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あしあと

 

    第7回姫路市都市景観賞(平成18年度)

    • 公開日:2009年10月1日
    • 更新日:2019年6月10日
    • ID:7340

    受賞作品

    都市景観賞-建築物部門-

    ショーワグローブ(株)姫路本社R&Dセンター

    ショーワグローブ(株)姫路本社R&Dセンターの写真
    • 所在地
      砥堀565
    • 施主
      ショーワグローブ(株)
    • 設計
      (株)小野設計
    • 施工
      戸田建設(株)大阪支店
    • 作品評
      開放的なエントランスとガラスのカーテンウォールが清新な事務所ビルである。そのデザイン力は高く評価される。ガラスのカーテンウォールには青空や山並みが映しこまれ、季節ごと、時間ごとに違った顔が見られる。また、外構では、既存のブロック塀を開放的なフェンスに変え、その一角を提供したバス停にもデザインの調和した屋根付待合を設けるなど、地域景観への配慮がある。企業の社会的責任は時代の要請であり、地域貢献のモデルになることが期待される。

    淳心学院

    淳心学院の写真
    • 所在地
      本町68
    • 施主
      学校法人淳心学院
    • 設計
      日本設計・小野設計 設計共同企業体
    • 施工
      清水・神崎共同企業体
    • 作品評
      特別史跡姫路城跡の東に位置する学校である。敷地の東にある久長門の石垣を遮らないように校舎を配置し、建築意匠も、姫路城に調和する瓦屋根、石組を各所に用いるとともに、開口部のデザインや外壁の色彩などに、姫路城周辺の景観への配慮が感じられ、当地区のモデルとして指針的役割を担える建築物である。

    努力賞

    山手歯科クリニック

    山手歯科クリニックの写真
    • 所在地
      辻井4-10-36
    • 施主
      影山勝英
    • 設計
      アトリエKuu
    • 施工
      (株)丹田工務店
    • 作品評
      三叉路の交差点に立地し、打放しコンクリートとガラス張りのキューブを6つ並べた斬新なデザインが目をひく建築物である。ガラス張りの待合室に置かれた原色のイス、玩具などが、通りを行き交う人々を楽しませている。夜は、キューブ間の樹木をライトアップし、壁面にイニシャルの文字を点灯するなど、昼とは違った顔を見せる。意匠を整理しつつまちの顔を創っており、まちかど形成の指針となっている。

    (株)御座候 工場ショップ

    株式会社御座候 工場ショップの写真
    • 所在地
      阿保甲611-1
    • 施主
      (株)御座候
    • 設計
      鹿島建設(株)関西支店
      (株)大北美松園
    • 施工
      (株)ホリエ
    • 作品評
      整備途上の区画整理地内にあって、地域に潤いを与える空間が演出されている。小豆のふるさと「照葉樹の森」として創られた林の中に、質感のあるタイル貼りや、内外を柔らかくつなぐ木樹脂ルーバーとガラス面で構成された建築物を佇むように配置している。今後進められる地域の景観づくりに先導的な役割を果たすだろう。また、隣接地に予定のミュージアムとの一体的な景観形成への配慮を期待する。

    まつびしビル

    まつびしビルの写真
    • 所在地
      魚町45
    • 施主
      魚町まつびし
    • 設計
      (株)長岡正芳建築都市研究所
    • 施工
      (株)山口建築
    • 作品評
      いわゆる夜の街の建物である。ともすればけばけばしく目立たせようとする同種の建物の中にあって、控えめで上品なファサードを持っており、ディテールに和の要素を盛り込んでいるのは、姫路城を意識したからであろう。そのデザイン力は高く評価される。夜の街の景観は取り上げられることが少ないが、活気ある中心市街地の一面として、やはり良質の景観形成が進められるべきである。そうした意味で、先導的な役割を期待したい。