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姫路市立青山小学校

AOYAMA ELEMENTARY SCHOOL

〒671-2221 姫路市青山北三丁目42番1号 地図

電話番号:079-267-0082

令和5年度3月 学校の様子

  • 公開日:2023年3月13日
  • 更新日:2023年3月13日
  • ID:11324

令和5年度 学校に対するご支援に感謝申し上げます

自ら学ぶ習慣を確立し、仲間と共に、問題を解決する力の育成

本校が3年間掲げた教育目標です。これは時代の要請によって変わります。前任校長が掲げた「自ら学ぶ習慣を基盤とし、仲間と共に、立ち直る力の育成」を受けたものです。「自ら学ぶ習慣を確立する」とは、今の教育に求められている「個別最適な学び」に通じるものです。学びを楽しいと感じ、個人のペースで個人の興味や責任において学び続けることなどをさします。「仲間と共に」とは、今の教育に求められている「協働的な学び」に通じます。個人で学んだことは、独りよがりの学びになる恐れがあります。複数人で学びを共有することにより、「本当にそうなの?」「みんなはその考え方を認めることができるの?」「何度やっても同じ結果になるの?」など、批判的な思考(決して人を貶めようといったマイナス思考ではありません)で妥当性・普遍性を確認し、最適解を導くことを指します。「問題を解決する」とは、先行き不透明な時代に対しても理想と現実を比較することで問題を見いだし(例えば、理想=平和な世界・現実=戦争がある世界→ギャップ。これは問題だ!)、さらには、見いだした問題を国語、社会、算数、理科などで身に付けた問題解決の力を結集させて解決し、生活や将来に生かしていこうといったことなどを指します。光陰矢の如し。あっという間の1年間でした。保護者・ご家族・地域の皆さんには、学校・家庭・地域の真ん中に子供を置き、その成長を温かく見守っていただきましたことに心より感謝申し上げます。令和5年度は、第21号の発行をもって最終号といたします。今後も子供たちへの温かいまなざしや励ましの声かけをお願いいたしますと共に、本校教育への変わらぬご支援をお願いいたします。私は、常々、人間の営みは大きな自然によって支えられ、全てのもの・人・ことがつながりの中で存在し、人も自然の一部であるといった謙虚さや感謝の気持ちを持ち続けたいと考えています。最終号にあたり、メッセージを掲載いたします。

センス・オブ・ワンダー

これは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」という意味です。この言葉は、アメリカの海洋生物学者であるレイチェル・カーソンが、私たちに残してくれた最後のメッセージです。彼女は、遺作の中で次のように述べています。「もしも私が妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子供に、生涯消えることのないセンス・オブ・ワンダーを授けて欲しいと頼むでしょう。」さらに、「地球の美しさと神秘さを感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることは決してないでしょう。」と綴っています。私も、生きることの根底に「センス・オブ・ワンダー」をもち続けていて欲しいと願います。君たちが生きていく時代は、科学技術の急速な進歩により、益々グローバル化が進みます。いろいろな考え方や異文化をもつ人たちと共生していくのです。君たちは、ケンカしたり仲直りしたりしながら自分の考えを修正して成長を遂げていくことでしょう。これからの人生において、勉学に励み物事を理解し、知識として蓄えていくことは大切です。さらに、大人になって人の幸せのために一生懸命仕事をしたり、親として子育てをしたりすることもとても大切なことです。しかし、何かに夢中になっている時でも、ふと足下の自然を見つめて欲しいのです。自然にふれたときに、ハッと感じる神秘さや不思議さから主体的にそれらを追究していく好奇心は、必ずや人生を豊かにすることでしょう。自然にふれる喜びは、科学者だけのものではなく、私たちすべてのものが手に入れられるものなのです。未知なるものに驚き、美しいものを美しいと感じる感性を大切にもち続け、健やかで幸せな人生をお過ごしください。