国際理解教育　English Summer International Workshop

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、例年実施していた短期海外研修が、昨年に引き続き中止になりました。その代替プログラムとして “English Summer International Workshop” を企画しました。オンラインに加えて、実際に外国人講師の授業を英語で受講することやフィールドワークを含むさまざまな活動を通じて、日本文化や異文化理解を深めるとともに、英語によるコミュニケーション能力の向上を図るという目的で実施しました。

• 日時: 令和3年8月2日（月曜日）から 4日（水曜日）（3日間）午前9時から午後3時　
• 場所: 飾磨高校（3年6組教室・コンピューター室）　
• 参加者: 飾磨高校生希望者　20名（3年11名、2年6名、1年3名）　
• 内容: 外国人講師によるAll Englishの授業を体験することにより、英語力向上を図る。
  (フィールドワークを含む) 姫路市のALT、ASEが講師

• 午前：開講式  ディスカッション「なぜ英語は大切か」 (講師：リリアン先生)
• 午後：異文化体験「アフリカンアメリカの文化」（講師：コーリン先生）
• 「ヨーロッパ旅行」(講師：アンドリュー先生)

• 午前：フィールドワーク（姫路ガイドブック作成に向けて、姫路の街へ）
• 午後：姫路ガイドブック作成（姫路に住む外国人の先生（ALT/ASE）に向けて）

• 午前：インプロを用いた英語での活動/ストーリーテリングなど
  自発的に自然に英語を話す能力を高めるための活動
• バルーン・ディベート
  英語で話す能力、特に、説得力や創造力を高めるための活動
• 午後：オリンピッククイズ大会
  姫路ガイドブック披露会　(英語でプレゼンテーション)
• 閉会式（証書授与など）

3日間のワークショップは充実した内容になり、本当にアメリカの高校に留学したかのような素晴らしいブログラムになりました。参加した生徒たちは、最初はとても緊張していて、最初のディスカッションから難易度が高い内容だったので、戸惑いながらも必死で英語を聞き取り、自分の意見を言い合う努力が見られました。コーリン先生の異文化理解、多様性をテーマとする授業では、実際にスカーフを用いてアフリカンアメリカンの髪の結い方を体験し、だいぶん英語の聞き取りにも慣れてきている様子がわかりました。2日目のフィールドトリップでは、4つのグループに分かれ、それぞれ2つずつのテーマに沿ったリサーチや情報収集を行い、午後の2時間程度の時間内に、全員で協力して、飾磨高校オリジナル姫路ガイドを作成することができました。最終日は、インプロを取り入れた英語活動やバルーン・ディベートを行い、ますますコミュニケーション力や団結力が高まったように見られました。最後に、オリンピッククイズ大会を行い、閉校式では校長先生とASEのアンドリュー先生から修了証が授与され、記念撮影。作成した姫路ガイドは、8月中旬に姫路に着任されるALTの方々の研修に使用される予定です。姫路で暮らしているASE/ALTや外国からの人たちの参考にしていただければと願っています。今回の経験を是非これからの進路実現にむけて活かしてもらいたいです。