令和5年度学校だより9月号

立春から数えて210日目にあたる9月1日頃を二百十日(にひゃくとおか)といいます。秋の天気は変わりやすいとよく言いますが、特にこの時期は、台風の襲来や荒天が続くことが多いので、昔から嵐に備えたり風を鎮めるための祭りを行ったりすることがあったそうです。強い風は、稲が倒れるなど農作物に被害をもたらしたり、海が荒れるため漁の妨げとなったりすることから、先人たちは警戒する季節としていたのですね。

今年は関東大震災が発生してから100年となります。災害に対して意識を高めるため、震災が起きた9月1日を「防災の日」として、訓練等を行う地域もあります。台風が多く発生するこの時期、大雨による被害(洪水・浸水)や、強風による被害(家屋の破損・飛散物への注意・火災発生時の延焼拡大)を想定したり、防災マップの活用や、避難経路及び場所の確認など、もし災害が起こった時のために被害を少なくするように心がけておくことや、防災訓練等に積極的に参加することが重要です。

2学期が始まり、学校の生活リズムに慣れてきたでしょうか。始業式で、「夏休みに各自が身につけた『力』を発揮する学期にしましょう」と話をしました。学習面や生活面、進路への取組や部活動など、自らの課題・目標を見据えて取り組むようにしましょう。学習面ではこの2学期での取り組み方が今後の自分自身に大きく影響します。授業では学習内容を把握し、自らの意見を積極的に発表したりまとめたりする(アウトプット)など能動的に授業に臨みましょう。また、家庭での学習も大切にしてください。

さらに2学期は行事もたくさんあります。行事などに全員で取り組む際に、みんなで協力して成功させようとする経験はとても貴重で大切なことです。周りの仲間のいろんな思いに触れ、協調・協働・協力しあいながら、体育大会や文化発表会など大きな行事に全力で取り組んでください。そして、飾磨東中生として『集団の力』を存分に発揮してくれることを期待します。

体育大会の練習が始まります。熱中症指数等を考慮して、練習は主に午前中に行う予定としています。しかし、まだまだ残暑による厳しい日差しや高い気温が続きそうです。各個人でも水分を十分に用意し、睡眠と朝食をしっかり摂って体調管理をしてください。