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姫路市立安室中学校

YASUMURO JUNIOR HIGH SCHOOL

〒670-0081 姫路市田寺東二丁目6番1号 地図

電話番号:079-293-2761

学校だより「安室」2024年2月号

  • 公開日:2024年2月1日
  • 更新日:2024年2月1日
  • ID:20965

学校だより「安室」第13号

  • 如月(きさらぎ)〔節分・立春・梅・鶯・春一番・東風〕
    「二月」の異名は「如月(きさらぎ)」。その由来は、「寒さで着物を更に重ねて着る」ことから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力だそうです。寒い日はまだあるものの、2月4日(日曜日)は「立春(りっしゅん)」。暦の上では、この日から「春」になります。「三寒四温」を繰り返す中、重ね着の仕方を工夫しながら、健康管理に気を付けていきたいものです。
  • 春立つと古き言葉の韻よし 後藤夜半
    「韻」を「ひびき」と読ませています。「立春(りっしゅん)」を「春立つ」と和語で表現すると、確かにいいひびきであり、縁起もよさげな言葉です。ちょっとした気づきが、なるほどと思わせます。「春が立つ=立春」の意味ですが、「春に立つ」と受け取れば、「春風や闘志いだきて丘に立つ」という高浜虚子の俳句を連想します。こちらは、読むと勇気がわいてきそうな力強い俳句です。卒業を迎える3年生に贈りたい句ですね。

「光の春(ひかりのはる)」 五感を磨けば、いろいろな春が感じられる

立春から春分の頃は、暦の上では春ですが、まだまだ寒いものです。でも、窓から差し込む光はきらきら輝いて、春そのもの。そんな時期のことを「光の春」というそうです。日脚は長くなり、空も明るさを増していく頃ですね。やがて、あたたかくなると「気温の春」。雪解けのせせらぎや鳥のさえずりなどで感じる「音の春」・・・。五感を磨けば、もっといろいろな春が感じられそうですね。 

今、学校では、寒さに震えている大人とは違い、子どもたちは、すこぶる元気です。その中で新生徒会がスタートしました。テーマは「改革」です。何をどのように改革してくれるのか、楽しみにしています。「学校をよりよくする」とはどういうことでしょうか。みんなで考えていきましょう。自分たちの希望や思いばかりを追い求めるのではなく、安室中学校の生徒全員が居心地の良い学校にするためにはどうすればよいか。「学校が何をしてくれるか」ではなく、「学校の為に何ができるか」を考える新生徒会に期待します。 

授業が始まると、元気な声が聞こえてきます。教室をのぞき込むと1年生の百人一首の取り組みです。クラス全員で和気あいあいとした楽しい雰囲気が広がっていました。昔を思い出しました。「昔あそび」はいいものですね。2年生たちは、2月9日の神戸校外学習の準備をしています。4月の修学旅行に向けた取り組みの一環です。目的のある校外学習にしてください。3階に目を移すと、真剣な眼差しが先生に向けられています。3年生の授業風景です。切羽詰まった状況の中で必死に頑張っている3年生たちに「負けるな!頑張れ!」と応援したくなります。先日の面接練習では、しっかり準備をして臨んでくれたこともあり、緊張した表情でありながら、心を落ち着かせて質問にきちっと応える真剣な姿がありました。大丈夫!

3年生にとって、この1月は、冬休み明けの課題提出、実力考査、入試の面接練習、私立高校や推薦・特色選抜・多部1の出願準備と目まぐるしい毎日でした。出口のないトンネルはありません。最善を尽くせば、必ず明るい光が見えてくるはずです。春は、もうそこまで来ています。3年生の皆さん、心に決めた目標に向かって強い気持ちをもって前に進んでください。最後の最後まであきらめずに、安室中学校の最上級生として、仲間とともに頑張り続けてください。決して一人ではありません。受験勉強は、団体戦です。さあ、最後まで 頑張っていきましょう!みんなでこの試練を乗り越えていきましょう!そして、もしクラスの中に不安に思っている人がいたら、「ともに頑張ろう」って、そっと手を差し伸べてあげてください。

1、2年生の皆さん、今のクラスもあと2ケ月です。いやまだ2ケ月もあります。この1年間のクラスづくりの集大成です。まだまだやり残していることはありませんか。さあ、自分のために、仲間のためにできることを精一杯やっていきましょう。1・2年生の中にも勉強や部活動、友達関係でしんどい思いをしている人がいるかもしれません。決して現状から逃げないでください。今やっていることをあきらめないこと。そうすれば、そんな頑張っているあなたを支えてくれる人、応援してくれる人が必ず現れるはずです。 そうする中で、あなたたちは以前よりずっと心の強い、そして人の痛みがわかる心優しい人になっているでしょう。益々の活躍、成長を期待しています。

〔ちょっと一息・・・〕 このジョーク、分かりますか? ウクレレ漫談家(1997年11月24日)

子どもみたいに、小さなことにも、「なんで?」「どうして?」って疑問を持ちましょうね。

例えば、お茶碗にご飯を装いますが、「ご飯を装う器なのに、なんで『茶わん』って言うのかな」とか、「お茶を飲む器なのに何で『湯飲み』って言うのかな」とか考えましょう。

家でビールを1本、2本、3本と飲む時も、疑問は持てますよ。英語だったら「ワン、ツー、スリー、・・・」と数えるけど、日本語では「いっぽん、にほん、さんぼん、・・・」と数えます。つまり日本語は、下が、「ぽん」だったり「ほん」だったり「ぼん」だったりするわけです。でも、こんな複雑な数え方なのに、小さい子どもまでもがうまく「ぽん」と「ほん」と「ぼん」を使い分けてますよね。日本民族ってホント優秀だなぁって思います。

「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、・・・」はどうでしょう。これも僕は疑問に思いました。「みんな最後に『つ』が付くのに、なんで『とぉつ』って言わないんだろう?」って。ある人に聞いてみました。すると、「『いつつ』で『つ』を二回使ってしまったからじゃない?」って言われました(笑)。

イカは、「いっぱい、にはい、さんばい、・・・」と数えますね。でもたくさんになると、また「いっぱい」に戻っちゃうんですよね。これも不思議ですよね(笑)。

考えるのが面倒くさい時は、小さい子どもと会話をたくさんするといいです。我々お笑い芸人は、子どもと会話のキャッチボールをよくやります。

「おじさん、42.195キロって何だか知ってる?」「知ってるよ、フルマラソンで走る距離だろう」「違うよ、うちの母ちゃんの結婚前の体重だよ」(笑)。

「ダンプカーが曲がり角で落とし物をしました。何を落としたでしょう。わかる?」「うーん、砂利かな?」「違うよ、スピードだよ」(笑)。

家族そろって楽しく食事をしていたら、玄関で、「ピンポーン、ピンポーン」と呼び鈴が鳴った。「誰だ、みんなで楽しくメシ食っている時間に来やがって・・・」とお父さんが言いました。すると子どもが言いました。「あー、あれ、宅急便だよ」って。もしかして皆さん、「この会話のどこが面白いんだ」って思いませんでしたか?ちゃんと頭を回転させながら聞かないとこのジョークは笑えませんよ。「ピンポーン」だから「宅急(卓球)便」なんですね(笑)。

ちょっと頭の体操をしましょう。では始めます。

「1、2、3、4、5、6、7、8、9、0」の中から好きな数字を一つ選んでください。その決めた数字に1を足してください。次のその数字に2を掛けてください。その数字に4を足してください。その数字を2で割ってください。ぞの数字から、あなたが決めた数字を引いてください。その数字に9を掛けてください。その数字から7を引いてください。その数字を2で割ってください。答え、出ましたか?全員「10」になっているはずです。不思議でしょ(笑)。

皆さんはそれぞれ、最初に違う数字を心の中に決めました。でも、それぞれの数字に同じ数を足したり掛けたり引いたり割ったりしていくうちに全員同じ数字になっちゃったんですね。とにかく頭を使うことは、とっても健康にいいんですね。なぜ「10」になるのかな?