姫路市には6つの海外姉妹・友好都市と2つの姉妹城、1つの観光交流協定を結ぶ城があり、青少年の相互派遣や視察訪問を行い交流を深めています。
こちらのページでは各都市・城の紹介を掲載しています。
姫路市海外姉妹・友好都市、姉妹城パンフレット
姉妹都市でのホームステイを通して異なる文化を理解し、お互いの違いを認めながら共生できる次代を担う青少年を育成することを目的とし、中高生の相互派遣プログラムを実施しています。
夏休みには市内の中高生が親善大使として派遣され、一般の家庭にホームステイをしながら異文化体験をします。
また、海外姉妹都市からも中高生が姫路を訪問します。みなさんもプログラムに参加して、未来を切り開いてみませんか?
令和6年度は、夏休み期間中に韓国・昌原市に中学生を、アメリカ・フェニックス市に高校生を派遣し、フェニックス市からは6月に、昌原市からは冬に中高生を受け入れる予定です。
「異文化を知りたい」「姉妹都市に姫路を紹介したい」「外国の人と交流したい」など、国際交流に興味があるみなさんの参加をお待ちしています!
派遣生募集説明会を実施します。
概要は以下のとおりです。
4月14日(日曜日) 午後1時30分から午後3時30分
イーグレひめじ3階 あいめっせホール
姉妹都市や交流内容のほか、応募方法、選考などについても説明します。参加無料、申込不要です。
詳しくは以下のチラシをご確認ください。
姫路市の海外姉妹都市の紹介や、昨年度の海外姉妹都市青少年交流の様子を収めた写真を展示します。
公益財団法人姫路市文化国際交流財団(国際交流担当)
姫路市本町68番地290 イーグレひめじ3階
電話:079-282-8950
ベルギーの首都ブリュッセルの南60キロメートルに位置する、ベルギー5大都市のひとつシャルルロア。フランス語圏である南部のワロン地方最大の街。石造りの家や教会、お城など、中世の面影を残しながら、現在の産業発展をなしとげてきました。鉄道や道路網が集中していたことから、炭鉱を中心に重工業都市として発展。おもな産業は製鉄・化学・建設業で、最近では未来に向けて、宇宙航空・ハイテク産業にも力を入れています。
姫路市とシャルルロア市の関係は古く、カトリック宗派・淳心会経営の学校や教会などを通じて、戦後から市民に親しまれてきました。1964年1月のベルギー国王、王妃両殿下の来訪を契機に、1965年7月13日姉妹都市提携が結ばれ、姫路市初の海外姉妹都市が誕生しました。
シャルルロアに住む人々は、陽気で親愛の情に満ち、友情やくらしをとても大切にしています。その特有のひとなつっこい人柄がシャルルロアの一番の魅力ともいえます。ここでは生活を楽しむために、宗教と民俗習慣の混じりあった祭りやエネルギッシュなスポーツ競技などが、どの季節にも数多く開催されます。
過去の歴史に誇りを持ちながら、未来へ発展していく街として大いに期待されます。
1965年7月13日提携。
シャルルロア市(ベルギー)別ウィンドウで開く
全米で5番目に大きなアリゾナ州の州都フェニックスは、ロサンゼルスの東576キロメートルに位置します。山脈に囲まれたソノラン砂漠の中心部にあり、年間300日以上が晴天に恵まれた土地です。
8から15世紀にかけてプエブロ・グランドとよばれる人々に開拓され、農業を中心に繁栄。その後インディアン文明が栄え、19世紀ヨーロッパからの移民によって新しい歴史が開かれました。伝説のフェニックス(不死鳥)の名に由来するこの街は、レジャーと工業が両立した街として広く知られています。産業形態は多様化し、近年では電子工学・情報処理などのハイテク産業が著しく発達。また郊外の3つのダムの灌慨用水を利用した、綿花や果物の栽培、ビールなどの生産は、人々の豊かなくらしを約束しています。
文化・芸術面では西部でも有数のコンサートホールなどで、世界屈指の演奏やオペラが楽しめます。レジャー面はアウトドアスポーツもさかんで、各種レクリエーション施設や健康施設が完備されています。プロバスケットチーム「フェニックス・サンズ」、メジャーリーグ「ダイヤモンドバックス」の本拠地として有名です。
姫路市とは国際親善都市連盟の仲介によって、合衆国建国200年の年に姉妹提携。学生たちや教師の交流、芸術を通して数多くの市民が交流しています。約1ヘクタールの日本庭園「鷺鳳園」があり、2017年に好古園の姉妹庭園となりました。
1976年11月3日提携。
フェニックス市(アメリカ)別ウィンドウで開く
アメリカ・アリゾナ州のフェニックス市で開催される「アリゾナ祭り」は、日本文化や日系コミュニティを称えて開催されるお祭りです。毎年2月下旬に2日間に渡って開催され、例年約8万人を超える人が訪れます。
メルボルンの北西650キロメートル、オーストラリア南部の海岸沿いに位置するアデレード。南オーストラリア州の州都で、夏は暑く長く、冬は短く温暖な地中海性気候です。周辺は緑の美しい公園に囲まれ、中心部は近代的なビルと19世紀の面影を残す建物が美しく調和する新旧の融合した街です。
古きよきものを大切にし、新しいものは積極的に取り入れようというアデレード気質は街づくりにも生かされています。
アデレードの産業構造は、以前、製造業と農業に重点をおいていたのが、最近ではハイテク産業、金属工業、金融関係が中心になってきました。また、政治社会面では、女性が財産を所有できる権利、そして女性の参政権を世界で最初に認めたのもこの街でした。
世界の一流アーティストが集まるアデレード芸術祭の開催される街として、また野生動物のパラダイス、カンガルーアイランドヘの玄関口として多くの観光客が訪れ、年中人々の笑顔が絶えない街です。
姫路市との姉妹都市提携はアデレード市長夫妻を迎えて、1982年4月19日調印が行われました。今日では産業、芸術や文化、教育の分野を通じて、さまざまな交流が行われています。
1982年4月19日提携。
アデレード市(オーストラリア)別ウィンドウで開く
サンパウロの南西約400キロメートル、リオデジャネイロからは約700キロメートルに位置するクリチバは、ブラジル南部パラナ州の州都。標高900メートルの高原にあるため、快適な気候に恵まれています。クリチバの意味は原住民ティギス族の言葉で「多くの松」。黄金を求める人々がアトウバ河のほとり、ビリニャ(現在のチラデンテス広場)に定住して発展。現在は美術館や公園、教会に囲まれた美しい街並みにインテリジェントビルが建ち並び、最新の交通システムを導入した公害の少ない街として知られています。資源採掘、商業、マテ茶栽培などによるここ数十年の経済発展に伴い、工業化が促進され、都市開発が伸展し、各分野への公共投資も活発化しています。
姫路市とは1980年兵庫県知事から姉妹都市関係樹立の勧奨をうけ、兵庫県南米親善使節団へ参加し協議を重ね、1984年5月14日、姉妹都市提携。中南米最大のグアイラ劇場をはじめ、美術館、博物館などの文化施設も多い文化都市であり、また大学や教育機関の数も多く、古くからの学園都市でもあります。姫路市とは教育と文化を通じてさまざまな交流を続けています。
またヨーロッパやアジアからの移民や日系人も多い多民族都市で、日常会話はポルトガル語を使用しています。人々の気質は親切で、寛容で、人を迎えるのが大好き。詩人ヘルメス・フォンテスがつけた「微笑みの街」の名の通りに、訪れる人々に、わが家のような居心地を与える街として親しまれています。
1984年5月14日提携。
クリチバ市(ブラジル)別ウィンドウで開く
中国、山西省の省都、太原市は北京の南西500キロメートルに位置しています。紀元前5世紀ごろから開かれたこの街は、16世紀ごろまで北中国の重要な要塞に位置づけられていました。現在は、山西省第一の重工業都市として、政治・経済・文化の中心地となっています。市の繁華街には高層ビルが建ち並び、休憩所やテラスが緑の木陰に配置され、広場は毎朝太極拳や武術を楽しむ人々で賑わいます。悠久の歴史の中にも近代都市建設の息吹が感じられます。
古くから手工業が盛んで、紀元前1世紀には製鉄業が興り、はさみの街として知られていました。20世紀になってからの主な産業は、豊富な石炭資源を生かした採炭と重工業。そして、現在は軽工業と繊維工業へと移り変わっています。市内には古代の王朝にゆかりの寺院が数多く残されています。天竜山石窟や崇善寺、双塔寺などの歴史的遺産は、今なお市の象徴として市民に親しまれています。
姫路市との提携は1984年の太原市友好都市考察団の来姫を契機に、1987年5月20日、友好都市提携を行いました。教育面での交流が盛んで、毎年、中・高生が互いの市を訪問し、交流を深めています。
1987年5月20日提携。
昌原市は大韓民国南東部、釜山の西約50キロメートルに位置する慶尚南道第1の都市です。韓国初の計画都市で、慶尚南道の政治、産業、文化の中心として発展してきました。2010年7月1日に隣接する2市(馬山市、鎮海市)と国内初の行政合併を実施し、東南広域経済圏第1の成長拠点としてさらなる発展が期待されています。
製鉄、機械、造船などを主要産業とする韓国有数の工業都市で、自由貿易ゾーンの成功例として世界的に知られている一方、名物の柿の栽培など農業も盛んです。市内には世界的に有名な彫刻家の文信が開設した美術館や、山寺、蒙古井戸などの文化財や歴史遺産がある他、鎮海区は韓国随一の桜の名所として知られています。
姫路市は旧馬山市と人口・面積・市制の歴史・産業構造等に似通った点が多く、かねてから市民訪問団が訪問するなどの交流があったことから、旧馬山市からの申し出を受けて姉妹都市提携を行い、2010年の合併後も交流を続けています。
2000年4月18日提携
昌原市(韓国)別ウィンドウで開く
シャンティイ市は、パリ郊外、約40キロメートル北東のオワーズ県内にある人口1万1000人の小さな街。競馬の盛んなことで知られ、調教師や馬主も多数在住。毎年、レミーマルタン馬術コンクールが開催されています。
そして市のシンボルともいえるのが、名城として誉れ高いシャンティイ城です。ルネッサンス期の壮麗な建築様式を代表する建築物で、シルヴィー池に囲まれて美しい姿を水面に描き続けてきました。ローマ支配時代から城壁があったといわれ、1386年、シャルル6世の大法官、ピエール・ドルジュモンの居城となりました。その後、増改築が相次ぎ、現在の館は19世紀にオマール公爵が大改築しました。城の庭園は広壮で、池、あずまや、石像などが設けられており、四季の変化が美しいことでも知られています。また、城内には、城主オマール公が設立、歴代城主の収集品を集めたコンデ美術館や図書館があり、ラファエロなどの名画、金銀細工で装丁した本のコレクションが一般公開されています。
1989年、姫路市の市制100周年を記念して、国宝姫路城とシャンティイ城が姉妹城提携を結びました。国内の城が海外の城郭と姉妹城提携を結んだのは初めてのことです。
シャンティイ城(フランス・オワーズ県)別ウィンドウで開く
コンウィ城は英国・北ウェールズのコンウィにあり、1287年(13世紀後半)に、イングランド王エドワード1世が築いた城。自然の防御壁となったコンウィ川と背後は山に囲まれ、さらに旧市街は3キロにも及び城壁と21塔の強固な塔に囲まれています。街の南東部にある城は、巨大な8つの円筒が城壁に連なっており、塔の上からはコンウィの、街並みはもちろん、コンウィ川、スノードニアの山々を見渡すことができます。外壁は非常に良い状態で残っており、屋根がないことを除けば建造当時の面影をほぼ残しております。1986年には「グウィネズのエドワード1世の城郡と市壁郡」として世界遺産に登録されました。平成29年7月に、(公財)兵庫県国際交流協会を通じて、英国ウェールズ政府日本代表から、姫路城とコンウィ城との姉妹城提携を念頭に、相互交流を行いたいとの提案がなされ、2019年10月に姉妹城提携を結びました。
ウェールズ紹介ビデオ
コンウィ市より姉妹城提携1周年を記念して、ビデオメッセージが届きました。メッセージを送付していただいた市長はレイトン・ジョーンズ市長です。姉妹城提携時(2019年10月)のゴロニー・エドワード市長の後任の方です。
「君が代」を独唱されているのは、ウェールズの有名な歌手アーサー・ヒューズさんです。
ドイツ南部のバイエルン州、ロマンティック街道の南端フュッセン市郊外にあり、第4代バイエルン王ルートヴィッヒ2世により19世紀後半に建設されました。城内は、王がこよなく愛したワーグナーのオペラを題材にした壁画や彫刻などが至るところにあしらわれ、オペラを上演するための「歌人の間」や豪華絢爛な内装が施された「玉座の間」など、贅を尽くしたつくりが見所です。美しい佇まいから白鳥城とも呼ばれ、四季を通じた風景と建物の調和が素晴らしい城です。
観光地として共に世界中から人気を集める姫路城とノイシュバンシュタイン城は、2015年の姫路城大天守保存修理の完成を機に、両城の管理者であるドイツ連邦共和国バイエルン州財務省と姫路市が「観光振興を主題とした友好交流提携に関する協定」を締結しました。
2015年3月26日締結
ノイシュバンシュタイン城(ドイツ・バイエルン州)別ウィンドウで開く
城姉妹城提携30周年を記念し、フランスのシャンティイ市及び令和元年に姉妹城締結した北ウェールズのコンウィ市へ公式訪問団を派遣しました〈2019年11月3日(日祝)から9日(土曜日)まで〉。
シャンティイ市長表敬や、シャンティイ城関係者との懇談会を通して姫路市・シャンティイ市のインバウンド施策等について意見交換を行いました。
コンウィ市では、相互理解を深めるとともに、今後の友好交流の推進について意見交換を行いました。
友好都市提携30周年を記念し、中華人民共和国の太原市に公式訪問団を派遣しました〈2017年11月5日から8日まで〉。
太原市副市長表敬訪問や、太原市職員との懇談会を通して太原市の主要施策について説明を受け、意見交換を行いました。
同じく姫路市から派遣された市民訪問団と、太原市主催の記念式典や交流会にも参加しました。
太原市の方々とともに30年の歴史を振り返り、友好の絆を深めることができました。
2024年2月24日、25日にアメリカ・フェニックス市で行われた第40回アリゾナ祭りに参加しました。
会場では瓦を用いたワークショップや姫路市のPRを実施し、祭りを訪れた方と交流を深めました。
そのほか、フェニックス市長への表敬訪問や鷺鳳園、砂漠植物園などのフェニックス市内の視察、今後の交流に向けたミーティングなどを行い、両市の交流のより一層の発展を図りました。
コロナ禍による延期を経て、2023年7月に、ケイト・ガイエゴ市長を含む姉妹都市提携45周年記念訪問団26名が来姫しました。(2023年7月19日から22日まで)
フェニックス市幹部は19日に清元市長を表敬訪問し、姫路市よりガイエゴ市長に特別名誉市民称号を贈呈しました。
翌20日には行政懇談会を開催し、スマートシティとグリーンテクノロジー分野についての両市の取り組みの紹介や、意見交換を行いました。
訪問団は美術館で「チームラボ」による展示等を鑑賞したほか、姫路城や好古園、書写山などを訪れ姫路市の魅力を堪能し、交流を深めました。
姉妹都市提携40周年を記念し、アメリカ合衆国のフェニックス市に公式訪問団を派遣しました〈2016年11月7日から12日まで〉。
姉妹都市提携50周年を記念し、ベルギーのシャルルロア市に公式訪問団を派遣しました〈2015年7月17日から25日まで〉。
今回の訪問では、同じく姫路から訪れている市民訪問団や青少年派遣生と合流し、多くの方と一緒に50周年を祝うことができました。
交流会では青少年派遣生がよさこい踊りを披露するなど、シャルルロア市民との交流を深めました。
シャンティイ城(フランス)訪問
2015年7月22日、公式訪問団はシャンティイ市に立寄り、姫路市の姉妹城であるシャンティイ城を視察しました。
姉妹都市提携40周年を記念し、ブラジルのクリチバ市に公式訪問団を派遣しました〈2024年5月5日(日曜日)から11日(土曜日)〉。
歓迎式典や市長主催昼食会のほか、クリチバ市議会による特別会議にも参加してきました。
クリチバ市から都市計画やスマートシティ施策について説明を受け、保健局を視察するなど、市政に関する多くの知見を得ることができました。
またクリチバ記念館内の「姫路の間」や日系団体を訪問し、多くの方々と交流を深めました。
2023年10月に、JICA事業の一環として「京都スマートシティEXPO」に登壇するためラファエル・グレッカ市長が来日し、その際、市長を含む一行が来姫しました。(2023年10月4日)
一行は、都市計画とスマートシティに関して今後の連携に向けた意見交換を行った上で、清元市長を表敬訪問し、清元市長とグレッカ市長は来年の姉妹都市提携40周年に向け、交流を一層図ることを話し合いました。
2012年4月6日(金曜日)から8日(日曜日)、姉妹都市提携30周年を記念し、オーストラリアアデレード市のスティーブン・ヤーウッド市長が来姫。
ヤーウッド市長は姫路城や市内を視察した他、第27回姫路城観桜会にも来賓として参加しました。石見市長との会談や市民との交流会を通じて、両市の友好関係のさらなる進展が図られました。
姉妹都市提携30周年を記念し、オーストラリアのアデレード市に公式訪問団と市民訪問団(公募)が派遣されました〈2012年11月11日(日曜日)から17日(土曜日)〉。
市民訪問団は現地交流会やスタディー・ツアーへの参加を通じて市民交流を行いました。
姫路市役所政策局市長室秘書課
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