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姫路市立谷外小学校

TANISOTO ELEMENTARY SCHOOL

〒671-0219 姫路市飾東町豊国560番地 地図

電話番号:079-253-3400

令和4年度 新たな課題に対応した人権教育研究推進校としての取組

  • 公開日:2023年3月22日
  • 更新日:2023年3月22日
  • ID:17884

研究当初の児童生徒の状況と課題

本校は、外国人児童や外国にルーツのある児童が在籍しており、全校児童の4.5%を占めている。両親や祖父母が外国人である児童は家庭での会話が母国語であるため、学校が積極的に働きかけない限り自然に日本語の力が身につく可能性が低い。児童は、さまざまなことに前向きに取り組もうとするものの、言葉の壁や文化の違いに戸惑って不安になったり、学習面の劣等感から自信を失い、学級の活動に入りづらかったりすることが課題であった。

そこで、令和3年度から「新たな課題に対応した人権教育研究推進校」として、教科指導型日本語指導の研修を積み、外国にルーツをもつ児童のつまずきポイントを意識したわかりやすい授業づくりの実践を続けてきた。具体的な取組としては、推進委員と担任との連携を密にとり、外国にルーツをもつ児童の困り感や習熟度を把握し、「特別の教育課程」による個に応じた指導や、教科指導型日本語指導の方法に基づいた授業研究等を行うことで、外国人に関する人権課題を中心とした新たな人権課題の解決に向けて指導力の向上を図った。

研究テーマ

 「伝え認め合い 共に伸びる児童の育成 ~豊かな表現力を身につけるためのわかる授業づくり~」

ねらい

 友だちとの交流を通して、自分の個性や能力の素晴らしさに気付かせ、友だちと共に自分を高めていこうとする態度を育てる。

具体的な取組

各領域における取組

教科における取組

特別の教科 道徳における取組

総合的な学習の時間における取組

成果と課題

成果

「特別の教育課程」による個に応じた指導では、推進委員と担任との連携を密にとり、児童の実態把握を丁寧に行ったことで児童の困り感や習熟度を把握できた。また、教科指導型日本語指導の研修会に積極的に参加し、その内容を学校内で共有することで、外国人児童が在籍する学級の教員の意識が高まり、発問や板書の工夫、内容理解の支援がある授業展開が見られるようになった。教員がこのような多面的な視点をもつようになったことで、児童の不安が取り除かれ、意欲的に学習したり学級の活動に抵抗なく参加できたりするようになったことは大きな成果だったと思われる。

課題

昨年度と今年度の実践から、一定の成果は見られたように感じている。しかし、来年度以降はこの2年間で培った技法や工夫が継続してできるかと言えば定かではない。「特別の教育課程」による個に応じた指導が推進教員のいない状況で、どこまで個に寄り添った指導の展開できるかは未知数である。しかし、外国にルーツをもつ児童のつまずきポイントを年度当初より把握し、わかりやすい授業を組み立て展開していくことは、外国にルーツをもつ児童だけでなく、さまざまな支援を要する児童にとっても学力向上につながる取組であると考えている。学校全体として具体的な到達目標を設定し、この2年間で研修してきたことを全教員が自覚し、それぞれの指導に生かしていくことに努めていきたいと考えている。

お問い合わせ

姫路市立谷外小学校

住所: 〒671-0219 姫路市飾東町豊国560番地

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