学校だより第11号

朝夕が涼しくなり、空がいつの間にか高くなりました。秋の気配がそこまでやってきていますね。

2学期に入り、2週間が経ちました。どのクラスも大変落ち着いて学習や運動に取り組めていて、大変うれしく思っています。一人一人がヒーローになれるクラス・学校を目指して、がんばっています。表彰状をもらうことだけがヒーローではありません。黙ってもくもくと掃除をしている人、給食を持っていくときに廊下にこぼれたお汁を一人で最後まできちんと拭いてくれている人、友達や先生にしっかりと目を見て心を込めて挨拶ができている人、そんな人も本当にヒーローだと思います。

好意に満ちたクラスというのは安心感があります。みんながプラスの言葉をかけあえるということです。

「なにしとんよー」ではなく「どうしたん？だいじょうぶ？」

「だまれ！」ではなく「心の中でしゃべってね」

というように、いがいが言葉をなくしてほんわか言葉を増やしていきたいと思います。小さなことなのですが、そうすることで気持ちが安定し、クラスの中の騒音が小さくなり、静寂の時間がたくさんできます。

教師もしゃべりすぎない、目で合図する、ということを心掛けることで子どもたちの集中力を高めていきたいと思っております。

学校、学級というのは安心できて、自分の居場所があって、遠慮なくプラスの言葉が何でも言い合えるところです。

2学期はそんな落ち着きのある学級・学校を目指して、先生たちも努力しています。また学級の雰囲気の変化を子どもたちを通じて、10月の参観日の時に、等さまざまな機会を通して感じていただき、また発信していきたいと思います。

ご支援ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

先日4日に姫路平和資料館の田中美智子先生にお越しいただいて、6年生が平和学習をしました。

戦争のことは決して他人事でもなく、過去のことでもありません。なぜならまさに今、世界では戦争が起こっているからです。ウクライナの平和はいつになったら来るのでしょうか。本当に心を痛めますね。 　 　

田中先生の本当にしっとりとしたそして説得力のあるお話しぶりで、子どもたちも私も引き込まれました。さすが6年生、誰一人声を発することなく真剣に話に集中していました。戦争のことを風化させないことは、平和を守るうえで大変大事なことです。