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現在位置

姫路市立灘中学校

NADA JUNIOR HIGH SCHOOL

  • 〒672-8011 姫路市白浜町神田一丁目33番地 地図
  • 電話番号:079-245-0226

姫路市立灘中学校いじめ防止基本方針

  • 更新日:
  • ID:3623

学校の方針

本校は、校訓「明朗」「溌剌」「剛健」の精神を基にし、「未来を拓く人間力に満ちた生徒の育成」を教育目標に掲げている。地域社会と連携協力しつつ、自らの夢や志の実現に向け努力を重ね、自己の可能性を切り拓くことのできる生徒を育成することを目標としている。全校生徒が安心して学校生活を送り、充実した教育活動に取り組めるよう、教職員が生徒とともに、いじめを抑止し人権を守る土壌を育み、いじめを許さない学校づくりを推進する。

そのために日常の指導体制を定め、いじめの未然防止を図りながら、いじめの早期発見に取り組むとともに、いじめを認知した場合は適切かつ迅速に解決するために、「いじめ防止対策推進法」「姫路市いじめ防止基本方針」を踏まえ「学校いじめ防止基本方針」を定める。

基本的考え方

本校は、生徒が1000人近く在籍する大規模校である。姫路市の南東部に位置しており、臨海部には伝統産業の製鎖工場をはじめ近年では電気、ガス、電気メーカーなど大企業の進出が続いている。北部は農業が盛んであったが近年の宅地開発で人口増加が顕著であり大きく様変わりしてきている。

「灘のけんか祭り」で有名な校区の気質を反映して、活発で元気な生徒が多く、体育大会・文化発表会などの行事は大変盛り上がり、団結した様子がクラス、学年でみられる。生徒会活動の一環として「ボランティア活動」にも積極的に参加する生徒も多く、学校をより良くしていこうと活動に取り組んでいる。部活動も盛んで、県大会、近畿大会、全国大会に進出するクラブも多く学校生活でもリーダーとなり活躍している生徒も多い。

地域の方々は協力的で「校区の学校」「校区の生徒」との意識が強く、さまざまな場面で学校を支えてもらっており地域と学校が手を携えてより良い学校を目指している。

「いじめ」とは、法第2条に「生徒に対して、当該生徒が在籍する学校に在籍している等当該生徒と一定の人的関係のある他の生徒が行う心理的又は物理的な影響力を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む)であって、当該行為の対象となった生徒が心身の苦痛を感じているもの」と定義されている。

個々の行為がいじめに当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた生徒の立場に立って行うものとする。

「いじめは、どの子どもにも、どの学級にも学校にも起こり得る」「いじめは人権侵害であり、人として許される行為ではない」等の「姫路市いじめ防止基本方針」の「いじめの理解」について、すべての教職員が認識し、好ましい人間関係を築き、豊かな心を育てる「いじめを生まない土壌づくり」に取り組むために、以下の指導体制を構築し、いじめの防止等を包括的に推進する。

いじめ防止等の指導体制・組織的対応等

日常の指導体制

いじめの防止等に関する措置を実効的に行うため、管理職を含む複数の教職員、心理等に関する専門的な知識を有するその他の関係者により構成される日常の教育相談体制、生徒指導体制など校内組織及び連携する関係機関を別に定める。また、いじめ早期発見のために少なくとも学期に1回のアンケートを実施し組織的な対応を行うため学校全体で情報共有を行い、早期対応に努める。(別紙1 校内指導体制及び関係機関)

また、いじめは教職員や大人が気づきにくいところで行われ、潜在化しやすいことを認識し、教職員が生徒の小さな変化を敏感に察知し、いじめを見逃さず、早期発見のためのチェックリストを別に定める。(別紙2 早期発見のためのチェックリスト)

未然防止及び早期発見のための指導計画

いじめの防止の観点から、学校教育活動全体を通じて、いじめ防止に資する多様な取り組みのあり方、いじめへの対応に係る教職員の資質能力向上を図る校内研修など、年間の指導計画を別に定める。(別紙3 年間指導計画)

いじめを認知した際の組織的対応

いじめの疑いに関する情報を把握した場合やいじめを認知した場合は、情報の収集と記録、情報の共有、いじめの事実確認を行い、迅速にいじめ解決に向けた組織的対応を別に定める。(別紙4 緊急時の組織的対応)

重大事態への対応

重大事態とは

重大事態とは、「いじめにより生徒の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」で、いじめを受ける生徒の状況で判断する。本校の場合、たとえば、身体に重大な傷害を負った場合、金品等に重大な被害を被った場合などのケースが想定される。

また、「いじめにより生徒が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがある場合と認めるとき」であるが、「相当の期間」については、不登校の定義を踏まえ、年間30日を目安とする。ただし、生徒が一定期間、連続して欠席しているよう場合には、事案により学校が判断する。

また、生徒や保護者からいじめられて重大事態に至ったという申し立てがあったときは、校長が判断し、適切に対応する。

重大事態への対応

校長が重大事態と判断した場合、直ちに、教育委員会に報告するとともに、校長がリーダーシップを発揮し、学校が主体となって、いじめ対応チームを組織し、専門的知識及び経験を有する外部の専門家である関係機関(警察、少年サポートセンター、学校サポート・スクラムチーム、学校評議員など)と連携し、事態解決にあたる。暴力や恐喝など犯罪性が認められる場合は、警察等の関係機関とも連携を図る。必要に応じて学年および学校すべての保護者を対象に、当事者の同意を得た上で説明文書の配布や緊急保護者会を実施する。

なお、事案によっては、市教育委員会が設置する重大事態調査のために組織に協力し、事態の解決に向けて対応する。

その他の事項

  • いじめの積極的な認知のため些細なけんかやふざけあいであっても、生徒の感じる被害性に着目し、じっくりと事実確認を行い、いじめに該当するか否か判断するよう努める。
  • いじめを行う生徒へは、相手の苦しみや痛みに思いを寄せる指導を十分に行い、「いじめは、決して許されない行為である」という厳しい指導を行うとともに保護者と連携し人間的成長につながるよう働きかけていきたい。
  • 場合によってはいじめを行った生徒といじめを受けた生徒の関係修復の場を設定する。また、いじめに直接加担していなくても周囲ではやしたてるなど同調していた生徒に対しては、それらの行為がいじめをエスカレートさせる行為であることを理解させる。
  • 傍観者と言われるいじめの事実は知っているが周囲で見ている生徒には、自分の問題として捉えさせ、いじめを止めることはできなくても、誰かに知らせる勇気を持つよう指導していく。
  • インターネット・スマホ・タブレットなどの爆発的な普及を受け、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を介してのネットトラブルも散見され、さらなる情報モラル教育の充実と生徒及び保護者への使用方法、家庭での約束事の設定など啓発に努めたい。
  • いじめの解消については、単に謝罪をもって安易に解消とせず、次の2つの要件を満たすことを確認する。心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む)が止んでいる状態が少なくとも3か月は継続していること。いじめを受けた生徒がいじめの行為により心身の苦痛を感じていないことが、本人及びその保護者への面談等により確認されていること。
  • 誰からも信頼される学校を目指している本校は、生徒のプライバシーに配慮しながらこれまでも情報発信に努めてきた。いじめ防止等についても、地域とともに取り組む必要があるため、策定した学校の基本方針については、学校のホームページなどで公開するとともに、学校評議員会やPTA総会をはじめ、愛護育成員会、町別懇談会、三者懇談会、家庭訪問などあらゆる機会を利用して保護者や地域に情報発信に努める。
  • いじめ問題への組織的な取り組みを推進するため、その中核となる「いじめ対応チーム」を設置し、そのチームを起点として教職員全員で共通理解を図り、学校全体で総合的ないじめ対策を行うことが重要と考える。また組織が有効に機能しているか等について、学校評価等において目標を定め定期的に点検・評価し、さらに必要に応じて改善を行い、生徒の状況や地域の実態に応じた取り組みを展開していく。
  • いじめ防止等に実効性の高い取り組みを実施するため、学校の基本方針が実情に即して効果的に機能しているかについて、「いじめ対応チーム」を中心に点検し、必要に応じて見直す。学校の基本方針の見直しに際し、学校全体でいじめ防止等に取り組む観点から生徒の意見を取り入れるなど、いじめ防止等について生徒の主体的かつ積極的な参加が確保できるよう留意する。また、地域を巻き込んだ学校基本方針になるように、保護者等地域からの意見を積極的に聴取するように留意する。

別紙1、別紙3、別紙4

別紙2 早期発見のためのチェックリスト

いじめが起こりやすい・起こっている集団

  • 朝いつも誰かの机が曲がっている
  • 教職員がいないと掃除がきちんとできない
  • 掲示物が破れていたり落書きがあったりする
  • グループ分けをすると特定な子どもが残る
  • 特定の子どもに気を遣っている雰囲気がある
  • 些細なことで冷やかしたりするグループがある
  • 学級やグループの中で絶えず周りの顔色をうかがう子どもがいる
  • 自分たちのグループだけまとまり、他を寄せ付けない雰囲気がある

いじめられている生徒

日常の行動・表情の様子

  • わざとらしくはしゃいでいる
  • おどおど、にやにや、にたにたしている
  • 下を向いて視線を合わせようとしない
  • 顔色が悪く、元気がない
  • 早退や一人で下校することが増える
  • 遅刻・欠席が多くなる
  • 腹痛などの体調不良を訴えて保健室に行きたがる
  • ときどき涙ぐんでいる
  • いつもみんなの行動を気にして、見立たないようにしている
  • 友だちに悪口を言われても言い返さなかったり、愛想笑いをしたりしている

授業中・休み時間

  • 発言すると友だちから冷やかされる
  • 一人でいることが多い
  • 班編成の時に孤立しがちである
  • 教室へいつも遅れて入ってくる
  • 学習意欲が減退し、忘れ物が増える
  • 教職員の近くにいたがる
  • 遊びだと友人とふざけているが、表情がさえない
  • 決められた座席と違う席に座っている

昼食時

  • 好きな物を他の子どもにあげる
  • 他の生徒の机から机を少し離している
  • 食事の量が減ったり、食べなかったりする
  • 食べ物にいたずらされる
  • 教室で一人離れて食べている
  • 昼食時になると教室から出ていく

清掃時

  • いつも雑巾がけやごみ捨ての当番になっている
  • 一人で離れて掃除をしている

その他

  • トイレなどに個人を中傷する落書きが書かれる
  • 持ち物や机などの落書きされる
  • 持ち物壊されたり、隠されたりする
  • 理由もなく成績が突然下がる
  • 部活動を休むことが多くなり、やめると言い出す
  • 服や靴に跡がついている
  • けがの状況が本人ということと一致しない
  • 手や足にすり傷やあざがある
  • 必要以上のお金を持ち、友だちにおごるなどする
  • SNSトラブルで名前が出てくる

いじめている生徒

  • 多くのストレスを抱えている
  • 家や学校で悪者扱いされていると思っている
  • あからさまに、教職員の機嫌を取る
  • 特定の生徒にのみ強い仲間意識をもつ
  • 教職員によって態度を変える
  • 教職員の指導を素直に受け取れない
  • グループで行動し、他の生徒に指示を出す
  • 他の生徒に対する威嚇する表情をする
  • 活発に活動するが他の生徒にきつい言葉を使う
  • 発言の中に差別意識が見られる
  • 教師が近づくと、集団が黙り込む
  • 教師が近づくと、集団が分散する

お問い合わせ

姫路市立灘中学校

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