姫路市立前之庄小学校
MAENOSHO ELEMENTARY SCHOOL
- 〒671-2103 姫路市夢前町前之庄2838番地1 地図
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5月9日(金曜日)の5校時、5年生が道徳の学習に取り組むようすを公開いただき、校内研修を実施しました。
「ひろすけ童話」として読み継がれてきた「泣いた赤おに」のお話をつかって、よりよい友だち関係について考えました。
心やさしい赤おには、人間となかよくなりたいと願っていました。ところが「おに」というだけで、なかなか仲良くなることができません。
赤おに想いの青おにが、赤おにの願いをかなえるために、ひと芝居うつことにしました。
5年生の子どもたちが、自分ごととして考え、友だちと対話するなかで、よりよい友だち関係について考えを深めることをねらいとしています。
赤おにの夢をかなえた青おには、芝居がばれないようにそっと姿を消して、長い旅にでてしまいます。
人間となかよくなるという目的を果たした赤おにと、赤おにの夢をかなえるという目的を果たした青おに。
けれど最後の場面では、青おにの手紙を読んで赤おには泣いています。
「このふたりには、なにかたりない!」
という5年生の発言をもとに、赤おにと青おにの友だち関係でたりなかったことをもとに、よりよい友だち関係に必要なことは何なのかをグループで話し合いました。
「恩返しがたりない。きっと赤おには自分の夢をかなえてくれた青おにに恩をかえしたいと思っているんじゃないかな。」
「自分を犠牲にする友だち関係はだめ。青おには最初から、うそがばれないように旅にでようと覚悟を決めていたんじゃないかな。」
「感謝の言葉が必要じゃないかな。青おにがにげるときに、せめて『ありがとう』と言えていたら、こんなに後悔しなかったんじゃないかな。」
友だちと話し合う中で深めた考えを、自分の言葉で発表する5年生の姿に感心しました。
言葉につまりながらも最後まで自分の思いを語る。語る友だちを温かく見守る。そんな、すてきな道徳学習でした。
子どもたちが下校したあと、授業観察にもとづき道徳の授業づくりについての研修を行いました。
今回の研修には、日本体育大学スポーツ教育学部准教授になられた門脇(かどわき)大輔先生に来校いただきました。
「道徳の学習にこたえはありますか?」
「道徳のこたえは、子どもたちひとりひとりの心の中にあります。」
という門脇先生のお言葉が心にのこりました。
道徳のある日には、ぜひおうちでも「今日の道徳、どんなお話だった?」と聞いてやってくださいね。
注釈)かどわき大輔先生の「わき」の漢字は、刀3つの「脇」です。
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