学校は小さな社会

かなり以前より、学校は「小さな社会である」と言われてきました。学校には大人の社会と同じようにルールがあったり、みんなで協力する仕組みがあったりします。また、社会の変化に応じて、学校も変わってきました。30数年前までは、土曜日にも午前中は授業がありました。その後、社会全体で働き方が変わり、週5日制となり、学校も土日がお休みになっていきました。スポーツクラブ21も発足され、地域でのスポーツ活動が盛んになっていきました。学習の仕方も大きく変わっていき、生活科、総合的な学習の時間など、子どもたちが主体的に学ぶ教科や、外国語やタブレット端末を使った学習など社会に求められる力をつける学習も定着しました。平成29年に告示された、現在の学習指導要領（教育課程を編成する際の基準）では、全国すべての学校で「主体的・対話的で深い学び」が謳われ、本校でも、自ら興味や関心を持って粘り強く取り組み、児童同士の協働や教職員・地域の人との対話を通じて自己の考えを広げ、知識を相互に関連づけてより深く理解する学びを推進してきました。また、この冬休み中も、文部科学省や国の中央教育審議会では、10年に一度となる次の学習指導要領に向けて、議論が進められてきています。今後も本校では、「学校は小さな社会」として社会の変化に対応していきながら、子どもたちの生きる力を育んでいきたいと考えています。