姫路市立 広峰小学校
HIROMINE ELEMENTARY SCHOOL
- 〒670-0881 姫路市峰南町2番1号 地図
 - 電話番号:079-281-3071
 
現在位置
姫路市立 広峰小学校
HIROMINE ELEMENTARY SCHOOL
朝、登校してきた子ども達を迎えるために集中下駄箱の前に立っていると、面白いことがたくさんあります。
「校長先生、給食室の前にザクロの実がなっているよ!」
「校長先生、きれいな声で鳴く鳥を見つけたよ!」
「校長先生、最近よく見かける蛾を、家から学校まで数えたら31匹もいたよ!」
「校長先生、青虫が玄関前の花壇の葉っぱを食べていたよ!」
等々、自分達が発見したことを一生懸命に教えてくれるのです。お恥ずかしい話なのですが、私は、給食室前や玄関前の辺りはよく通っているのですが、ザクロやきれいに鳴く鳥、最近よく見かける蛾、青虫には気付きませんでした。
「みる」という漢字には、「見る」「観る」「視る」「診る」「看る」があります。新しい発見ができる子には、ただ「見る」ではなく、細部まで注意深くみることができる「観る」「視る」力が身に付いているのだと思います。また、「きく」という漢字には、「聞く」「聴く」があります。「聞」の漢字には耳しかありませんが、「聴」の漢字を分解すると目と耳と心があります。新しい発見ができる子には、ただ「聞く」のではなく、目と耳と心を使って「聴く」力が身に付いているのだと思います。
子ども達はすばらしい感性をもっています。もしかしたら、「観る・視る」目と「聴く」耳を持たなければならないのは、私達大人なのかもしれません。私達大人が、子ども達の発見やつぶやきを逃さずキャッチし、広げたり伸ばしたりしてやることが大切なのだと思います。
先日、ノーベル賞を受賞した坂口志文氏は『自分で興味のあることを大切にすると、新しいものが見えてくる。ずっと続けると気が付いたら面白い境地に達する。』と言われています。また、同じくノーベル賞を受賞した北川進氏は『役に立たないように見えるものこそ有益』という荘子の「無用の用」を大切にされてきたそうです。
普段の何気ない子ども達とのやり取りを大切にし、そこに子ども達の可能性を見出せる学校づくりをめざしていきたいと思います。
10月28日(火曜日)に校内音楽会を行いました。どの学年も、聴きごたえのある素晴らしい歌と演奏でした!いよいよ明後日は音楽会です。各ご家庭でお子さんへの最後の励ましをお願いします。
クラスの色の胸リボンを付けて入場します。「ハッピ―ソング」は振付も取り入れ、明るく元気に歌えていました。「おどるポンポコリン」は、テンポの良い曲で、幼稚園や1年生の子達がリコーダー奏に合わせて歌っていました。初めてのリコーダー演奏、本当によく頑張りました。「ツバメ」は、これまで環境学習に取り組んだ集大成として心を込めて演奏していました。
叶えたい夢を描いた自作の四次元ポケットを付けて入場します。「手のひらをたいように」は、体を揺らしながら、明るく元気に歌う姿がとてもよかったです。「風になりたい」は、これまで頑張った鍵盤ハーモニカを真剣な眼差しで演奏していました。「夢をかなえてドラえもん」は、しっかり楽器の音が出せていて全体的に音がよくそろっていました。楽しく演奏する表情がよかったです。
学年カラーの緑色のリコーダーストラップを付けて入場します。「未来見つめて」は、未来への希望をのせた明るい曲で、高音と低音がよく調和していて、聴きごたえがありました。「少年時代」は、リコーダーを持つ手元を見ず、指揮者をよく見て演奏していたので、全員の音がよくそろっていました。「アフリカン・シンフォニー」は、打楽器の演奏から始まり、どんどん盛り上げていく演奏が、野生動物たちがジャングルを駆け抜けるような、とても迫力のある演奏でした。
名探偵コナンにちなんで、蝶ネクタイを付けて入場します。「山のポルカ」は、鍵盤ハーモニカの音がしっかり出せていて、よくそろっていたので上手でした。「あおいそらにえをかこう」は、リズムにのって楽しく歌えていて、途中の元気のよいかけ声が2年生らしくてよかったです。「名探偵コナン」は、子ども達がよく知っている曲で、多くの子がリズムにのっていました。楽器の音がよくそろっていて上手に演奏できました。
天空の城ラピュタに登場する飛行石を自作してペンダントにしたものを付けて入場します。リコーダー奏「もののけ姫」は、難しい高い音もきれいな音色で演奏できていて、曲の神秘的な感じがよく表現できていました。「いつも何度でも」では、高い音程も澄んだ声で歌おうと頑張ってできていました。「君をのせて」は、全員のハミングから始まり、雄大な曲のイメージを上手に表現できていました。
黒の蝶ネクタイを付けて入場します。リコーダー奏「美女と野獣」は、高い音もきれいに出せていて、高音と低音がきれいに調和していました。合唱「空は今」は、卒業式にもピッタリな曲で、子ども達の歌声や表情に全員の気持ちがこもっていて、とても感動的でした。合奏「SINGSINGSING」は、軽快なリズムと迫力のあるサウンドで、途中に会場全体で手拍子も起こり、大盛り上がりでした。
歌や演奏以外でも、音楽会を盛り上げるためにはどうしたらいいか、子ども達が自分で考え、実行しています。音楽会の主役は子ども達です。子ども達一人一人が達成感や感動を味わえるよう取り組んでいきます。