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姫路市立 前之庄小学校

MAENOSHO ELEMENTARY SCHOOL

4年生社会科 明珍鍛刀場見学

  • 更新日:
  • ID:25767

わたしたちのまちに伝わるもの

4年生は社会科の時間に地いきの伝統や文化と、先人のはたらきについて学習しています。そこで、前之庄小校区にある明珍宗裕鍛刀場を見学させていただきました。

明珍家での見学

明珍家は平安時代から甲冑師(かっちゅうし)として名高く、明治時代より甲冑鍛冶の技術を生かして火箸の制作を始められました。明珍火箸、さらには火箸風鈴やドアチャイム風鈴などを制作されています。宗裕氏はその流れを受け継ぎ、日本刀の製作に挑戦し、平成17年より新庄に鍛刀場を構えておられます。

工房前で明珍宗裕氏と挨拶する4年生の様子
建物内で原料である玉鋼を見る4年生の様子

鍛冶場に入り、刀のもととなる玉鋼(たまはがね)を見せていただきました。砂鉄を固めたもので、7キログラムもの玉鋼から一振りの刀ができるそうです。日本刀は鍛冶師によって刀紋が異なるそうで、宗裕氏は刀紋の美しさに魅せられて刀鍛冶の道へと進まれたそうです。4年生の子どもたちも間近で刀を見せていただき、そのずしりとした重さと迫力を体感しました。

工房内で日本刀の刀紋を見学する4年生の様子
工房内で熱した玉鋼を叩く様子

松の木の炭を燃やした火に、ひたすらふいごで風を送り、玉鋼を熱します。炎の色、空気の回る音、鋼がとける音を確かめながら、真っ赤になった鋼を取り出し、たたくそうです。そして、わら灰をまぶし、ねん土汁をかけてコーティングし、再び火の中へ。この工程を何度もくり返し、強い刀をつくるそうです。出来上がった日本刀は、3万3千層にもなっているそうです。

ふいごで風を送る体験もひとりずつさせていただきました。

ふいごで空気を送る体験をする4年生の様子
工房前で宗裕氏に質問をする4年生の様子
  1. 刀は何種類ぐらいありますか?
  2. 刀を作るときに、いちばん難しいことは何ですか?
  3. 刀は何日ぐらいで作ることができますか?

など、見学して疑問に思ったことを質問して、教えていただきました。

前之庄小学校区に伝わる伝統文化について、おおいに学びを深めることができました。

お問い合わせ

姫路市立前之庄小学校

住所: 〒671-2103 姫路市夢前町前之庄2838番地1別ウィンドウで開く

電話番号: 079-336-0044

ファクス番号: 079-336-2577

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