令和6年4月10日(水曜日)
担当課 姫路市立美術館学芸課
担当者 紅林(くればやし)、二宮
電話番号 079-222-2288
書寫山圓教寺 三之堂
隈研吾氏(C)J.C.Carbonne
パビリオン《くぎくも》イメージ
書寫山圓教寺と姫路市立美術館の共催で、「圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク:これからの用の美」を開催します。西の比叡山と呼ばれる書寫山圓教寺で、世界的建築家である隈研吾が摩尼殿と三之堂に触発されたパビリオン《くぎくも》の制作と、「はづき茶屋プロジェクト」を展開します。この隈研吾作品《くぎくも》の展示に先立って関連ワークショップを開催します。
「圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク:これからの用の美」はワークショップ期間と作品展示期間の2期に分かれます。詳しくは下記をご覧ください。
4月から始まるワークショップ期間では、圓教寺の建築や歴史、そして《くぎくも》を更に楽しむためのイベントを実施します。ミニパビリオンづくり、圓教寺山主と巡る散策、圓教寺文化財ツアーや《くぎくも》の和釘を製作する明珍氏の鍛冶工房見学など、圓教寺や隈研吾そして姫路の魅力を体験できるワークショップが目白押しです!
隈研吾が三之堂前の広場で公開するパビリオン《くぎくも》。このパビリオンをテーマに、参加者はストローを使いオリジナルのミニパビリオンを制作します。講師には《くぎくも》の共同制作者や制作スタッフをお迎えします。
参加費:無料
定員:いずれの回も15名(申込多数の場合は抽選)
対象:小学生以上
申込方法:姫路市立美術館HPのイベントページよりお申込みください。
圓教寺には、開基・性空上人と和泉式部の出会いを和歌が取り持ったという伝説があります。「はづき茶屋」は、もとは参篭者が身を潔める場(湯屋)でした。その名は、この時の和泉式部の歌の一節「山の端の月」に由来します。この場所を出発点とし、山主と美術館学芸員と一緒に圓教寺を散歩しませんか。
講師:大樹玄承(圓教寺長吏)、紅林優輝子(姫路市立美術館学芸員)
場所:書寫山圓教寺 (集合場所:はづき茶屋前)
参加費:無料(別途、志納金が必要です。)
定員:いずれの回も10名程度(申込多数の場合は抽選)
申込方法:姫路市立美術館HPのイベントページよりお申込みください。
圓教寺の史跡や建築を、文化財保存修理の専門家である姫路市文化財課職員と巡ってみませんか?今年1月に摩尼殿が国の重要文化財に指定され、圓教寺では現在、計9件の建造物が国指定重要文化財となっています。史跡や建築に関するレクチャーを受けながら境内を見学し、圓教寺の魅力を深堀りしましょう!
講師:大樹玄承(圓教寺長吏)、中川猛(姫路市文化財課職員)、福田剛史(姫路市文化財課職員)
場所:書寫山圓教寺 境内(集合場所:志納所前)
参加費:無料(別途、志納金が必要です)
定員:いずれの回も15名(申込多数の場合は抽選)
申込方法:姫路市立美術館HPのイベントページよりお申込みください。
《くぎくも》制作に使う和釘は、姫路城の修理にも使われるもので、姫路の鍛冶師・明珍宗敬氏によって製作されています。明珍家は平安時代から続く家系で、江戸時代には姫路藩のお抱え甲冑師でもありました。このツアーでは明珍氏の工房の見学と、工房周辺の街歩きを行います。
5月11日(土曜日)午後2時から午後3時30分
講師:明珍宗敬氏(明珍家第53代当主・鍛冶師)
集合場所:姫路市立美術館
参加費:無料
定員:10名(申込多数の場合は抽選)
申込方法:姫路市立美術館HPのイベントページよりお申込みください。
圓教寺の三之堂と摩尼殿に触発された隈研吾が生み出すパビリオン《くぎくも》。この作品が出来上がっていく様子を、制作スタッフの解説を聞きながら間近で見学してみませんか。
日時:6月15日(土曜日)午後2時から午後3時
解説:東京大学+日本女子大学プロジェクトチーム
集合場所:書寫山圓教寺 三之堂前広場
参加費:無料(別途、志納金が必要です)
事前申し込み不要
書寫山圓教寺、姫路市立美術館
隈研吾都市設計建築事務所、明珍本舗、東京大学 総括プロジェクト機構 SEKISUI HOUSE - KUMA LAB、日本女子大学 建築デザイン学部 江尻憲泰研究室、姫路市教育委員会事務局
パビリオン《くぎくも》イメージ
書寫山圓教寺 三之堂
現代を代表する建築家・隈研吾が、近代寺院建築の傑作である摩尼殿と室町時代の建築である三之堂にインスピレーションを受け、パビリオン《くぎくも》を公開します。書寫山圓教寺の摩尼殿は、今年1月に国の重要文化財に指定されました。摩尼殿を設計した武田五一は「関西建築界の父」と呼ばれ、近代建築だけでなく古社寺の修理保存にも関わりが深く、隈研吾に影響を与えた建築家でもあります。隈研吾は摩尼殿の懸造(かけづくり)について、「武田の本領である軽やかなものへの思考がたくさん発見できる」と語っています。さまざまな人の手によって守り受け継がれ、人々の生活や文化に溶け込んできた圓教寺の建築群と隈研吾の作品の融合が、新しい三之堂の景色を創出します。
会期:6月16日(日曜日)から12月1日(日曜日)まで
場所:書寫山圓教寺 三之堂前広場
時間:午前10時から午後3時45分まで
観覧料:無料(別途、志納金が必要)
休場日:会期中無休(天候により中止になる場合があります)
書寫山圓教寺、姫路市立美術館
姫路市役所観光経済局 姫路市立美術館
住所: 〒670-0012 姫路市本町68番地25 姫路城東側
電話番号: 079-222-2288 ファクス番号: 079-222-2290
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