学校だより第14号

去る10月12日（木曜日）の道徳授業参観、ありがとうございました。授業内容、子どもたちの様子はいかがでしたでしょうか。各学年ごとにそれぞれの課題に応じた資料を選び、子どもたちの心に訴える授業になっていたかと存じます。道徳の授業は年間36時間あります（1年生は35時間）。その中で、さまざまな道徳的価値について自分の心を見つめながら、友達や自分と対話していく時間です。週に1時間しかありません。その中で「信頼友情」「親切思いやり」「勇気」「やさしさ」「郷土愛」「礼儀」「公正公平」「よりよく生きる喜び」「生命尊重」「勤労奉仕」「責任感」「生命尊重」「自主自立」などたくさんの価値を1時間に1項目学んでいきます。

しかし何事もその1時間で変わるものではありません、壺に1滴ずつ水が溜まっていくように、薄い紙を1枚ずつ重ねていくように、少しずつ少しずつ積み重ねていくものなのです。

ですから、何度も何度も道徳の時間は繰り返されます。国語や算数とはまた違った心の学習の時間です。

人が人として、より良く生きられるように、人が互いに尊重し合い社会を作っていくうえでのルールやマナーを学んだり、人としてより良く生きるうえで大切なものは何か、自分はどのように生きるべきなのかということについて、時には悩み、葛藤しながら考えを深め、クラスのおみんなと対話しながら自分を育んでいく時間です。これからも大切にしていきたい時間です。

保護者の皆さんからも感想をいただきました。貴重なご意見をありがとうございます。

• 今日の授業について家でも話し合いました。もしクラスで悲しい思いをしている人がいたら声をかけ、自分たちで解決できなかったら、先生や家の人に相談してほしい。見て見ぬふりをする人にはならないでねと伝えました。クラスも先生の話をちゃんと聞いて自分で考え意見を発表していたのでとても良かったです。
• 道徳は人生において必要なことを学べる授業だと思います。先生の丁寧な話し方や説明、子どもたちの意見一つ一つを大切にしているところがとても良かったと思いました。
• 人の感情、考え方、受け取り方は人それぞれなので、対応方法などは大変難しいことだと思われます。ですが正解があるようでないことだとしても、これだけは間違いだということはわかってもらいたいです。これからの経験で自分なりの正解を見つけ判断できるようになってもらいたいです。
• しっかりとお話を読み、内容を確認しながら発表できていたと思います。いろいろな環境や立場に置かれた自分とは違う人の気持ちも汲みとれるような人になってほしいと思います。学校がそのような場になり、心も大きく優しくたくましく育ってほしいです。
• 生きていく力や協力する力、人間力を友達との関係を通じて少しずつ分かっていけるように導いてほしいと思います。
• 道徳の授業でいろいろな立場になって考えたり、友達の考えに触れたりする機会は貴重で、道徳を好きになってほしいと思いました。
• 子どもたち全員から意見がどんどん出ている様子を見て、皆で成長しているクラスだなと感じました。

まだまだたくさんご意見をいただいているのですが、すべてを載せきれずに申し訳ありません、すべてに目を通させていただいております。これからも子どもたちの心を丁寧にはぐくんでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。