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姫路市立大白書中学校

DAIHAKUSHO JUNIOR HIGH SCHOOL

令和7年度 学校だより「自求拓道」

  • 更新日:
  • ID:24202

5月学校だより

過程(プロセス)こそ評価しよう

今年度中学校への入学に向けての課題を市販のワークから大学ノート1冊を渡すことにしました。「課題なし」の意見もありましたが、提出されたノートから自分の課題に向き合い取り組んだ跡や中には小学校の先生の励ましのコメントが残されていて、入学を前にした皆さんの姿を想像することができ、とてもうれしい気持ちになりました。

「今、自分の可能性を信じていますか」
皆さんが誕生して10年とちょっと経ちました。ヒトは他の哺乳類と比べると際だって何もできない状態で誕生します。多くの動物たちは、生まれてすぐに歩くことができます。(ウマのような身体の大きな生き物であっても10時間以内に立つことができます)ヒトは生まれてから立てるようになるまでは半年以上かかります。聴力に関してはほどほどにありますが、視力はほとんどなく、水や食事の確保は自力ではほぼ不可能な状態で生まれてきます。そんな一人では生きられないヒトが周囲に支えられ成長していきます。そしてできることがひとつひとつ増え、その度に周りの大人を喜ばせ、今に至っています。
ではいつからでしょう、できないことばかりを気にし始めたのは。それは他人と比べて自分を評価する(他人軸)ことに慣れてしまったからではないでしょうか。(誰かより早くできた。誰かよりうまくできた。順位は○番。…。)
学校は同学年の集団ですが、4月生まれも3月生まれも同じ学年となります。3月生まれの子供が何もできない状態の時に、4月生まれの子供は既につかまり立ちもでき、一人で歩けようになっています。さすがにその時点で4月生まれと3月生まれを比較したりする人はいないと思いますが、中学生の今でも人と比べての評価ばかりを気にしていることはナンセンスです。
人と比べるということは、誰もが持っている心理状態ですが、それによって自分の可能性を閉ざしてしまうことは避けて欲しいことです。しかも比較するのは「結果」がほとんどです。成長には「個人差」がありますし、さらには家庭環境など自分ではどうしようもないこともあります。そのことで自分を否定していたら一歩も前に進むことはできません。
今回の課題を通して改めて気づいたことは、「結果」ではなく、「過程」(プロセス)に目を向けることの大切さです。3年生でも、国語の課題(200字帳)について深く考えてくれています。「課せられるか」、「自分で求めるか」、提出されたノートは同じに見えるかも知れませんが、そこに至るまでの心の動き(自律)がまるで違います。
「結果」はすぐには変えることはできませんが、「過程」は今すぐ変えることができます。
さあ、1日を振り返り、未来の自分のために今できること、させられるのではなく、自分の意思でやることをひとつずつ増やし、自分の可能性に気付いていきましょう。

5月10日は開校記念日

今年で大白書中学校は67年目を迎えます。これまでの卒業生は16,326人に上ります。
本校の歴史をひも解くと、昭和22年4月に太市地区は龍田地区とで太市村・龍田村組合立大津茂中学校、白鳥地区は余部村立余部中学校(のちに姫路市に合併、白鳥中学校と改称)、曽左地区は曽左村立書写中学校が設立されました。昭和33年4月に太市地区が姫路市に合併し、太市地区の生徒は白鳥中学校に通うことになり、大津茂中学校は閉校されます。
昭和34年4月に太市・白鳥・書写地区の中学校を統合し、「姫路市立大白書中学校」が誕生しました。開校時は12学級598人と記されています。昭和37年には小説家の阿部知二作詞、木下忠司作曲の校歌が完成。その後、昭和57年には40学級1,684人のマンモス校となり、昭和58年4月に書写中学校が分離され(668人が転出)、19学級810人となりました。その後も生徒数が増え900人を超える時代がありましたが、今年度は360人のスタートです。開校当時の校訓は「本来の面目」で、現在の校訓「自ら求めて道をきり拓く」は平成元年3月に改定され、今に至っています。

校長室に残るテーブル

余部中学校の焼印が入ったテーブル

イスに残された余部中の焼印

「余部中」の焼印

白鳥中の焼印が入ったイス

白鳥中学校の焼印が入ったイス

白鳥中の焼印

「白鳥中」の焼印

4月学校だより

校訓 自ら求めて道をきり拓く

教育目標 主体性を持ち、考え行動できる人づくり

令和7年度大白書中学校は、新1年生(69回生)113名を迎え、2年生130名、3年生117名、計360名のスタートです。
新年度のスタートにあたり皆さんに心がけて欲しいことが3つあります。
1つ目は、「夢」や「目標」を持つことです。皆さんには無限の可能性があります。「夢」は叶うから持つ、叶わないから持たないというものではありません。大切なことは、「夢」や「目標」を持ち、それに向かって努力する過程です。「どうせ無理」の言葉を口にせず、挑戦し続けましょう。
2つ目は、自分で考え行動することです。誰かの指示を待って行動するのではなく、これまでの学びを基に考え行動することを「習慣」にしましょう。まずは朝、人に起こしてもらうことから卒業し、自分で起床することを習慣づけてください。自律の第一歩です。
3つ目は、「人の役に立つ」ことを意識することです。「してもらう幸せ」から「与える(する)幸せ」を感じて欲しいと願っています。感謝の言葉「『ありがとう』を言うように、言われるように」を学校、家庭、地域で実践してください。

保護者の皆さんへ

経験泥棒

学校はみんなが「集う場」として存在しています。集えば一人ではおこらない関係性が生まれます。
その関係性は、生徒にとって望むべきものもありますが、時にそうでないものもあります。そのことで悩むこともありますが、それが「集う」ということです。親として悩むわが子を見ることは苦しいことですが、それを解決し乗り越える過程が「集いからの学び」です。解決するのは大人ではありません。この1年間、保護者と教職員が信頼関係で結ばれ、生徒の学びの機会や経験を奪うことなく、一緒に見守りながら育んでいけることを願っています。

お問い合わせ

姫路市立大白書中学校

住所: 〒671-2216 姫路市飾西652番地別ウィンドウで開く

電話番号: 079-266-0154

ファクス番号: 079-267-3984

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