学校だより『蔭山の里（かげやまのさと）』令和7年度（2025年度）4月8日　No1

毎朝、通勤で生野橋を渡ります。橋を渡り始めると目の前の山にたくさんの山桜が咲き誇り、淡いピンク色に染まっています。豊富の春を感じる大好きな景色の一つです。今年の3月はいつもより寒さが残り、肌寒い日が続きましたが、4月に入り、ようやく春らしくなってきました。学校の桜の花もそろそろ満開になりつつあります。春は別れと出会いの季節です。3月10日に行われた卒業証書授与式では99名の9年生を感動の涙のあとに晴れやかな笑顔で送り出しました。豊富小中学校を巣立っていった卒業生たちは、それぞれの新しいステージで、15の春をみんな笑顔で迎えてくれているはずです。99名が踏み出した新しい歩みを「いつも、いつまでも」応援しています。そして、いよいよ新しい年度が始まりました。今年は48名の1年生が前期課程に入学し、56名の7年生が後期課程に進級しました。また、後期課程の小林教頭先生をはじめ、前期課程・後期過程ともに新しい教職員を迎えて、たくさんの新しい出会いにワクワクした気持ちでいっぱいです。1年生の皆さんも7年生の皆さんも、そして保護者の皆さんも同じようにワクワクドキドキした気持ちで今日の日を迎えられたことだと思います。3月21日に行った6年生の修了証書授与式では、ジブリ映画の宮崎駿監督の「大事なことはたいていめんどくさい」という言葉を紹介しました。日々の学校生活の中でも「めんどくさいなあ」と思うことは、たいてい「大事なこと」です。めんどくさいと思うことほど、あきらめずにコツコツと努力を続け、困難を乗り越えてほしいと伝えました。また、入学式では1年生の皆さんに今年も『3つの　あ』のできる人になりましょう、というお話をしました。『3つの　あ』は「あいさつ」「ありがとう」「あとかたづけ」の「あ」です。「あいさつ」が大きな声で元気よくできる子になりましょう。「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられる子になりましょう。「あとかたづけ」をして、自分のことが自分でできる子になりましょう。という3つのことをすることで「ピカピカに輝く1年生」になれるようお願いしました。これらのことは特別なことではなく、毎日、生活していくうえではどれも「あたりまえ」のことです。1年生だけでなく、豊富小中学校のすべての児童生徒がこれらの『3つの　あ』が「あたりまえにできる」ようになり、誰もが安心して、気持ちよく生活できる豊富小中学校となるよう、保護者の皆さん、地域の皆さんと力を合わせてがんばってまいりますので、ご支援ご協力を今年もよろしくお願いします。