令和6年度11月

日中はまだまだ気温が高い日が続いていますが、朝夕の冷え込みから少しずつ秋の深まりが感じられる時期になりました。昨年は正門のそばにあるモミジとイチョウが美しいコントラストを見せてくれましたが、今年の秋はどうでしょうか。紅葉（黄葉）が美しくなるには、「寒暖差が大きいこと」「最低気温が8度以下となること」「適切な湿度が保たれること」などの条件が必要なのだそうです。自然界の変化にも科学的な要素が隠れています。自分の身の回りにある出来事に疑問や関心を持つことで教室での学びがより深まっていくことでしょう。

さて、10月の家島中学校では、合同防災訓練などの防災や安全に関する異校種との連携を含んだ体験活動や芸術活動の集大成としてみんなで一つの作品を創り上げる音楽祭に取り組みました。また、明日からの秋祭りにおいて1年生が家島船方太鼓を披露します。部活動や生徒会活動も同じですが、体験活動は「達成困難なことに粘り強く取り組む力」「自ら考え行動する力」「課題を協力して解決するためのコミュニケーション力」を養うのにとても役立ちます。そして、体験を通じて得た力は、簡単には失われないものです。3年生にとっては自分たちが中心となって取り組む行事は概ね終了となりますが、これまでの体験から多くの「生きて働く力」を身につけていると思います。その力をもとに自分の思い描く進路の実現をめざしてください。