学校だより19

9月10日に4年生が点字教室を実施しました。姫路市で活動されている点訳グループ「ふれあい」より6名の方にお越しいただき、目の不自由な方の日常生活やさまざまな活動の様子を聞いたり、映像で見せていただいたりしました。また、グループの一人として活動されている全盲のAさんには、子どもたちからの質問を受けていただいたりしました。

その中でAさんが話されたことが心に残りました。

『点字ブロックや音響式信号が整備されているから大丈夫というわけではないのです。例えば盲導犬は色がわからないので、みんなが渡っていれば赤信号でも渡ってしまいます。また、点字ブロックの上にとめてある自転車を避けようとすると、元の道に戻れなくなるのです。そんな時には「今信号が赤ですよ」とか「私の肩につかまってください」という皆さんの声かけや協力が必要なのです。』

いくら設備(ハード)が整備されていても、大切なのは周囲の人間の心配り(ソフト)なんだなと強く感じました。