ラクダとカラス
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春はカラスの巣作り季節
今の季節、動物園内や姫路城三の丸広場の木に野生のカラスが巣を構えています。
木の枝を集めて足場を作り、その上に卵を保護するような素材を積み重ねて産卵、抱卵、そして子育てをします。
このカラスたちは、巣の素材として、ラクダの毛をついばみに毎日やって来ます。動物園に来られてその様子をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
毛をついばまれるラクダやシカも困っているに違いないと思うのですが、どうやら、そうでもないようなのです。
ラクダは、春になると冬毛からの生え変わりとして体を擦ったりしながら新しい毛に更新します。カラスが毛をついばむのも、新しい毛への更新に一役買っているようです。
ラクダも、毛をついばまれても痛くないようなので、カラスが毛をついばむ様子を見守っています。
みなさま、カラスは、お弁当を狙ったり悪さもしますので、来園の際にはご注意くださいませ。
