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    当館について

    • 公開日:2019年6月5日
    • 更新日:2019年12月27日
    • ID:7582

    当館の概要

    姫路市立美術館は昭和58年(1983年)4月1日に「市民の美術文化の高揚を図る」(姫路市立美術館条例第1条より)ことを設置目的として開館し、翌年1月17日には博物館法に基づく「登録博物館」に登録されました。国の登録有形文化財である煉瓦造りの建物を器とし、収集方針(姫路市立美術館の運営に関する規定)に基づき、郷土ゆかりの美術をはじめ、国内外の近現代美術の名品を収集してきました。現在、絵画、彫刻、写真、ポスター、工芸、刀剣など3700点余りの作品を所蔵しています。
    コレクションギャラリーでは無料で多様な所蔵品をご紹介するほか、庭園には13点の屋外彫刻、また國富奎三コレクション室ではコロー、ピサロ、モネ、ルオー、ユトリロ、マティスなどのフランス近代美術の名品を常設展示しています。企画展示室では、国内外の優れた美術を紹介する特別企画展や公募展「姫路市美術展」など多彩な企画を繰り広げています。

    建物は、明治38年(1905年)に陸軍省技官の宮本平治・井田熊吉の設計により、姫路陸軍兵器支廠(後、第10師団兵器部)の西倉庫として建てられ、大正5年(1916年)被服倉庫が増築されたものです。戦後は、姫路市役所として市民に愛されてきました。そして昭和55年(1980年)、市庁舎の移転に伴い美術館に転用され、昭和58年(1983年)、博物館法下の登録博物館としてリニューアル開館しました。リニューアル時には、「第1回兵庫県緑の建築賞」、「環境色彩10選、公共の色彩賞」を受賞。平成15年(2003年)には国の登録有形文化財に登録され、名実ともに近代文化の象徴となり現在に至ります。
    国宝・世界遺産姫路城の特別史跡地内にある当館は、城を背景とする赤レンガの館と彫刻のある庭園が他に類のない美しい景観を生み出し、美術ファンのみならず多くの人々の憩いの場として親しまれています。

    企画展示室の写真

    企画展示室

    教育普及活動の写真

    教育普及活動(平成21年 美術館に鯉のぼりをあげよう)

    コレクションギャラリーの写真

    コレクションギャラリー

    クノップフの作品「天井画-絵画、音楽、詩歌」

    クノップフ
    「天井画-絵画、音楽、詩歌」

    松岡映丘の作品「宇治の宮の姫君たち」

    松岡映丘
    「宇治の宮の姫君たち」

    施設のご案内

    姫路市立美術館外観の写真

    (photo:Megumi Iwasaki)

    明治時代の建物(明治末~大正2年建築・旧陸軍第10師団の兵器庫、被服庫)を保存活用。世界文化遺産・姫路城の東隣にあり、緑の芝生に囲まれた赤レンガの建物はとってもおしゃれです。

    夜間はお城と共にライトアップされ、昼間と異なった景観を見せています。また敷地内には彫刻などが配置され、散策しながら、芸術鑑賞を楽しむことができます。
    なお当館の建物は、第1回兵庫県緑の建築賞(昭和60年)や環境色彩10選公共の色彩賞(昭和63年)を受け、平成15年には国の登録有形文化財になりました。

    建物の歴史

    姫路城修繕記念写真帖に掲載された写真

    写真をご覧ください。明治43年刊行の「姫路城修繕記念写真帖」に掲載された一枚です。現在のところこの写真が初めて写されたレンガ館です。姫路城は何度か修繕をされていますが、明治43年7月より一年かけて大天守、小天守など修繕工事が行なわれました。本写真帖はその修繕記念に発刊されたものです。
    工事は城の東側に足場のスロープが組まれ、写真はその一番上から東に向かって撮ったものです。左の木々の間にレンガ館の屋根が見えます。現在の美術館はL字型に二つの棟が連結されているのですが、北館からは大正2年の棟札が発見されており、写真に見える西館は明らかに明治43年以前に建てられたことが分かります。

    軍都・姫路として明治時代からお城の周辺に第10師団がおかれるなど、城は軍隊と密接な関係を持っていました。それだけに軍の倉庫であった当館の建物に関する資料も少ないようです。

    「美術館だより第86号」(平成17年4月15日発行)より転載

    赤レンガ館の兄弟たち

    姫路市立美術館の赤レンガ館に大勢の兄弟がいたことをご存知でしょうか。明治の終わりごろから大正時代にかけて、主に陸軍の各師団には当館と似たレンガ造りの倉庫がいくつも建てられました。しかも標準設計図が存在したらしく、大きさもほぼ統一されて、何点かの共通点があります。

    1. 煉瓦造り2階建てで切妻屋根
    2. 小屋組は木造でクインポストトラスをとり、屋根裏には3階が作られている
    3. 梁間が8間で、中央2間が通路となる

    などです。
    他にも窓の形や開閉方法、建物の両端に階段があるなどあげられます。

    さて、当館のように現存し保存活用されている建物はどの位あるのでしょうか。比較的知られている金沢の兼六園に近い旧陸軍の第9師団の建物。現在は石川県立歴史博物館として現役で、明治42年、大正2,3年の三棟が残されており、建設当初の形を留めているため重要文化財に指定されています。
    近いところでは香川県善通寺市の第11師団の三棟は現在陸上自衛隊善通寺駐屯地となっており大正2,3,10年建設です。他では明治42年建築の広島第5師団倉庫(現広島大学医学資料館)の一部が残されています。今は少なくなってしまいましたが、当館の明治38年から善通寺の大正10年の建物まで4都市に残るということになります。
    近くに行かれましたらご覧になってはいかがでしょうか。

    「美術館だより第87号」(平成17年7月20日発行)より転載

    掲載された石川県立歴史博物館の写真

    石川県立歴史博物館

    掲載された陸上自衛隊善通寺駐屯地の写真

    陸上自衛隊善通寺駐屯地

    赤レンガ館の煉瓦はどこから来たか

    当館の赤レンガは数万個の煉瓦を積み上げて出来ているわけですが、これだけの煉瓦はどこで作られ、どのように運んで来たのでしょう。
    この疑問を解く鍵が煉瓦に刻まれた刻印にあります。西館の西面南から二番目と三番目の柱の間、地面から1メートルほどのところにたった一つだけ刻印を見つけました。下の写真Aです。これを舞鶴の赤レンガ博物館に調べていただいたところ、大阪窯業という会社で造られた煉瓦であることが判明しました。

    それが縁で「日本煉瓦史の研究」を書かれたレンガ博士、水野信太郎先生を紹介していただき、平成17年7月に当館で「赤レンガ100年、その大きな流れ」という講演をして戴くことにつながりました。
    明治末から大正にかけて近畿地方は煉瓦の一大生産地で遠く中国地方まで運ばれたそうです。丸に三本の線の入った刻印は、明治21年創業の大阪窯業が堺、貝塚あたりの工場で生産していたものですが、水野先生来館のおり×印の刻印を数個見つけてくださり(写真B)岸和田煉瓦(株)のものも含まれていることが分かりました。皆さんも御来館の折は煉瓦の刻印を探してみませんか。

    「美術館だより第88号」(平成17年10月28日発行)より転載

    丸に三本の線の刻印の写真

    写真A 丸に三本の線の刻印

    バツ印の刻印の写真

    写真B バツ印の刻印

    屋根裏の秘密

    非公開部分ですが明治時代の俤が残る屋根裏の秘密をご紹介しましょう。
    実は昭和56年の改築に際して、大正2年建設の北館はレンガ壁だけを残して天井他すっかり解体の上内部に別の躯体を建造しています。しかし、西館は屋根裏の木造小屋組みが存外しっかりしていた為か、そのままの形で使われ今も建設当時の姿が確認できるのです。

    これは第9師団の石川県立歴史博物館にも共通するのですが、屋根裏中央にキャットウォーク(写真C)と呼ばれる台形の廊下が突き抜けているのです。人が立って歩けるほどの床張り廊下は、市役所時代倉庫代わりに使われていたと聞いています。

    もうひとつ未だに謎としか言いようのない鉄棒列(写真D)があります。屋根裏の横木に23センチ間隔で、長さ13センチほどの鉤型の鉄棒がびっしりと打ち付けられているのです。皮製の鞍や牽引道具等の馬具を吊るしたと推測する人もいますが、確かなところは不明です。頑丈な木組みを見ると、ひっそりと人目にふれない場所で長い歴史の重みを支えてきた木々たちに愛着さえ湧いてきます。

    「美術館だより第89号」(平成18年2月14日発行)より転載

    キャットウォークの写真

    写真C キャットウォーク

    鉄棒列の写真

    写真D 鉄棒列

    ボランティア

    姫路市立美術館のボランティア活動について

    美術館におけるボランティア活動は教育普及事業として位置づけられ、美術館が参加者にその活動を通して生涯学習の場を提供する市民サービスです。美術館は積極的な利用者であるボランティアの皆さんの自己研鑽に資するメニューを提供できるよう、事業を推進しています。

    イベント補助班

    講演会や解説会等イベントの受付、ワークショップなどの案内・鑑賞サポートをします。

    インフォメーション班

    アートライブラリーやコレクションギャラリー(作品展示コーナー)等において、来館者に対する案内を行います。

    ガイド・スタッフ班

    コレクションギャラリー等において所蔵作品鑑賞のガイドをします。

    事務補助班

    展覧会のポスターやチラシ、美術館だより等の発送作業(封筒詰め)など広報活動のサポートをします。

    新聞アーカイブ班

    美術館に関係のある新聞記事などのアーカイブ活動をします。

    資料整理班

    美術館の図書、資料、写真などの分類・整理をします。

    編集班

    毎月1回ボランティアの情報紙「あかねだより」を発行します。

    彫刻ワーキンググループ(SWG)

    前庭にある彫刻のメンテナンスと、彫刻の勉強をします。

    ボランティアの応募資格

    1. 18歳以上、1年間継続して活動できること。
    2. ボランティア活動にあたり姫路市立美術館の活動趣旨に賛同し、ボランティア活動の手引きや各事業等におけるマニュアルや連絡事項等を遵守していただける方
    3. 美術と美術館の活動に興味があり、積極的に学び、ボランティア研修修了後、姫路市立美術館ボランティアとして活動する意欲のある方。
    • 活動は無償です(報酬・交通費の支給はありません)
    • 市の負担によりボランティア保険に加入します。

    ミュージアムショップ

    企画展示室手前のミュージアムショップでは、開催中の展覧会図録の他、過去の展覧会図録(在庫のあるもののみ)、絵はがき、クリアファイル、姫革細工、近隣の美術館の前売り券などを販売しています。

    図録以外の商品につきましては、店頭販売のみとなっていますので、ご来館の際に、どうぞご利用ください。

    ミュージアムカフェ

    喫茶コーナーは、ホールの一角にあり、美術館前庭が見渡せる、くつろぎの空間です。コーヒー、紅茶などを用意しておりますので、展覧会鑑賞後や、近くへお立ちよりの際の休憩などにご利用ください。

    ミュージアム・カフェ内の様子

    お問い合わせ

    姫路市役所教育委員会事務局姫路市立美術館

    住所: 〒670-0012 姫路市本町68番地25 姫路城東側

    住所の地図

    電話番号: 079-222-2288 ファクス番号: 079-222-2290

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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