令和7年度学校だより「ぼうぜっこ」2学期

保護者の皆さん、地域の皆さん、坊勢小学校の海の子コンサートに多数参加いただきましてありがとうございました。子供たちは海の子コンサートに向け、一人ひとりが一生懸命に練習を重ねてきました。当日は参加してくださった皆さんに多くの温かい拍手をいただき、これまでに頑張ってきたことの成果を発表することができ、心に残る思い出となりました。保護者、地域の皆さんの温かい見守りと応援が子供たちに勇気を与え大きな励みともなりました。心より感謝申し上げます。「感動・協力・思い出　音を合わせ、すばらしい音楽会にしよう」というスローガンを掲げ、精いっぱいの頑張りを見せてくれた子供たち。学習を通して学んだこと・深めた友情を次につなげ、さらに成長してくれることを期待しています。今後とも子供たちの健やかな成長のため、教職員一同力を尽くしてまいりますので、引き続きご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

10月7日（火曜日）に中学校区群人権教育研究発表会（以降中人研）を本校で行いました。中人研では6年生と4年生で道徳科の公開授業を行いました。70名近くの先生方が来校され坊勢小学校の子どもたちの学習の様子を参観されました。子供たちは、たくさんの先生方が参観される中、堂々とした態度で学習に挑みました。子供たちは学習の中で、自分の意見をしっかりと持ち、自分なりの表現で発言していました。また、友達の意見に耳を傾け自分の考えと比べ発言することもできました。授業の中の教師の問い返しには悩み考え、思考を深めている様子がうかがえました。資料を通して、子供たちは主体的に考え、みんなの意見に耳を傾けるとともに課題解決に向けどうするべきかを自分事として考えようとする態度が見えました。授業後の学びの場（教師同士で人権教育について話し合う場）では「人権が尊重される環境づくりや技能的な側面からのアプローチを学びの手段とした授業づくり」など、「教師と児童の人権感覚を磨くことを教育活動の根底に位置付けることなどが重要である」など、子供を中心に据え教師がどう働きかけるかが話題としてあがりました。
子供たちにとっても私たち教師にとっても今回の研究発表会は大変実り多きものとなりました。ただ、中人研はゴールではありません、この機会をスタートと捉えて人権教育をさらに充実したものにできるよう児童及び教師の人権意識を高め、実践意欲を喚起するよう取り組んでまいります。

本校では、児童相互に磨き合い、高め合い、支え合う学級づくりを目指し、その一つに、「どの子の人権をも尊重し、どの子にもあるよさ(可能性)を引き出そう」という努力目標を挙げています。そこで、人権を守り、豊かな心のつながりをもつ学校生活を実現するためにさまざまな取組を行っています。オープンスクールでは、その一環として、人権に関する授業参観を全校一斉で行いました。

PTA，地域を対象とした人権啓発学習会を開催しました。学習会では「ケアリーバー」を課題に取り上げ、坊勢校区の「人権文化に満ちた社会の実現」をテーマに学習を行いました。人権教育の目的である人権尊重の精神の涵養のために、地域の幅広い年齢層の住民が参加し地域みんなの力で推進することがとても重要です。今後とも坊勢校区の住みよいまちづくりを地域、家庭、学校で築いていきましょう。

月に一度「じんけんの日」を設定し、自他の人権について考える機会を設けています。本校舎1階児童靴箱及び2階校長室前の掲示板に成果物を展示していますので、来校の際にはぜひご覧ください。

本校では、人権尊重の精神を徹底し、部落差別（同和問題）をはじめとするさまざまな人権問題の解決と人権文化の創造に向けて教育実践を積み重ねることで、教師としての人権意識を高め、子供たちに自立と共生の力を育む人権教育の充実を図っています。その教育実践を飾磨地区の小通学校を代表し発表します。研究発表会当日は坊勢小学校を代表して4年生と6年生が公開授業を行い飾磨地区の大勢の先生方に参加していただくことになっています。

本校では、10月6日（月曜日）から4週間、教育実習生を受け入れることになりました。実習生は、指導教員の下で児童とのふれあいや補助授業を通して教育について学びます。実習生が籍を置く学年は現在のところ未定ですが、全ての学年の児童とも触れ合ってほしいと考えています。保護者の皆さんにはご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

9月10日、4年生が書写山で林間学校を行いました。天気予報では雨と予想されていたため、予定通りに活動できるかどうか心配でしたが、児童が作ったてるてる坊主のおかげもあり雨も降らず曇り空の下、実施できました。林間学校は自然の豊かさや多くの古い建物に触れ豊かな心を育てるという目的があります。また、例年はタクシーで現地まで行っていましたが、今年度は社会体験もかねて路線バスを乗り継いで書写山に行きました。

長い夏休みも終わり今日から2学期がスタートしました。1学期の終業式で夏休みを楽しく充実したものにするために私は子ども達と3つの約束をしました。その3つの約束とは「挑戦をする」「お手伝いをする」「命を大切にする」です。中でも、3つ目の「命を大切にする」という約束ですが、今日、子ども達が元気に登校してくれたことで、安全に元気に夏休みを過ごせたことがよくわかります。保護者の皆さん、子ども達と安全に過ごしていただきいただきありがとうございます。さて、夏休み中、子ども達は規則正しく毎日を過ごせたでしょうか。夏休み、ゆったりとしたリズムで過ごしていた子は1学期の生活リズムに戻すのに時間がかかるかもしれません。生活リズムが整うことで、より健康な体を作ることができるとともに、免疫力アップにも繋がります。生活のリズムが乱れていたかなと思われる場合は、できるだけ早く生活リズムを整えられるよう子ども達の体調管理にご協力ください。

飾磨消防署、坊勢分署の職員の方が「いのちをまもる」をテーマに2年生児童に対して出前授業をしてくださいました。学習の中で坊勢島のAED設置場所マップを制作したいと消防署の方から提案があり、2年生の児童もマップの作製に協力させていただきました。消防局ホームページ中には児童の作品が掲載されています。右下のQRコードを読み取っていただくと消防局のホームページにつながります。もしもの時のために、ホームページ中のAEDマップをお持ちの携帯電話にダウンロードしていただくことで、救える命を救うことへの一助となるかと思います。

坊勢島で生まれ育った子ども達は家族だけではなく島の人々からとても大切にされ育ったため、とても素直で優しく純粋な子ばかりです。これまで授業などで子ども達に「一番大切なものは」との質問をする場面が度々あったのですが、どの学年においても「家族」が常に上位に入っています。子ども達は自分たちが大切にしてもらっていることを感じていることがアンケートの結果に現れています。 私は 特に高齢の方とお話をさせていただくたび「子供は坊勢の宝」ということをよく耳にします。 自分たちの家族だけではなく島の子ども達を自分の子どものように大切 にし、温かく見守 ってお られるのが よくわかります。

さて、9月15日（月曜日）は敬老の日 です。 皆さん、 敬老の日 がどんな日か知っていますか。敬老の人は年を重ねた方々に「ありがとう」の気持ちを伝える日です。なかなか普段は言えてないかもしれませんが、ぜひ「いつもありがとう 長生きしてね」の気持ちを言葉でもいいし、手紙でもいいので伝えてみてはどうでしょうか。

児童が安心安全に落ち着いて学習できる環境づくりとして学習机拡張アジャスター及び冷凍庫を購入しました。小学校では学習活動にタブレットを使用しています。タブレットを机上に置くと机の広範囲を使用することとなり、授業中に筆箱や教科書などが机から落ち集中して学習に取組めない事案が以前以上に発生するようになりました。そこで物が落ちるのを防止するために学習机拡張アジャスターを4年生以上の児童に机に取り付けました。今後は3年生以下の児童机にも取り付ける計画です。次に暑さ対策です。児童の中にはネッククーラーや冷感ネックタオルなどをして登校する児童が多く見られます。これらは熱中症の予防に効果がありますが、定期的に冷やさない限り効果を失います。実際には一番熱い時間帯の下校時にはその効果を失っています。そこで、冷凍庫を購入し登校後は冷凍庫で冷やし、下校時に使用できるようにしました。冷凍庫の使い方につきましては先日保護者の皆さんにスクリレでお知らせしたとおりです。