3年総合「夢前川生き物調査」

3年生が環境体験学習の一環として、夢前川の生き物調査を行いました。

「川あそびじゃないよ。生き物調査の学習ですよ。」

と何度も確認しながら、水着に着替え、夢前川へ出発。

今年もゲストティーチャーとして、夢前町の自然を愛する会の山本さんと谷口さんに来ていただきました。

水生生物用の採取あみやバケツなどの準備や、入水ポイントの草刈りまでお世話になりました。

川に入るときに注意することや、水生生物の見つけ方を教えていただき、さっそく入水。

友井先生に手をもってもらい、ドキドキの入水。

川の水は予想以上に冷たく、川底の石には藻がついていて、ぬるぬるしてすべりやすかったです。

それでも2、3歩歩くと、要領を得て、さっそく生き物さがしを開始。

水中スコープで水の中をのぞいたり、採取あみを水草の根元に入れたり、川底の石をひっくり返したりと、いろいろな方法で生き物を見つけました。

エビのなかまや、イモリをざっくざっくつかまえることができました。

水中にしかけてくださったあみで、魚もつかまえることができました。

つかまえた生き物は、谷口さんや山本さんに見せて解説していただきました。

冷たい水でしたが、みんな夢中になって生き物さがしをしました。

5月下旬で季節が早かったこともあり、あまり大物には出会うことができませんでした。

あっという間に1時間がたって、生き物さがしを終了。

班ごとにつかまえた生き物を、観察用のケースにいれてじっくり観察しました。

つかまえた生き物と「水生生物による水質判定」のシートを見比べ、夢前川の水質がきれいなのかを考えました。

カワニナやヒラタドロムシ、スジエビなど、ややきれいな水に住む生き物をたくさんつかまえることができました。

生き物の生態系をくずさないように、つかまえた生き物は川ににがしてやり、生き物調査を終えました。

どうしても別れがたいドンコやカワムツなどの魚は、バケツに入れて携帯用エアーポンプで空気を送りながら教室へ持ち帰っています。

とってもたのしい生き物調査でしたが、川は危険なところです。決して子どもたちだけで夢前川に遊びに行かないようにしてくださいね。

お世話になった夢前町の自然を愛する会の皆さま、ありがとうございました。