令和5年度　いじめ防止基本方針

「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人間関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為（インターネットを通じて行われるものも含む。）であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」と定義されている。（いじめ防止対策推進法）

個々の行為がいじめに当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする。また、けんかやふざけあいであっても、児童生徒の感じる被害性に着目し、いじめに該当するか否かを判断するものとする。（姫路市いじめ防止基本方針）

校長、教頭、学年代表、生徒指導担当、スクールカウンセラー、道徳・人権教育担当、スクールソーシャルワーカー、養護教諭、特別支援教育コーディネーターなど

学年代表、担任、部活動顧問、学年教職員など

• 希望と勇気を持ってやりぬく心、他者を思いやり温かく接する心、生命と人権を尊重する心、正義感や公正さを重んじる心など、豊かな人間性と社会性を育てる。
• 自他の大切さを認め合い、尊重し合う態度を養うとともに、コミュニケーション能力を高めるなど、社会的自立の基礎を育む。

• 認められている、満たされているとの思いを抱くことができるよう、教育活動を通じ、生徒が活躍でき、他者の役に立っていると感じることができる機会を提供する。
• 自己有用感の高揚を図るとともに、困難な状況を乗り越えるような体験の機会などをもち、自己肯定感を高め、自尊感情を形成するよう努める。

• 主体的、対話的で深い学びにより、生徒ひとりひとりが成就感や達成感を味わえるような授業の充実に努める。
• 「わかる授業」の展開を推進するため、教師が授業改善に取り組むとともに、ICT機器やデジタルコンテンツなどを活用し、個の能力、特性に応じた学び、生徒同士の協働的な学びの充実に努める。
• 体験的な理解や繰り返し学習を重視するなど、基礎的、基本的な知識、技能の習得を図り、学習の基盤を構築する。

• 小中学校の教職員の協働により、一貫性、連続性のある指導を通じて、「学力の向上」と「人間関係力の育成」を図る。
• 保育園、幼稚園、小学校、高校の連携により、配慮を要する生徒の情報を引き継ぎ、いじめに対する指導体制、指導内容の共有を図る。

• 「いじめ対応マニュアル」を活用した研修や事例研究などにより、教職員の共通理解と対応能力の向上を図る。
• スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどによる研修を実施し、理解を深める。
  いじめについての共通理解研修（4月）
  カウンセリングマインド研修（年2回）
  いじめに関する校内研修（年3回）
  情報モラル研修（年3回）
  生徒、保護者、教員向けネット・スマートフォン研修（年1回）
  いじめ防止基本方針の検証（3月）

• アンケート調査、教育相談、生活ノート点検、家庭訪問などにより、日常的に生徒の様子を把握する。
• スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、養護教諭などと連携し、いじめの兆候をいち早く察知し、いじめを積極的に認知する取組を進める。

• スクールカウンセラーと連携し、カウンセリングを充実させるとともに、メンタルルーム、ふれあい教室、保健室などを活用し、生徒が相談しやすい環境を整備する。
• 教職員はスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、養護教諭などとの情報連携を進める。

• 生徒や保護者にカウンセリングを実施し、生徒の不安の軽減や保護者の生徒理解の深化を図る。
• 学校だけでは解決が困難な事案は、スクールソーシャルワーカーなどを活用し支援する。
• 養護教諭は日常的に、担任、スクールカウンセラー、生徒指導委員会などと連携する。