みなさん、こんにちは。
当館では「やっぱり危なかってん!危険生物展」を開催中ですが、このブログでも展示している生き物の紹介をしていきたいと思います。
なるべく見ただけではわかりにくいような魅力をお伝えしていきますので、どうぞお付き合いください。
なお、連載すると見せかけて今回で終了する場合がございます。悪しからずご了承くださいm(__)m
さて、今回ご紹介するのはヒョウモンダコです!
これがあの危険生物として名高いヒョウモンダコだ!と言いたいところですが、少し違和感があるような・・・
ヒョウモンダコって、こんなイメージじゃないですか?↓
どうでしょう?
最初の写真よりも、いかにもキケンなオーラを発していて、こちらの方がヒョウモンダコという感じがしませんか?
実はこのヒョウモンダコ、目立つ模様の姿でよく知られていますが、普段はまるで忍者のように周りの色に溶け込んだ地味な体の色をしています。2枚目の写真のような姿は、危険を感じ取ったり、外敵に襲われたりしたときなど、興奮した時にしか見せない姿なんです。
ヒョウモンダコが危ない生物だということはそこそこ有名だとは思いますが、
普段は地味な姿をしていることまで合わせて知っておかないと、いざ遭遇しても気づかずに触ってしまいかねません。
このタコは唾液に猛毒があり、噛まれると最悪の場合死に至ることもあります。
温暖な地域に生息するタコなので姫路のあたりにはほとんどいませんが、播磨灘周辺でもわずかに目撃例もありますので、十分にご注意ください。〔スギハラ〕