令和7年度 学校だより12月号

2学期も残すところ1週間あまりとなりましたが、振り返ればあっという間に4か月過ぎていった気がします。体育大会、文化発表会、わくわくオーケストラ教室、大阪校外学習、ときめきセミナー、いじめ防止人権学習会など、さまざまな行事や体験がありました。その中で、生徒たちの成長をたくさん感じることができたことをとても嬉しく思います。いよいよ、12月15日（月曜日）から三者懇談会が始まります。3年生にとっては、進路決定に向けた準備が本格的に始まることになります。自分の進路先の決定時期が近づくにつれて、不安や焦りを感じる人もいると思いますが、「目の前のことをていねいにやることで必ず道は開けてくる」ということを信じて、地道な努力を続けてほしいと思います。1年生・2年生は、今の自分自身の生活や学習に向かう姿勢を振り返り、3学期の新たなスタートにつなげてほしいと思います。

「違っているからおもしろい 異文化からのメッセージ 」と題してご講演いただきました。講師の先生からは、西ドイツ（現在のドイツ）やグアテマラの日本人学校で過ごしたご経験から私たちの知らない異国の文化や長く受け継がれている大切な伝統や考え方、そこに息づく人々の生活などたくさんのお話を聞かせていただきました。その中で、異なる文化や人を理解することの大切さ、認め合うことの尊さをお話しいただきました。生徒たちからは、「国によって考え方が違うことや、日本の常識とは全く違うことがたくさんあると知って、面白かった」「他の国についても自分で興味をもって調べてみたい」「違うからこその楽しさなどを知ることができた」「私も外国に行って、たくさんの視点やルール、価値観を知りたい」「国の違いはたくさんあって、みんな違ってみんなよく、お互いの文化を尊重していけたらいいなと思った」「人とのコミュニケーションや挨拶を大切にできる人にもなりたい」「先生の話を聞いて、異文化理解にもっと興味を持ったし、違いを認め合うことは大切で素晴らしいと思った」「相手のことも自分のことも尊重できる生徒になりたい」など、多くの感想が寄せられました。

11月から12月の間の計5回、のべ300名近い生徒が「きれいにし隊」に参加し、校内の清掃活動に取り組んでいました。「きれいにし隊」の清掃活動は、「日常生活から自分たちの学校と意識できると、よりよい学校生活を送ることができる」という生徒会本部役員の呼びかけに多くの生徒が賛同し、始まった取り組みです。参加した生徒からは、「朝から掃除をすることで心も体もすっきりして気持ちがいい」という声が聞こえてきました。生徒たちの学校を大切に思う気持ちがとても嬉しく感じました。