姫路市立安室中学校
YASUMURO JUNIOR HIGH SCHOOL
〒670-0081 姫路市田寺東二丁目6番1号 地図
電話番号:079-293-2761
姫路市立安室中学校
YASUMURO JUNIOR HIGH SCHOOL
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根付いた稲が育って、田んぼが青々としている様子を「青田」といいます。植えたばかりで稲がまだ小さく、水に浸って揺れているときは「早苗田(さなえだ)」「植田(うえだ)」「五月田(さつきだ)」といい、青田とは区別されます。青々と生い茂り、その稲で水が隠れるほどに育った状態が「青田」です。ここまで生育するには、害虫に悩まされたり、除草に追われたりと、大変な苦労が必要です。今でこそ農薬や機械が進化していますが、手作業だった頃の苦労は、『推して知るべし』(意味はわかりますか?)です。
是非、学校で身につけた生活の基礎を忘れないでください。「当たり前のことを当たり前に」することを続けてください。朝起きたら家族に「おはよう」の挨拶を。地域の方との出会いは学校に通っていた時以上に増えると思います。お会いしたら「こんにちは」。できれば少しお話しできるといいですね。外から帰ってきたら「ただいま」の挨拶と共に、玄関の靴をそろえて上がる。もちろん、自分の部屋の掃除やできれば居間なども心を込めて掃除する。勉強は計画を立てて集中して取り組む。
夏休みは学校で身につけた基礎を学校から離れて実践する場です。夏休みが終わった後も、いつも通りに「当たり前のことが当たり前に」できる姿を楽しみにしています。
子ども家庭教育フォーラム代表、教育・心理カウンセラー 富田 富士也 氏
(宮崎市で開かれた「第34回宮崎県幼稚園PTA大会」での記念講演より)
かつてマザー・テレサは「愛の反対は憎しみではなく、無関心である」と言いました。他人事と思えば心は動きません。相手が気になるから、ときに腹も立ち、心が揺れるわけです。
長く教員生活を勤められた方は皆さん、「手のかかった子が一番思い出される」とおっしゃいます。やんちゃな学校に赴任した時のこともよく思い出されるそうです。先生というのは何かと大変で、「もう辞めようかな」なんて悩みながら続けていたりするのです。でも気が付くと、辞めたい気持ちを忘れて生徒のために懸命になっていたりするわけです。そんな経験をした教師は、きっと「生徒に育てられた」という実感を持つはずです。子どもの悩みが深ければ深いほど、親は親らしく、先生も先生らしくさせてもらえるのかもしれません。
そう考えると、たとえ手のかかる子でも、今よりほんの少しだけ、「ありがたい」と思えてきませんか。私のカウンセリングの経験から言うと、「いい子」はどこかで「報われなさ」を持っていたりします。成績が良くておとなしくて、弱音や愚痴を言わない「いい子」ほど、見た目は何の問題もないように見えます。でも、そういう子にも憂いがあったりするのです。そして思いがけない納得しがたい出来事をきっかけに、励ますつもりの親の言葉にカッとして「うるせぇんだよ!」と言って親に反抗したりするんです。親はその豹変ぶりに慌ててしまうわけですが、実は成人になって起こる「遅すぎる思春期問題」はいい子ほどあるんですよね。親にも子にも、どちらかにお迎えが来るまで親子関係に「卒業式」はありません。そして、子どもが親に育てられるばかりでなく、親が子どもに育てられたりもします。人はそういう相互関係の中で成長していくものなのです。
古(いにしえ)のお坊さんが言いました。「朝(あした)には紅顔(こうがん)あって夕べには白骨となれる身なり」と。人は、「朝は元気に別れても、夜に死んでしまう可能性だってある」のです。明日も皆さんが今日と同じように元気でいられる保証なんてありません。人と人との出会いも別れも、いつやってくるか分からないのです。人とは、はかない存在です。それだけに一期一会「いま・ここ」を大切にしたいものです。
ですから、もし、「今朝、勢いで子どもを怒っちゃったな」と反省の気持ちがある人がいたら、今日帰ったら子どもを思いきり抱きしめてあげるといいと思います。どんなに問題を起こす子でも、「親を困らせよう」とか「先生に迷惑をかけてやろう」とか、そんなつもりで生まれた子は一人もいません。
親や先生にも、「悪い子に育てよう」と思って育てている人は一人もいません。みんな、「良い子に」と願いながら子育てしているんです。悪い子で生まれた子もいなければ、悪い子に育てようと思っている大人もいない。それなのに、なぜ悲しい事件や事故は繰り返されるのでしょう。「そこにいったい何があるのか」ということに私は思いを馳せないわけにはいきません。
一言でいうと、それは「還る家を見失った」ということだと私は思っています。「還る家」とは「ハウス」ではなく「ホーム」のことです。人間関係としての「還る家」のことです。
にっちもさっちもどうにもできない状態のことを「不条理」といいます。人は、生きている間のどこかでそういう不条理を感じてしまうのです。それを誰かに相談できればまだいいのです。誰にも言えなかったり、苦しみや悲しみをそのまま背負わなきゃならないときもあります。悩みは「言うと相手を、親や先生を悲しませてしまう」と思うから言えないのです。ましてや、それが自分の身近で大切な人ならばなおさらです。そんな時に必要なのが「還る家」です。「原風景」と言い換えることもできるでしょう。
幼い時、どうすることもできなくて助けを求めた時、「大丈夫だよ。ひとまずそれでいいんだよ」と無条件で抱きしめてもらえた実感、受け入れられた実感、そのことを私は「還る家」と呼んでいます。
例えばテストで悪い点数を取ったら、「これはお母さんに怒られちゃうな」と、追い込まれた気持ちになりますよね。にっちもさっちも行かなくて自己否定にさまようんです。「いい子」ほどそうです。幼い時に抱きしめてもらった時の「原風景」まで思い出せなくなってしまうのです。そんな時さらに、「なんだこの成績は。これじゃ高校へ行けないぞ」なんて追い打ちをかけられたらたまりませんよね。親の方は、その言葉で子どもがどれだけ傷つくかにも気づいていなかったりするわけです。すると子どもは、いよいよ「還る家」を見失います。その喪失感が悲しい事件や事故を起こす引き金になってしまうのです。
「つらい時でもお母さんは黙って受け入れてくれた」「父親はずっと私を信じてくれた」と、その場面や風景を、まるで映画の一場面のように思い出せるならば、それがあなたの「還る家」になります。それがあることが一番必要なことなんです。
あなたに「還る家」はありますか?もしかすると、今隣に座った方との出会いが皆さんにとっての「還る家」になる可能性だってあるんですよ。
6月5日(月曜日)から6月9日(金曜日)の5日間、地域に学ぶ中学生体験活動の「トライやる・ウィーク」が無事終了しました。参加した全生徒が、「よかった」「またやりたい」という感想を抱き、学校に戻って参りました。ひとえに事業所の皆さん方の多大なるご尽力の賜と感謝申し上げます。この体験活動で子どもたちは大きく成長してくれたものと思われます。
体験活動の場を提供していただいた70の各事業所におかれましては、本当に忙しい中、受け入れ体制を整えていただきありがとうございました。また、各自治会におかれましては、ポスターの掲示や生徒達への激励の温かい言葉かけなどご協力いただきありがとうございました。「子どもは地域の宝です!」今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。感謝!
6月8日(木曜日)に「NPO女性と子どものエンパワメント関西」より6名の講師先生をお招きして、「いじめ防止人権学習」を実施しました。自分を見つめなおし、良い所・悪い所を考える。悪い所も言い換えると良い所となる。自分を肯定的にみることの大切さを教えていただきました。「長所ばかりでは、人としておもしろみがない。短所もあって、個性・人間味が出る。」互いが認め合うことで、いじめのない学校、みんなが安心して学べる学校にしましょう。 感情のコントロール!
特別支援学級の生徒たちが、皆で土を耕し、種芋を植え、毎日水やりをかかさずに育てた、安室中学校産の「じゃがいもと玉ねぎ」がたくさん収穫できました。6月21日(水曜日)に「みのわひ商店」をオープン。重さをそろえて袋詰めにしたじゃがいもと玉ねぎの販売を先生たちにしてくれました。私はオニオンスライスをつくって食べました。とてもおいしかったです。ありがとう!次は、何が収穫できるか楽しみです。〔み:みどり学級、の:のぞみ学級、わ:わかば学級、ひ:ひかり学級〕
姫路市立安室中学校
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電話番号のかけ間違いにご注意ください!