令和7年12月　学校だより

深まりゆく秋から冬へと季節が移り変わる中、子どもたちの温かい笑顔が学校に満ちています。長かった2学期もいよいよまとめの月となりました。
それぞれの学年の校外学習、自然学校、修学旅行、そして音楽会と、大きな行事を立派にやり遂げた子どもたちの姿に、胸が熱くなりました。 共に学び、助け合い、成長し合った経験は、何にも代えがたい宝物です。
寒さに負けず、この温かい心を大切に、締めくくりを迎えたいと思います。 どうぞ、ご家庭でも温かい言葉がけをお願いします。

小学校生活の中でも上位を争う楽しい思い出になる修学旅行。
当日は快適な気候で楽しさも倍増。1泊2日、早朝から次の日の夕方まであっという間でした。歴史で学んだこと、自分達で調べたことを思い出しながら法隆寺、東大寺、平等院鳳凰堂、2日目は清水寺、二条城、鹿苑寺金閣、映画村へ。
この日は本当に運が良く法隆寺はほとんど並ぶことなく見学ができ、大仏の穴くぐりに至っては待ち時間ゼロという幸運。また、鹿せんべいは混雑する奈良公園を避けて鐘楼周辺でとほりっ子貸切状態。大きな鹿に驚きつつも子ども達は歓声を上げながら鹿せんべいを食べさせました。ただし、マダニ感染防止のため触らずに。夕陽に映える平等院鳳凰堂は一際美しい姿でした。そして、ホテル飯田に到着、かなり子ども達の中ではホテルが楽しみなようでした。特に夕食は絶品、ほぼ完食お見事でした。
特筆すべきは、夕方の散策での一コマ。日が沈みつつある中、東本願寺の壮大な門の前で噴水を背に、とほりっ子の美しい合唱が披露されたことです。音楽会で歌う「君をのせて」の美しい歌声に多くの観光客の拍手を浴びるシーンは幻想的でもありました。
2日間の旅の終わりに、バスの運転手さん、ガイドさん、添乗員さんから「こんないい学校は他にはないです。」という最上級のお褒めの言葉をいただきました。礼儀正しくて楽しむときと静かに襟を正すときのけじめのついた態度はさすがとほりっ子だと嬉しく思いました。保護者の皆さん、送迎やお弁当作りありがとうございました。

生活単元学習として、コープ砥堀店とカロひめパークに行きました。異学年でペアになり班に分かれてきちんと並び、道中交通ルールをきちんと守って歩きました。
買い物学習として限られた予算内で必要な物を選び、レジで精算してもらいました。笑顔で欲しい物を選びながらも値段を確認する姿はとても微笑ましく、頼もしかったです。全員買い物を終えた後は、カロひめパークで思い切り体を動かし汗びっしょりになって仲良く楽しみました。礼儀正しくあいさつもできており、さすがとほりっ子だなあと嬉しく思いました。

年々レベルアップしています。今年の音楽会も素晴らしかったです。
スローガンのとおり、どの子もまさにスターでした。とほりっ子は、「音を楽しむ」まさに音楽を全身で表現していました。この日までのことを思い起こすと胸が熱くなります。というのも、昨年同様音楽担当の教員を中心に各教室でも本気で練習に取り組む姿を見ていたからです。それは「やらされている練習」ではなく「もっともっとやりたい練習」だと感じました。特に6年生は教員がリズムを考えたのではなく、子ども達が自分達でノリノリの心弾むリズムを考え演奏したそうです。
心底、すごいなと思いました。こつこつと練習をしたからこその上達、そして聴く人に感動を与える大成功の演奏が披露できたのですね。PTAの役員の皆さん、お力添えありがとうございました。保護者様、ご来賓の皆さん、地域の皆さんにも温かい拍手とお褒めの言葉をたくさんいただきました。大変励みになりました。本当にありがとうございました。

姫路東消防署から4名の消防士さんが化学車とタンク車を兼ね備えた最新式の消防車で来てくださいました。
子ども達は車内に順番に乗せてもらったり、重いスプレッターという機材を持たせてもらったりして興味津々。 消防士さん達は笑顔で優しく質問に答えてくださり子ども達は夢中になってメモを取っていました。心に残ったのは、子どもが「火事を防ぐにはどうすればよいか」という質問に「整理整頓をして延焼を防ぐことが大事」という言葉でした。また、火事の現場はいつも命の危険 を感じているというお話を子ども達もかみしめていました。

11月下旬よりインフルエンザや発熱等で欠席者が急に増えることでやむを得ず学級閉鎖や学年閉鎖とするケースがありました。保護者の皆さんにはご心配ご迷惑をおかけしますがその際、スクリレ配信で連絡をしますのでどうかしばらくの間、スクリレ確認をふだんよりまめにしていただきますようによろしくお願いします。