令和5年度4月　学校の様子

今日から令和5年度が始まります。それぞれ1学年ずつ進級しましたね。進級おめでとうございます。どうか新しい学年で楽しい学校生活を送ってください。先生方も皆さんと一緒に勉強したり遊んだりすることを楽しみにしています。さて、1年間の出発にあたり、皆さんにお願いが1つあります。それは、「仲良くなる」ということです。では、誰と何と仲良くなるのかですが、「先生・友達・学習」と仲良くなって欲しいのです。

先ずは、先生と。

先生と仲良くするなるために、先生を信じてください。先生も人間です、時には失敗することもあります。けれども、青山小学校の先生方は、必ず、君たちの成長や喜びを願って指導してくれます。「1年間、先生を信じるきること」をお願いします。

次に、友達と。校長先生は、友達には3種類あると思っています。何でも話せる親友・一緒に遊ぶ友達・ちょっと苦手な人。けれども、みんな青山小学校の仲間なのです。仲間と仲良くするために、見た目や考え方の違いを認め、失敗を許し、困っている人があれば助けてあげてください。君たちは、食べ物を奪い合う動物と違って「心」をもっています。3月の朝会で話した「助け合うゾウ」のように、優しい心を表に出して友達と仲良くなってください。

最後に学習と仲良くです。3年生になると、理科で昆虫の学習をします。

例えば、「カマキリのカマは手か足か」といった学習です。カマを使って歩くから足かな？カマで獲物をつかまえて、口に持っていって食べるから手かな？さて、どちらか迷いますよね。この問題を、クラスのみんなの違った考えを出し合って、協力して解決するのです。カマキリを捕まえて観察する、クロムブックや図書室の本で調べる、科学館で専門家にインタビューするなど、いろんな方法で、カマキリのカマが手か足かを学び取るのです。きっと、楽しい学習になります。また、算数などで本気で考え抜いて問題が解けたり、書写の時間に真剣に何度も練習して上手な文字が書けたりした時には、とても気持ちがいいですよね。「わかる」や「できるようになる」ことは、学びが楽しくなり、学習と仲良くなることです。

ぜひ、「先生・友達・学習」と仲良くなってください。

令和5年度の青山小学校がスタートしました。「通ってよかった青山小」「通わせてよかった青山小」「勤めてよかった青山小」をめざし、誠実な学校経営に努めてまいります。さて、本校の学校教育目標「自ら学ぶ習慣を確立し、仲間と共に、問題を解決する力の育成」の達成に向けて、めざす子ども像を「自ら考え、活動する子」「互いに認め合い、高め合う子」「進んで運動する子」と設定し、学校・保護者・地域の中心に子供をおき、教育実践に取り組んでまいります。4月7日に着任式・始業式・入学式を行いました。73人の卒業生を送りだしたあと、本年度は、55人の1年生を迎え、442人での新学期スタートとなりました。子供たちには、より良く問題を解決する力が身に付きますよう、教職員一同、心を合わせて頑張ってまいります。保護者・地域の皆さん方のご理解・ご協力を宜しくお願い致します。

「会うは別れのはじめ」…出会った人とはいつか必ず別れが訪れるものです。4月11日（火曜日）に離任式がありました。8人の先生方から、子供たちへ温かい最後のージを届けていただきました。「感謝」「挨拶」「努力」「命」「仲間」「創造」「コミュニケーション」など、人として生きる上で大切にすべきことを語っていただきました。それぞれに過ごした時間は違っていますが、一緒に過ごせたことへの感謝の気持ちと子供たちへ期待を込めた応援メッセージでした。そして、児童代表の子供たちがそれぞれの先生方にお礼の作文を読みあげ、感謝の花束を贈りました。さらには、PTA会長、副会長様からもお礼の花束が贈られました。温かい雰囲気に包まれた離任式となりました。ありがたいことです。先生方の言葉や子供の作文から、子供たちと共有した時間が有意義でかけがえのないものであったことが伝わってきました。離任式の退場時、子供たちの間をぬって退場していただきました。別れが悲しく号泣する声も聞こえてきました。ふと、「一期一会」の言葉が頭をよぎりました。青山小学校の子たちと教職員との出会いを大切にしなければといった思いを強くしました。

青山地区こども見守り隊の皆さんから1年生55名に防犯ブザーを寄贈していただきました。「子供は地域の宝」この言葉がよみがえりました。毎朝の交通安全指導や下校時の見守りは勿論のこと、地域での子供の安全がたくさんの方々の無償の愛に支えられていることを実感しました。いただいた防犯ブザーを大切にすることは勿論ですが、見守ってくださる方々の「心」を大切に思える子供に育って欲しいものです。