谷外小学校区の概要

谷外地区は姫路市の東部に位置し、東は高砂市や加古川市、西は花田町と隣接し、東西に長い校区である。播但連絡道路が南北に走り、花田インターが豊国の南、上原田に設けられている。また山陽自動車道も建設され、佐良和相合池の東には姫路東インターがある。このように谷外地区は姫路市の東玄関口として発展しつつある。

昔は有馬街道、丹波街道、但馬街道が交わる交通上の要衝の地であった。ことに中世の武将たちは谷外地区を戦略上の拠点要地として重視し、特に赤松氏は城山の山頂に庄山城を築いた歴史もある。また校区には姫路最古の道標があり、西国三十三所巡礼を成就した人たちが建立したとされ、市指定文化財にも指定されている。

谷外地区の産業は、元来田は稲作を主体とし、裏作として麦、畑作として綿花、煙草づくりなど完全な農村社会を形成していた。農閉期には家で藁仕事や近隣の村に出かけて働き、冬期には灘の酒所へ杜氏として出かけた人もいた。

近年では、工場、事業所等の開発が進み、農地を宅地にして、分譲住宅や賃貸ハイツ等の建設も多く、人口が増加傾向にある。新興住宅地も増え、新旧入り混じっているため、生活様式やその他の変化も著しい。

谷外地区の自治会は、佐良和・庄・豊国西部・豊国東部・春日野・塩崎・北山・志吹・唐端新・夕陽ケ丘第一・夕陽ケ丘第二の11自治会で、これらの自治会により谷外連合自治会が構成されている。　現在の総人口は約5,700人で、全戸数は約2,000戸となり、そのうち佐良和自治会が約33％、庄自治会が約27％を占めている。