姫路市立豊富小中学校
TOYOTOMI ELEMENTARY AND JUNIOR HIGH SCHOOL
- 〒679-2122 姫路市豊富町御蔭925番地 地図
- 電話番号:(前期課程)079-264-0021 (後期課程)079-264-0039
姫路市立豊富小中学校
TOYOTOMI ELEMENTARY AND JUNIOR HIGH SCHOOL
あけましておめでとうございます
2024年は元旦の石川県能登半島地震、2日の航空機衝突事故と、大きな災害と事故が立て続けに発生する中で波乱の幕開けとなりました。犠牲となった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地の一刻も早い復興を願うばかりです。
さて、「1年の計は元旦にあり」と言われます。年頭にあたり、児童生徒の皆さんにも今年の目標をしっかりと考えてもらうために、幕末に活躍した福井藩士橋本左内が、これから立派な大人になるための心得(心構え)として15歳の時に書き上げた「啓発録」の5つの教訓について紹介します。
福井市立郷土歴史博物館蔵(島田墨仙作)
橋本左内は福井藩(現在の福井県)の医者の長男として生まれ、小さい頃から、「自分に足りないものは何か、弱点は何か、そのためにはどう改善したら良いか。」と常に考え、15歳の時に自分自身の人生の教訓として「啓発録」を書き上げます。そして16歳で大阪の緒方洪庵(おがたこうあん)が開いた適塾(てきじゅく)で西洋医学と蘭学を学ぶと、江戸へ出て蘭学や漢学をさらに学ぶ一方で西欧の本を次々と読破して世界へと視野を広げていきました。その後、福井藩主松平春嶽(まつだいらしゅんがく)に側近として登用され藩校明道館の改革を行うなど活躍しますが、将軍の後継問題で対立した大老井伊直弼が行った「安政の大獄」によって捕らえられ、26歳の若さで処刑されてしまいます。短い人生ではありましたが、橋本左内の考え方や生き方は激動の幕末から明治期にかけて大きな影響を与えました。
橋本左内がこの「啓発録」を書いたのは、9年生の皆さんと同じ15歳の時です。左内は人生の節目に立てたこの誓いを守り、短い人生ながらも素晴らしい人材として、教育や政治に大きな成果を残しました。2024年の年頭にあたり、まずは自分自身の目標をしっかりと考える「志を立つ」ことから始めましょう!
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