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姫路市立前之庄小学校

MAENOSHO ELEMENTARY SCHOOL

6年総合「紙漉き体験」

  • 更新日:
  • ID:18864

佐野邸の障子紙を自分たちの手で!

6年生が総合的な学習の時間に、姫路市文化財課の協力を得て、姫路市指定重要文化財「佐野邸」の障子張りに取り組んでいます。

「佐野邸」の障子にはるための「和紙」をつくるため、「紙漉き体験」に挑戦しました。

佐用町より「皆田(かいた)和紙保存会」の皆さんに来校いただき、昔ながらの手法で「紙漉き」をさせていただきました。

「皆田和紙」は室町時代の興福寺(こうふくじ)で使用されたという古い歴史があります。

現在においても木製の「漉き船」や「すきとり台」を使った「手漉き和紙」の手法を、保存会の皆さまが受け継ぎ守っておられます。

あいさつをする6年生
開会あいさつの進行をする教頭先生
姫路市文化財課のあいさつ

3つのグループに分かれて、「大判の和紙」「中判の和紙」「はがきサイズの和紙」の3種類の紙漉きに挑戦。

保存会の皆さんに手順を説明していただき、作業開始。

「漉き船」の中にはたっぷりの水がはられ、そこに楮(コウゾ)の紙料と、糊(のり)の役割を果たすトロロアオイを投入。

「マンブリ」という木製の道具をつかって、繊維が均一に混じり合うように撹拌(かくはん)しました。

そして木枠の「カセ」と「簀(す)」で軽く流し漉きをしたあと、深くすくってカセをゆすって繊維をからませていきました。

三度ほど繰り返し、カセから簀を外し、簀をつみ板の上に重ねてから、簀を漉き紙から外しました。

ビニルテープを仕切りの目印にはさみながら、漉き紙を重ねていきました。

何度も繰り返し、6年生の子どもたちも手順をおぼえ、きりりとした表情で紙を漉いていました。

紙漉に挑戦をする6年生
漉いた和紙をはずす6年生
簾から和紙を外す6年生

「はがきサイズの和紙」では、2枚ずつ自分用のはがきをつくらせていただきました。

カエデの葉もすきこみ、大型掃除機をつかって水分をとばしました。

ハガキを漉く6年生
はがきを乾燥させる6年生
ハガキの仕上げをする6年生

神戸新聞、ウィンクひめじも取材に来てくださいました。

大きなカメラで撮影していただいたり、インタビューしていただいたりして、子どもたちにとって特別な経験となりました。

漉いた和紙をはずす6年生
漉いた和紙を重ねる6年生
インタビューを受ける6年生

紙漉きのようすをクロームブックでも撮影し、学びの記録を残しました。

ふり返りを発表し、皆田和紙保存会の方に感謝の気持ちを伝え、紙漉き体験を終えました。

新庄の「佐野邸」では、表具屋「一晴堂」の方が障子の搬出をしてくださいました。

来週の「障子張り体験」に向けて、障子枠をお店に運び、「洗い」「補修」「調整」をしてくださるとのこと。

佐野邸障子の搬出のようす1
佐野邸障子の搬出のようす2
佐野邸障子の搬出のようす3

また漉いた和紙は、佐用町にある「和紙伝承館」に運ばれ、「すきとり」「紙つけ」「紙干し」の作業がなされます。

そして、仕上がった和紙は一晴堂に運ばれ、和紙の厚さやできにより、どの間の障子用にするのかを決めて裁断されるそうです。

前之庄小学校の「佐野邸障子張り替えプロジェクト」のために、多くの方がささえてくださっています。感謝!!

お問い合わせ

姫路市立前之庄小学校

住所: 〒671-2103 姫路市夢前町前之庄2838番地1別ウィンドウで開く

電話番号: 079-336-0044

ファクス番号: 079-336-2577

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