令和5年度学校だより7

6月16日より、水泳学習が始まりました。令和3年度、4年度の水泳学習は、密を避けるために、学年2クラスで距離をとりながら学習しました。もちろん歓声は無く、静かなプールでひたすら体を動かしたり、泳いだりする学習となりました。今年度の水泳は、コロナ禍前の水泳にもどり、学年全員で、概ね2時間連続で学習を進めています。そして、プールからは歓声（シャワーの冷たさからの悲鳴？）も響いてくる中、飾磨っ子全員が水に慣れ親しみ、泳ぎの技術を身につけるべく励んでいます。

また、6月は、6年生の修学旅行を初めとして、4年生、3年生、2年生が校外学習を実施し、学校、教室を飛び出しての充実した体験学習、見学学習ができました。

さて、この時期は、1学期のまとめと長い夏休みを前にした大事な時期です。子供たちのこれまでの頑張りや成長を認め励ましてあげるとともに、気になる言動については、しっかり「諭し（さとし）」「鍛え」「磨く」厳しさも大事にし、よりたくましい成長を促したいと思います。家庭におきましても、個性を見守り育てる「やさしさ」と、鍛えて磨く「厳しさ」をバランスよく使い分け、子供たちをご支援ください。夏休みまでもう少し、子供たちのキラッと光る頑張りや成長をたくさん見つけて、いっぱいほめてあげたいと思います。

姫路市では、令和5年度より夏季休業日を7月22日～8月28日とし、平日4日間短縮し、合わせて各校の創立記念日を授業日とし、合計平日5日間を授業日とすることとなりました。このことにより、年間を通して時間割にゆとりを持たせることができるようになりま した。

そこで、この趣旨にのっとり、本校では、本年度、毎学期末の数日間を全校5時間授業（1年生のみ水曜日は4時間授業）とし、下校します。1学期末は、7月10日から開始します。ちなみに、7月20日～7月21日、8月29日～8月31日は午前中授業、9月1日からは給食を実施します。

6年生が、6月22日（木曜日）から6月23日（金曜日）で奈良・京都に修学旅行へ行ってきました。出発時は、残念ながら雨が降っていて、出発式も代表者による挨拶をした後、ご家族に見送っていただくだけになってしまいました。しかし、雨にあったのは、奈良への道中だけで、平城京に着く頃には、薄明かりもさす天候となりました。きっと良いコンディションでの修学旅行になるぞという気持ちになり、6年生保護者みなさん、そして修学旅行に当たり、「無事に帰る（かえる）」お守りを送ってくれた1年生をはじめとする留守番をしてくれている飾磨小学校のみなさんに感謝しました。今年の修学旅行のテーマは、「本気で楽しみ、本気で学ぼう」でした。ガイドさんに連れられてそれぞれの文化に触れるのではなく、仲間と共に自ら動き、観て触れて修める班別行動をできるだけ取るようにしました。 奈良では、広大な平城宮跡に立ち、まだまだ整備途上ではあるけれど復元されていく古都の様子を見学しました。また、午後からは、昼食場所の「古都屋」さんから、東大寺大仏殿 までの班別行動で、思った方向とは違う方へ行く班、道に迷ってしまう班などハプニングも ありながら集合場所までたどり着くことができました。班別行動の、もう一つの旅行中の大きなミッションである、インバウンドの外国の人たちに接し、サインをもらうという活動も行いました。初めは、恥ずかしがって行動に移せない子もいましたが、誰かが成功すると、みんなも勇気と行動力が出て、多くの6年生が、たくさんの外国人の人たちにサインをもらったり一緒に写真に写ったりすることがで きました。 そして、奈良最後の見学地である大仏殿に入りました。大仏殿の中は、きっと人でごった返していると覚悟を決めていたのですが、ここでも奇跡が起こりました。ここ数年、コロナ禍で通れなかった大仏様の鼻の穴と同じ大きさの柱の穴抜けが、今年から復活していて、普段であれば行列ができていれば諦めなければいけないところを、何と6年生ほぼ全員が穴抜けをするという快挙を経験しました。（ほんとに、今年はついている。ありがたいと実感した次第です） 京都へ着いて、夕食後、嵐山の町を散策後、「嵐電」を貸し切り、宿泊ホテル近くの四条大宮駅まで行けたのも良い体験となりました。 紙面の都合で一日目だけの様子を書きましたが、今年もいろいろドラマが生まれました。天候にも恵まれ、気温も高くなく快適に過ごすことができたことは良かったですし、何よりも子どもたち一人一人がそれぞれ違った思い出を作ることができた最高の1泊2日の修学旅行となったことをうれしく思います。この体験を大事にしながら、飾磨小学校のリーダーとしてますます勉強や生活に頑張ってくれることを期待しています。