止、いじめの早期発見及びいじめへの対処のための対策を総合的かつ効果的に推進していく。そのために、「姫路市立安富中学校いじめ防止基本方針」を策定する。

基本的な考え方

本校は、町域の中心地安志に位置し、町域唯一の中学校で、校区には南北2校の小学校がある。保護者・地域住民の学校に対する期待も大きく、ふるさとを大切にする生徒、ふるさと安富を支える人材の育成を願っている。
生徒は純朴で、「何事にも積極的に取り組む生徒」を本校のめざす生徒像として、日々の学校生活に励んでいる。また、生徒会が中心となって、一人ひとりが、一つの行事に一生懸命に取り組み、その成功の喜びを全員で共有する風土を大切に学校行事や委員会活動に取り組んでいる。さらに、本校は、以前から「地域に学ぶ体験学習」や「ふれあいの会」を通じて、自治会をはじめ地域との交流を積極的に押し進め、自尊感情や自己有用感の育成に取り組んでいる。
いじめについては、本校教職員の合い言葉「子供の顔を思い浮かべて、その日を振り返る」を実践して、個々の生徒たちの学校生活や家庭生活の状況を敏感にキャッチしようと努めている。また、小規模校の利点を生かして、日々の「声かけ」を大切にして、常に生徒に寄り添いながら、生徒とともに、いじめを抑止し、人権を守る土壌を育み、いじめを許さない学校づくりを家庭・地域社会の中核となって推進する。そのために、以下の体制を構築し取り組む必要がある。

いじめの定義

「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」とされている。個々の行為がいじめに当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた生徒の立場に立って行うものとする。法の対象となるいじめに該当するか否かを判断するに当たり、「心身の苦痛を感じているもの」との要件が限定して解釈されることのないよう努めることが必要である。例えば、いじめられていても、本人がそれを否定する場合が多々あることを踏まえ、当該生徒の表情や様子をきめ細かく観察するなどして確認する必要がある。
また、けんかやふざけ合いであっても、見えない所で被害が発生している場合もあるため、背景にある事情の調査を行い、生徒の感じる被害性に着目し、いじめに該当するか否かを判断するものとする。ただし、いじめを受けた生徒の主観を確認する際に、行為の起こったときのいじめを受けた生徒本人や周辺の状況を客観的に確認することを排除するものではない。

いじめの理解

以下は、いじめについての基本的な認識である。

  1. いじめは、どの子供にも、どの学校にも起こり得るものである。
  2. いじめは、人権侵害であり、人として決して許される行為ではない。
  3. いじめは、大人には気づきにくいところで行われることが多く発見しにくい。
  4. いじめは、いじめられる側にも問題があるという見方は間違っている。
  5. いじめは、その行為の態様により暴行、恐喝、強要等の刑罰法規に抵触する。
  6. いじめは、教職員の生徒観や指導の在り方が問われている問題である。
  7. いじめは、家庭教育の在り方に大きな関わりを持っている。
  8. いじめは、学校・家庭・地域社会などすべての関係者がそれぞれの役割を果たし、一体となって取り組むべき問題である。
  9. いじめは、暴力を伴わなくても、生命、身体に重大な危険をもたらす場合がある。
  10. いじめは、加害・被害の二者関係だけでなく、いじめを助長する観衆、いじめに暗黙の了解を与えてしまう傍観者も存在する。この傍観者から仲裁者あるいは、信頼できる大人に相談できる者への転換を促すことが重要である。

いじめの防止のための態度形成

  1. 人間としての在り方や生き方に関する思考を育む。
  2. 自ら正しいと判断した行動をとれる態度を身につける。

いじめの問題の克服に向けた学校・家庭・地域社会の基本的な役割

いじめの問題の克服のため、学校・家庭・地域社会がそれぞれの役割を果たしつつ、協働して生徒一人一人の成長を促す。

学校の役割

  1. 学校における全ての教育活動を通して、「豊かな心」「確かな学力」「健やかな体」を基盤とした生きる力の育成に取り組む。
  2. 学級活動、生徒会活動、学校・家庭・地域ふれあい事業等を通して、生徒に自ら考え、実行する機会を与え、いじめの防止等の活動やインターネット、スマートフォン・携帯電話等の活用についてのルールづくり等に取り組ませる。
  3. 生徒に、互いを思いやり尊重し合うことが大切であることを理解させるとともに、自尊感情や自己有用感、規範意識の醸成に努める。
  4. 教職員のいじめの問題への対応力の向上に努めるとともに、教育相談体制を充実させ、深い生徒理解の下、悩みをよく傾聴し、「一緒に考える」という姿勢で生徒指導を進める。
  5. 学校・家庭・地域社会の連携を進め、協働していじめの問題の克服に努める。
  6. 複雑化、多様化するいじめの現状を教職員が共通理解した上で、生徒への日常的な指導や保護者・地域社会への啓発に取り組む。

家庭の役割

  1. 「子供は家族からの愛情に包まれ、心の居場所がある中で、他者への思いやりを持ち、調和のとれた人間関係を形成することができる」ということをしっかり認識したうえで家庭教育を進める。
  2. 基本的な倫理観、規範意識、市民意識、社会の形成者としての認識、自立心等を保護者の責務として育む。
  3. 我が子が自分の悩みを安心して打ち明けられるような家族関係を築く。
  4. 日頃から、学校と連携し信頼関係を築き、我が子がいじめの被害にあった場合や、我が子がいじめに関わっていた場合には、どうしていくべきかを我が子と共に考え、学校とともに問題解決に向け協力して取り組む姿勢を持つ。
  5. 法令に規定された保護者の責務に関する理解を深めるとともに、インターネットや携帯電話等などのツールの使用に関して家庭のルールづくりを行い、実行していく。

地域社会の役割

  1. 子育てに不安を抱える保護者を孤立させず、「地域の子供は地域で守り育てる」という教育支援機能を活性化させる。
  2. 地域行事や伝統行事を通して、子供たちに自分たちも地域の一員であるという市民意識を育成するとともに、地域社会という学校以外の大人から人間としての在り方や生き方を学ぶ機会をつくる。
  3. いじめの問題は社会全体で取り組む問題であるという認識の下、地域における見守り活動や学校、家庭との連携を推進する。
  4. 大人社会のありようについて真摯に考え、いじめの問題の克服に向けて子供たちの標となり得るよう努める。

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