学校だより30

11月28日に不審者対応訓練を行いました。警察等関係機関との連携や不審者への実際の対応法など職員向けの訓練は夏に行っており、今回は授業中を想定した子どもたちの動き方の訓練です。不審者の侵入が確認された場合、子どもたちは教室内に避難し、職員がドアを施錠します。その後ドア前に室内から机やいすを使ってバリケードを築き、不審者の侵入を防ぎます。

ここまでの動きを実際に体験しました。子どもたちは慌てることなく、迅速にバリケードを築き、教室の中央に集合しました。感心したのは、一連の動きを静かに、整然と行うことができたことです。机やいすでバリケードを作るとなると、さぞかし混乱するのだろうなと心配していましたが、教室中央に集合した際には、室内に人がいるのかわからないほど静かでした。非常時に冷静に行動できることは自分の命を守ることに直結します。それが500人近い全校生の安全につながるのです。

その後のテレビ放送で、担当から防犯とあいさつの関係についての話がありました。あいさつは人と人とのつながりを強め、防犯の力を高める方法のひとつです。また、あいさつを通じて地域の人と顔見知りになっておくことで、子どもたちが困ったときに助けを求めやすくなるという利点もあります。あいさつは防犯と密接に関係しているということですね。