なるほど!! 姫路大名行列

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Sakibarai

御先払足軽・鷹匠・対挟箱・
御用物長持・旗竿
大名行列の先頭で警戒し、交通の障害や危険を取り除き、また人払いなどを行う前衛部隊。大名行列でよく耳にする「下に〜、下に」という掛け声は徳川御三家のみに許された特権でした。

御先払足軽おさきばらいあしがる

人払いといった通行の露払を行う足軽。大名行列の通行を往来の人々に知らせ、トラブルを未然に防ぎ、また道案内なども行いました。

鷹匠たかじょう

鷹をいただいた際、その鷹を大切に預かる者。また、道中で殿様(藩主)が鷹狩をする際に従事しました。姫路藩主は江戸から帰る際、徳川将軍から鷹をいただきました。

対挟箱ついはさみばこ

衣類や具足、文書などを挟箱という容器に入れて運びました。対挟箱とは片掛けの挟箱を1対としたもので、棒の先に紫の太い組紐の化粧紐を結びました。

御用物長持ごようものながもち

長持とは長方形の大きな箱のことで、殿様(藩主)の甲冑や刀、旗などの大切な物品が収納されていました。酒井家では朱塗りの武具運枠と金の家紋が描かれていました。

旗竿はたざお

のぼり旗を掲げるための竿を運ぶ者。戦国時代では、家紋の描かれたのぼりを見て、敵味方を見分け、また士気を上げる役割がありました。