先日、家族と来てから約10年ぶりに、館内を案内してもらいました。1階から4階のフロアにプラネタリウム、展示室、自然史、科学、天文のコーナーがあり、体験型もたくさんあって、とても面白い。そして、3階の「身の回りの科学」でふと以前の仕事での出来事を思い出しました。
道路工事で水道管が埋まっている場所を探すのに、水道局職員が2本の細長いL型の鉄筋棒を両手にそれぞれ持って、これで位置がわかるんや!と。ある場所に立つと2本の鉄筋棒が動き出し、一直線に並ぶ場所があり、この下に水道管があると言っていました。当時は不思議な現象があるものだ…と思いましたが、科学館で職員に聞いてみると「ダウジング」という現象とのこと。ただ、実際に地下の物体が何か作用しているのではなくて、長年の経験からこの辺には何かが埋まっていそうだ、という無意識が、かすかに動く手の筋肉を通じて棒を動かしているようです。
不思議と思われている現象にも名前があり、誰かが科学的に原因を探しているのが面白いです。