姫路市立 網干小学校
ABOSHI ELEMENTARY SCHOOL
- 〒671-1234 姫路市網干区新在家897番地1 地図
- 電話番号:079-274-0401
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姫路市立 網干小学校
ABOSHI ELEMENTARY SCHOOL
長い夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました。まだまだ暑い日が続くので熱中症の心配はなくなりませんが、子ども達が始業式から元気な姿を見せてくれたことを嬉しく思います。ただ、お子様の中には学校に通う日の生活リズムが崩れていることもあります。これからの2週間程はご家庭でもお子様の生活リズムを整えてあげてください。2学期も音楽会やオープンスクール等、保護者の皆さんに学校の様子をお知らせできる行事があります。そして、学年毎に出前授業や校外授業も計画しています。詳しくは月始めの学年通信等で紹介します。また、9月から11月の月末に1回ずつ教育相談日を設けていますので、お子様について相談したいことがあれば担任とお話しください。もし急な相談が出来た場合は学校に連絡していただいても構いません。これからも学校とご家庭が連携しながらお子様を育てていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
6月の「かけはし」では現在の学校教育では以下のような取組を行っていると紹介しました。
『姫路市では探求的な学びを通して新たな課題を見つけ、引き続き興味関心を持って調べ、新たな成果や課題を持つことや、自分以外が導き出した成果や課題に耳を傾け、多様な考え方を身に付けることを目標としています。そのため学校教育活動は、子どもたちの興味を持ってもらえるような教材の開発、授業力の改善、ICT機器の活用等、さまざまな工夫がされるようになり、子どもたちへの教育的配慮をとても大事にしています。』
小中学校ではひと昔前では考えられなかった教育活動を行うようになってきましたが、これで子どもたちは「学ぶ習慣」が身に付くのでしょうか。将来、予測困難な時代(VUCAの時代)を乗り切ることができるのでしょうか。何か足りないものを忘れているのでは…。夏休みに入ってそのようなことを考えていたある日、変な夢を見ました。中学校勤務の卓球部顧問をしていた頃のような夢で、私よりも7歳ほど若いもう一人の顧問がミーティングで生徒に熱心にアドバイスをしているのを間近で見ている光景でした。若い彼は熱心にアドバイスをしていましたが、生徒の目線は彼の方を見ていません。下を向いたり隣の生徒とおしゃべりしたりしています。せっかく良い話をしているのに…と思ったときに目が覚めました。実際の彼のアドバイスはとても的確で、素直に聞けばとても役に立っていました。現に彼と顧問を8年間一緒にしましたが、そのうち6年間は中播地区大会団体戦ではベスト3までに入って県大会に出場しました。そんな彼がアドバイスをしているのに生徒は聞かない夢を見たのです。この夢の中に私が考える「何か足りないもの」がはっきりとしました。それは学ぶ立場の子どもたちの姿勢です。たとえ素晴らしい取組が考えられても、取り組む本人の姿勢次第で結果は変わってしまうということです。つまり子どもたち自身がやるべきことに真剣に取り組む姿勢が一番必要なのではないかと考えました。小学校の教育活動には教科、道徳、外国語、総合的な学習、特別活動等、さまざまな活動があります。もちろん教師はさまざまな活動を子どもたちが真剣に取り組むために準備をします。でも子どもたちはいつでも真剣に取り組めない面があります。そこで大人の出番になります。教師は子どもたちに寄り添いながらもその気にさせる必要がありますし、保護者は学校での教育活動の大切さをお子様に伝える必要があります。昔の「先生の言うことを聞いとき!」に代わる一言が必要かもしれません。もちろん配慮が必要な子への教育的配慮をしっかりと行うことはもちろん大事ですが、段々と配慮が少なくなっていくようにしていく必要があります。すべての教育活動に全児童が真剣に取り組めるようになることが理想ですが、まずは教師が発言するときに子どもたちは教師の目を見る習慣を身に付けることから始めたらどうでしょうか。教師も保護者の皆さんも子どもたちのために粘り強く取り組んでいきましょう。
私が網干小学校に赴任して3回目の終戦記念日を迎えることになりました。今年は戦後81年です。太平洋戦争を経験された方の平均年齢は86歳を超え、元兵士の平均年齢は100歳を超えているそうです。そのような中で、今年もマスメディアではあの日を忘れないために多くの特集を組んでいます。私も今年は網干小学校校長室に残っている資料の中に、戦争のことをどう思っていたかを書き残したものを探してみましたが、見つけることはできませんでした。でも、戦時中の様子を知らせるものは百年史(百周年記念の刊行誌)の中に見つけました。昭和17年に卒業した方は、『…同じ学びの庭に育った多くの同窓生のうち、暗い日本の運命と共に、もっとも酷薄な戦いの場で青春を散らせた多くの先輩達のいることを…』と記し、昭和21年度卒業の方は、『…姫路や相生が空襲に遭い、この次はいよいよ網干や。ダイセルや芝浦があるからなと噂している大人たち…』と戦時中の様子を振り返る文章が残っています。また、当時は戦局の悪化に伴って運動場の半分以上が芋畑になり、食糧事情の悪化に備えたようです。当時の写真も残っています。

薙刀訓練

中隊訓練
この2つの写真はいずれも網干小学校運動場での写真で、実際に戦時中にあった光景です。戦時中に強制的には戦地に派遣されることのない子どもたちが授業中に軍事訓練を受けることは、子どもも含めた国民すべてに戦争で戦えという恐ろしい考え方があったからでしょう。しかも、それが間違っていると言えないのが戦争なのです。網干小学校は幸運にも戦火を逃れたため、網干小学校にある卒業者名簿も明治時代から残っています。卒業アルバムもたくさん残っています。しかしながら卒業生の中には出兵で命を落とされたり、児童の中には少年航空兵として招集されたりした子もいたようです。太平洋戦争は網干の人たちも含めて多くの日本人が身近な人を失っています。戦争経験者は年老いてもはっきりと戦争には反対だと意志表示します。では私を含めて戦争経験がない人はどうでしょうか。マスメディアでは現在も世界で起こっている戦争を中立の立場で伝えていますので、耳に入る情報はどちらの国にも言い分があるような話ばかりです。でも理由はともあれ「戦争はあかん」とはっきり言える大人でありたいと思っています。皆さんはどうでしょうか。
姫路市立網干小学校
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