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センターの概要

  • 更新日:
  • ID:7755

ごあいさつ

今日の私たちの生活は、祖先の人々が行った日々の営み、その積み上げの延長上に成り立っています。姫路市内には、約1200箇所の遺跡が知られ、古くは数万年前の旧石器時代から新しくは江戸時代までの長い期間にわたっており、日本初の登録となった世界遺産姫路城をはじめ、兵庫県第2位の規模を誇る国指定史跡壇場山古墳や播磨国分寺跡などがその代表的なものです。
姫路市は、播磨の中核都市として発展をとげてきましたが、それに伴って開発による遺跡の発掘調査も多数行われ、膨大な考古資料が蓄積されてきました。しかしながら、遺跡や遺物は自ら言葉を発しない「沈黙資料」であり、その声を聞くには地道な整理・分析作業が必要となります。
ここに、これら歴史遺産である埋蔵文化財を整理・調査・研究、展示・公開し、収蔵するための拠点施設として、姫路市埋蔵文化財センターを整備いたしました。センターは、金垂飾付耳飾や初期須恵器など渡来系遺物を良好に残した宮山古墳に北接し、自然豊かな環境とも相まって、歴史を学ぶ場として相応しい環境となっています。
今後は、さまざまな埋蔵文化財に関する情報発信・収集の拠点施設として、また、生涯学習の場として、大いに活用されるよう活動してまいります。どうぞご期待ください。
平成17年(2015年)11月12日

センターの概要

  • 所在地
    兵庫県姫路市四郷町坂元414番地1
  • 敷地面積
    8,951平方メートル
  • 構造
    鉄筋コンクリート造 二階建て
  • 建物面積
    2,864平方メートル
  • 延床面積
    5,360平方メートル

館内案内

一階平面図

一階平面図の図

水洗室

出土品は泥だらけです。ここで丁寧に土を落として綺麗にします。

水洗室の写真

金属器保存処理室

出土した金属製品の状態を検査・分析して、保存のために処理を行う「金属器の病院」です。

金属器保存処理室の写真

木器保存処理室

出土した木製品は脆弱です。ここで調査・分析して保存のための処理をする「木器の病院」です。

木器保存処理室の写真

一般収蔵庫

主に出土した土器を収蔵します。膨大な量を収蔵しています。廊下から中を見ることができます。

一般収蔵庫の写真

エントランスホール

センターの導入部分で、インフォメーションコーナーです。

エントランスホールの写真

事務室

センターの受付と管理を行います。

事務室の写真

会議室

センターのさまざまな活動を職員が協議して決めます。

会議室の写真

応接室

センターの応接室です。

応接室の写真

展示室

市内の遺跡の発掘調査で出土した遺物等を展示するところです。

展示室の写真

二階平面図

二階平面図の図

特別収蔵庫(木器)

重要な出土品で、温・湿度の変化に敏感な木器を保管します。入口には前室を設け、出入りをする場合にも室外環境からの悪影響を受けないように設計されています。

特別収蔵庫(木器)の写真

特別収蔵庫(金属器)

重要な出土品の中で、温・湿度に敏感な金属器を保管します。入口には前室を設け、出入りをする場合にも室外環境からの悪影響を受けないように設計されています。

特別収蔵庫(金属器)の写真

記録保管庫

発掘調査で撮影した記録写真・フィルムの保管庫です。

記録保管庫の写真

図面保管庫

発掘調査や遺物整理などで作成した図面を保管します。

図面保管庫の写真

一般収蔵庫

出土した土器などを収蔵します。移動式ラックで効率的に保管します。

一般収蔵庫の写真

写場

出土品の整理・保存処理の前や過程、完了後の「晴れ姿」を撮影します。もちろん資料化するためです。

写場の写真

体験学習室

屋内体験学習室として使用します。研修室と体験学習室の間のパーテーションをはずして、研究会や講演会を開催することもできます。

体験学習室の写真

研修室

研究会や講演会を開催します。パーテーションで仕切りを入れて一部を屋内体験学習室としても使用します。

研修室の写真

遺物整理室

出土した土器などを分類して復元作業を行います。

遺物整理室の写真

調査研究室

埋蔵文化財センターの中枢部で、専門的調査研究を行います。

調査研究室の写真

書庫

全国各地で行われた発掘調査の報告書や考古学の専門書など貴重な資料を保管します。

書庫の写真