学校だより（令和7年度　5月号）より

抜けるような青空、目に鮮やかな新緑、花が咲き乱れ、一年の中でも爽やかで過ごしやすい季節になってきました。初夏の心地よい頃合いの風を「薫風(くんぷう)」といい、「薫風」よりももう少し強さを増した爽快な風を「青嵐(せいらん)」といいます。初夏の香りとともに生命の息吹を感じさせる日本語の美しい表現ですね。

さて、新年度が始まったかと思えば、あっという間に約1カ月が過ぎ、5月に入りました。家庭でのお子さんの様子はいかがでしょうか。新学級・学年の雰囲気にも慣れ始め、楽しい毎日であればいいのですが、「がんばるぞ」と心に決めた年度当初の心意気もちょっとしたことでくじけたり、ゆるみが出始めるのも、この先の連休明けの時期です。周囲の大人の言葉かけと目配りを大切にしたいです。学校生活の中では、思い通りにいくことばかりではなく、苦労すること、失敗すること等さまざまな事柄がありますが（実はその経験が大事なのです。時にはこの方が自身の成長の糧になります）、自分自身の頑張りで、また、友だちやクラスみんなで、生徒みんなで協力し合って乗り越えながら素晴らしい大的中学校を築いていって欲しいと思います。