姫路市立網干小学校
ABOSHI ELEMENTARY SCHOOL
- 〒671-1234 姫路市網干区新在家897番地1 地図
- 電話番号:079-274-0401
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姫路市立網干小学校
ABOSHI ELEMENTARY SCHOOL
保護者の皆さん、あけましておめでとうございます。昨年は網干小学校の教育活動にご理解、ご支援いただき、ありがとうございました。今年(2025年)の干支(えと)は乙巳(きのとみ)といい、現代ではあまり一般的ではありませんが、古代中国の暦法で順序や番号を表す「甲」「乙」「丙」「丁」「戊」「己」「庚」「辛」「壬」「癸」の十干(じっかん)に、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の十二支(じゅうにし)を組み合わせたものだそうです。そして今年の十干の「乙」とは、事の起こりの次にあたるため、起こったことが次への成長を待って力をためている状態を指し、十二支の「巳」は植物がぐっと伸びて成長しきっている状態を指すことから「乙巳」の年は、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を表しているようです。子どもたちにとってもこの1年間は大切にしたいことに力を蓄えて、開花の兆しが見えてくる年にしたいものです。さて、12月には「学校教育に関する保護者アンケート」をスクリレにて初めて実施しました。皆さんのご意見を集約して報告いたします。ご確認ください。
代表委員会から「あまりありがとうと言えていない現状から、小さなことでも当たり前だと思わずに感謝して、『ありがとう』でいっぱいの学校にしよう。」という提案があり、約1か月間キャンペーンを実施しました。実施内容は下の通りで、1回集中下駄箱付近の壁は掲示物でいっぱいになりました。写真はほんの一部です。
自分が行った行為に対して「ありがとう」と伝えられると、その人はとても嬉しい気持ちになります。また、「ありがとう」があふれる空間は優しい雰囲気を醸し出し、誰もが居心地の良い空間になります。このような空間にいると、周囲に思いやりあふれる行動を自然に取れるようになります。これは大人でも子どもでも同じです。昼食時の放送を聞いていると、「友人へのありがとう」、「家族へのありがとう」、「先生へのありがとう」など毎日伝えられてきました。もちろん放送では多すぎて伝えられなかった「ありがとう」もすべて壁に掲載しています。また、各学級では終わりの会の時間に、自分の言葉で相手に伝えていたそうです。学校に立ち寄る機会がございましたら、ぜひ「ありがとうカード」を見てください。わたしも「朝の登校時にあいさつをしてくれてありがとう。」とカードに書きました。これだけ多くの「ありがとう」が存在するのですから、次は思った瞬間に直接自分の言葉で「ありがとう」って言えれば、誰もが安心して過ごせる学校生活になるでしょうね。ぜひご家庭でも子どもたちに「ありがとう」って伝えてあげてください。
いよいよ3学期が始まりました。『かけはし12月号』でもお伝えしましたが、子どもたちは何か1つでも1年間の目標を決めたでしょうか。3学期は4月からの新しい学年への準備期間と書きましたが、慣用句『一月(いちげつ)往(い)ぬる二月(にげつ)逃(に)げる三月(さんげつ)去(さ)る』と言うように、1月から3月までは行事も多く、あっという間に過ぎてしまいます。これからの3か月をどう過ごすのかはとても大切なことで、そのためには目標や計画が必要です。大人にとっては当然なことでも子どもたちにとっては手立てを示してあげることが大切で、学校でもこれからの3か月の有意義な活動を導いていきますので、どうかご家庭でもご支援、ご協力をお願いします。
さて、前回の「かけはし」発行から1か月ほどが過ぎましたが、この間に1月17日の阪神淡路大震災発生日もありました。私が校長になってか ら必ず「太平洋戦争」と「阪神淡路大震災」については学校だよりでお伝えしています。戦争(人災)と地震(天災)の違いはありますが、どちらも人々が長年積み重ねてきたものを一瞬で奪ってしまう無念さを引き起こす出来事です。そんな阪神淡路大震災が起きてから今年でちょうど30年が過ぎました。学校では地震や津波に備えた避難訓練をしていますが、訓練と言っても実際に建物が被害を受けたわけでもありませんので、実際に地震が起きた時にはうまく避難できるのか心配です。たとえ建物が崩壊しなくても崩れた壁や家財道具の下敷きになって自力で避難できない状態が起こるかもしれません。阪神淡路大震災では消防など公共機関の救助は約20%、近所や通りがかりの人の救助が約80%だったようです。1月17日の朝会では「あなたは大人になったときに困っている人を救助できますか?」「困ったときはお互い様だと言えますか?」と子どもたちに尋ねました。学校には自分と気が合う友達もいれば、すぐにケンカしてしまう子もいます。全く面識がない子もいます。そんなさまざまな子がいる中で共に活動していくのが学校です。学校でのさまざまな教育活動を通して子供たちは成長していきます。この積み重ねが将来、生死を分ける救助活動にも積極的に参加できる大人への成長に繋がれば嬉しいです。教育活動の成果は簡単に表れるものではありませんが、地道に積み重ねていくと必ず成果が表れます。保護者の皆さん 、長い目で学校での教育活動を見守ってください
突然ですが、保護者の皆さんはお子様に将来の夢(やりたいこと)を尋ねたことはありますか。子ども達に将来の夢を聞くと、具体的に憧れているものがある子もいれば、全く将来の夢を持っていない子もいます。もし将来を夢見て今やりたいことをしている子ども達がいるのでしたら、それはとても幸せなことだと思いますが、夢の実現にはまだまだ先は長いでしょうね。また、今夢見ていることが途中で変わることもよくある話です。ひょっとしたら保護者の皆さんが夢見てきたことを子どもが引き継ぐこともあるかもしれません。また、今は夢を持っていなくても、段々と成長していくうちに将来の夢がはっきりしてきて、その夢を実現していく子もいるかもしれません。おわかりだと思いますが、お子様の将来は親の思うようにはいかないことの方が多いです。子どものことはよく理解しているので、子どもにふさわしい将来を見つけてあげようとする保護者もいるかもしれませんが、果たしてそれが子どもにとって幸せかどうかは分かりません。子どもの将来は最終的には子どもに委ねるしかないのです。小学生のうちはなかなか子ども達の将来について考えることは少ないとは思いますが、中学生になれば卒業後の進路について考え始めます。もし高校生になれば卒業後の進路について考えます。子ども達の将来についてはその時が来れば段々と決めていくでしょう。保護者の皆さんにお願いしたいのは、その時が来るまでは子どもの選択肢が広がっているように、できる限りのサポートをしてあげてほしいのです。サポートと言ってもさまざまなものがありますが、間違っても子どもの選択肢を狭めることにはならないように気をつけてください。小学生の時はいろいろなことを経験し、いろいろなことを吸収する時期です。それが将来どのようにつながっていくかを子ども自らが今判断出来なくても構いません。保護者の皆さんが子どもに寄り添い、安心して活動できれば将来につながります。よろしくお願いします。
3学期になり、1月も多くの行事が行われています。学校行事としては1月22日(水曜日)、23日(木曜日)のオープンスクールの中で学年ごとに「なわとびフェスタ」を運動場で行いました。多くの保護者に見守られながら、子ども達は頑張っていました。この日までよく練習をした子もいて、個人競技では跳んだ回数が新記録になった子もいたようです。何度も引っ掛かりながらも、時間いっぱい跳んでいた子も多かったです。長縄を使って集団で跳んだ「八の字跳び」や「一斉跳び」も、中間休みや昼休みにクラスで練習したこともあり、新記録になったクラスもあったようです。特に6年生の団体競技への思いは素晴らしいものがあり、上手く跳べればみんなで喜び、上手くいかなかったら励まし合っていました。跳べなかったことを責める子はいなく、とても充実した時間を過ごしたようでした。
最初は個人で跳びました。
次にクラス全体で跳びました。
また、現在中間休みを使ってフレンド班(縦割りのグループ)による綱引き大会が実施されています。グループには1年生から6年生までいて、一緒に綱を引く姿は微笑ましいものがあります。決勝は2月7日です。
中間休みに縦割り班で綱引き大会を行いました。
トーナメント表を作り、何日もかけて綱引き大会を行いました。
1年生行事としては、1月16日(木曜日)に多くの老人会の皆さんに来ていただき、昔遊びを1年生の子どもたちに教えていただきました。初体験の遊びも多かったようで、コマ回しはみんな苦戦していました。羽根つきも初めてだった子も多く、昔遊びはとても貴重な体験になったようです。また、網干カルタは網干地区の文化を伝えるもので、私も勉強になりました。他にも写真はありませんが、1月22日(水曜日)に6年生が出前授業として租税教室を行い、3名の民間企業の皆さんに授業をしていただきました。国民の税金が小、中、高等学校に通う子ども1人あたり1200万円程使われている話は驚きだったようです。授業の最後には、「国民は税金を納めることも大事ですが、税金の使い道をチェックする人になりましょう。」と話されていました。また、1月29日(水曜日)には2年生がおもちゃランドを開き、招待された1年生が手作りのおもちゃを嬉しそうに使ってくれて、2年生の子ども達も大満足だったと聞いています。学校での行事には本当に多くの皆さんに支えられて行うものが多く、職員一同とても感謝しています。こらからもどうぞよろしくお願いします。
いよいよ3月になりました。3学期の1月、2月、3月を『一月往ぬる二月逃げる三月去る』という風に、1月から3月までは行事が多くて忙しく、早く過ぎてしまうと言われますが、確かにあっという間に3月になったような気がします。3月は学校生活においては1年間の総まとめの月になります。特に6年生は6年間の小学校生活を振り返り、最後の卒業式に向けて準備が始まります。私にとっても網干小学校での初めての卒業式を経験することになりますが、この1年間の活躍の様子を思い出すと、卒業式もきっと素晴らしいものになるだろうと期待しています。さて、保護者の皆さんにとって、子育てに割く時間は十分確保できていますでしょうか。私が小学生の頃と違い、今の児童は毎日習い事で忙しい子も増え、また保護者の皆さんも共働きが増え、ゆとりのある時間が少なく、子育てに割かれる時間も限りがあるような気がします。そのような中でも多くの子どもたちは、保護者の皆さんにいつも自分を見てほしくて、認めてもらいたくて、甘えたい子どもがほとんどです。2月17日の授業参観では、多くの子どもたちが保護者の皆さんの前で発表し、生き生きとした表情を見せてくれました。仕事が忙しい中でも参観に来られた方は、とても大変な思いをしておられるかもしれませんが、我が子の姿を見ていただいた間は心地良い時間を過ごせたのではないでしょうか。小学校での教育活動の中にはお家でお願いするものもたくさんあります。中学校、高校と子どもが成長していくに連れて、お家でお願いするようなことはなくなっていきますが、今はお忙しい中でもお願いをする時期です。例えば宿題チェックはどの学年でも行っています。学級担任に尋ねますと、いつも丁寧にチェックしていただいている子どもたちは、親の思いを感じ取っているのか精神的にも安定しており、前向きに宿題をしてくるようです。今後とも網干小学校の教育活動にご協力をお願いします。
網干歴史ロマンの会の皆さんのご厚意によって、2年生は2月27日(木曜日)に姫路市都市景観重要建築物の山本家に行きました。一度外から見たことはあったのですが、実際に中を見せてもらいますと、驚くことがたくさんありました。まず7段のひな人形(地域の皆さんが寄贈されたものだそうです)が何セットも飾られていることに気付きます。そして見るべきものはひな人形だけでなく、大正時代に建てられた迎賓館自身が100年を経てもきれいに保存されていて、100年前の窓ガラスは、透明ながらも今の窓ガラスと違って景色が少し歪んで見えます。畳も特別なものらしく、上質なイグサを両サイドから織ったもので真ん中に線のようなものが浮き出ていました。窓ガラスの代わりにステンドグラスを用いたものもあり、あるステンドグラスは家一軒分の値段だと教えてもらいました。不思議な空間を共有して、子どもたちは大喜びで帰りました。
七段のひな飾りです。
ひな人形でお庭を作っています。
また、3月7日(金曜日)には6年生を送る会が実施されます。学年ごとに6年生に見てもらう出し物を披露し、6年生はお礼の出し物を披露します。それから6年生を題材にしたクイズも考えているようです。全校児童が楽しめる催しになりそうです。そして3月21日(金曜日)は卒業式です。小学校生活最後の儀式はとても大事なもので、4日から練習も始まっています。6年生の保護者の皆さんは当日を楽しみにしていてください。
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