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お城を望む日本庭園で“姫気分”を
好古園
姫路城の西に隣接し、西御屋敷跡の地割りを活かした9つの庭園群で構成された好古園は、姫路市政100周年を記念して造営。世界文化遺産の姫路城を借景に約1万坪の美しい日本庭園が広がります。
なかでも姫路藩主の下屋敷があった「御屋敷の庭」は、池泉回遊式庭園で園内最大の見どころ。錦鯉が泳ぐ大池や滝を眺めながら風情ある渡り廊下を歩けば、まさに姫気分。
「るろうに剣心」など、数々の映像作品のロケにも使われた園内は、江戸時代をしのばせる築地塀や門も相まって非日常感たっぷりです。散策に疲れたら、裏千家第15代家元が設計・監修した本格茶室「双樹庵」へ。
大天守に向かって建てられた空間で、鳥の声などに耳を澄ませながら、心静かに自分と向き合う時間を過ごせます。DATA
TEL/079-289-4120 住所/姫路市本町68 営業時間/9:00〜17:00(入園は16:30まで) 休園日/ 12/29・30 入園料:大人 310円、小人 150円
HP/www.himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/[双樹庵]
営業時間/12:00〜16:00(最終受付 15:40) 休園日/ 12/21~1/5 1席/500円(お茶菓子付き) ※予約不可 ※立礼式 -
文化観光拠点としてアートを発信
姫路市立美術館
姫路城の東に隣接し、お城が借景になった全国でも珍しい美術館です。
国の登録有形文化財であり、その歴史ある赤レンガの建物は、戦時中は旧陸軍の倉庫、その後は姫路市庁舎としても使われました。
館内にはモネ、ユトリロ、コロー、マティスなど貴重なフランス近代絵画を集めた國富奎三コレクション室をはじめ、企画展示室、コレクションギャラリーと3つの展示室があり、美術愛好家にも注目されています。所蔵作品は油彩のほか、日本画、彫刻、工芸、刀剣など多彩で、郷土ゆかりの美術家の作品も多数。
姫路の文化観光拠点として、姫路の歴史や文化からインスパイアされたアーティストの作品を国内外に発信するプロジェクトも要チェックです。DATA
TEL/079-222-2288 住所/姫路市本町68-25 開館時間/10:00〜17:00(入館は16:30まで) 休館日/月曜(祝日の場合は翌日) 常設展/一般 210円、大学・高校生 150円、中学・小学生 100円
HP/www.city.himeji.lg.jp/art/himeji_kan
美術館の背景に姫路城の姿。その手前には彫刻が立ち、三重の造形美を楽しむことができる
木内 克《エーゲ海に捧ぐ》1972年
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懐かしいおもちゃでほっこりと
日本玩具博物館
風情ある土蔵造りの建物に入ると、昔懐かしい玩具がケースの中にも外にもたくさん展示されています。明治時代から昭和時代のレトロなおもちゃや人形は素材なども味わい深く、父や母の世代が子どものころに遊んだ当時の生活文化を教えてくれます。
日本の素朴な郷土玩具や世界の民族玩具などからはその土地の香りを感じとることができ、旅情を誘われます。江戸時代から作り伝えられてきた女性の伝統手芸のちりめん細工は、日本版のパッチワーク。四季折々の花や動物、人形をモチーフとした作品の多くは袋物で、日本女性の美意識に触れることができます。春の「雛人形展」や冬の特別展「世界のクリスマス展」など、季節に合わせた展示も人気を集めています。わが国を代表する玩具博物館です。
DATA
TEL/079-232-4388 住所/姫路市香寺町中仁野671-3 開館時間/10:00~17:00 休館日/水曜日(祝日の場合は開館)、12/28~1/3 入館料/一般600円、大学・高校生400円、子ども(4歳以上)200円
HP/https://japan-toy-museum.org/