みなさん、こんにちは。
休館となってから、はや一カ月以上経ちますね。
生き物の世話はこれまでどおり続けていますので、お客様がいないこと以外はそれほど館内の様子も変わっていないのですが、ひとつ休館前と大きく変わってしまったことがあります。
それは、播磨灘大水槽です。すでにホームページではご案内させていただきましたが、現在この播磨灘大水槽の展示を中止しています(とはいえ、休館に入ってからの出来事なのでまだ実際に見たという方はいないとは思いますが)。
ここで少し、中止に至った経緯をご説明したいと思います。
実は、つい先日、一部の水槽のアクリルパネル(水槽と観覧側を仕切る透明な板)に亀裂が入っていることが発覚しました。今後、亀裂が大きくなり一気に水が漏れだせば、大事故になりかねません。また、水があると補修工事ができませんので、やむなく水を抜き、魚もすべて他の水槽に移動させることとなったのです。
水を抜いた今の水槽を、上から写してみました。
何とも言えない寂しさが漂っていませんか?やはり水槽は、生き物がいてこそ輝くものだと思い知らされます。
今後、新型コロナウイルスの影響もあり、いつ工事がはじまり、展示が再開できるか不透明な状況ではありますが、少しでも早く、イワシやサメたちが悠々と泳ぐ姿を再びお見せできるよう、職員一同努めてまいります。
次回は、この水槽の魚の移動の様子をお伝えしたいと思います。
それでは。
〔スギハラ〕