学校だより『蔭山の里（かげやまのさと）』令和5年（2023年）10月3日　No.9

今年も10月1日がやってきて、豊富小中学校の前身である豊富小学校は創立123年となりました。義務教育学校としてはまだ4年目ですが、その背景には、123年という長い歴史があります。

『明治35年(1902年)6月、「蔭山尋常小学校」を「豊富尋常小学校」と改め、酒井校舎を廃止し、校舎を金竹の現在地に変えて校舎を新築する。「神谷尋常小学校」廃止し、豊富尋常小学校に統合する。10月1日、豊富尋常小学校に「高等科」を併置し、「豊富尋常・高等小学校」となる。(豊富小学校の開校記念日はこの日をもってする。)』（姫路市立豊富小学校創立100周年記念誌「100年の時をつなごう輝く未来へ」にはこのように記載されています。この記念誌は平成13年（2001年）に創立100周年を記念して発行されたものです。また、その時に記念事業として当時の児童677人が持ち寄った写真や自分あての手紙などがアルミ製のタイムカプセルに入れられ、地中には埋めずにモニュメントとして今も校庭に飾られています。左の写真に写っている二宮金次郎の銅像も創立100周年を記念して学校に贈呈されたものです。普段は何気なく眺めたり、横を通ったりしていますが、このカプセルや金次郎像には1万5千人以上の卒業生や豊富町を愛する地域の皆さんの熱い思いが詰まっているんだと思うと、この長い歴史をさらに未来へと繋いでいく大きな責任を感じずにはおれません。これからも地域の宝である子どもたちの健全なる成長に努力していきます。

このタイムカプセルはカプセル下のメッセージ板にも表示されている通り、創立125周年を迎える2年後の令和7年（2025年）10月1日に開封される予定です。どんなものが入れられているのか、今からワクワクしますね！！