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姫路市立安室中学校

YASUMURO JUNIOR HIGH SCHOOL

〒670-0081 姫路市田寺東二丁目6番1号 地図

電話番号:079-293-2761

学校だより「安室」2023年11月号

  • 公開日:2023年10月31日
  • 更新日:2023年11月22日
  • ID:20069

学校だより「安室」第10号(特別号:祝 全国大会出場!)

県中学校駅伝競走大会 男・女アベック出場!(3年連続)

祝 男子 優勝(初)近畿・全国大会出場決定!

11月18日(土曜日)奥神鍋において兵庫県中学校総合体育大会駅伝競走大会が開催されました。男子は6区間で総距離19.2キロメートル、女子は5区間で総距離12.7キロメートル。小雪が舞い散る中、タスキ(気持ち)を繋ぎ奥神鍋を走り抜けました。寒さと強風の厳しい状況でしたが、自信に満ち溢れた走りでした。選手全員が全力を振り絞りがんばる姿に感動!毎日の練習の積み重ねがあったからできたことでしょう。

結果は、女子は惜しくも第7位。(5位まで近畿大会出場) 男子は見事、優勝!!

試合後、校長室に報告に来てくれた、女子主将仲田さんより「昨年度よりチームは大きく成長しました。満足しています。次は、後輩たちがさらに頑張ってくれることと思います。私は、次のステージで頑張ります。」 あっぱれ!

男子は、12月3日(日曜日)に和歌山県で近畿大会に出場。さらに、12月17日(日曜日)に滋賀県希望が丘文化公園で開催される全国大会に出場が決定しました。全国大会・近畿大会に出場する機会は、誰にでも与えられるものではありません。頑張ったからこそ与えられたものです。この貴重なチャンスを大切にし、次なる目標に向けて頑張ることを期待します。目標を定め、その達成に向けて練習を積み重ねれば、必ず結果がついてきます。一日一日の練習を大切にすること。これがすべてです。

全国・近畿大会の舞台で、安室旋風を巻き起こせ!!

  • 地域・保護者の皆さんへ
    全国の舞台で、全員で、全力を尽くしてタスキ(気持ち)をつなぎます。皆さんの応援をよろしくお願いいたします。

『楽しむ力』を身に付けよう! 「さぁ、いよいよ面白くなってきた!」 2011年9月5日宮崎新聞(日本講演新聞)より

昔から謙遜が美徳とされてきたこの国にあって、自分のことを「天才」と称するひすいこたろうさん。本職はコピーライターなのだが、彼は自分の肩書を「天才コピーライター」としている。そんなひすいさんが講演会で、「楽しい人生を送りたいなら『楽しむ力』を持っていないといけない」という話をしていた。 

その事例として紹介したのが、1998年の夏の甲子園の準決勝戦だった。エース松坂大輔率いる横浜高校と高知県の明徳義塾高校の一戦だ。

前日の準々決勝で横浜高校はPL学園と延長17回まで戦い、勝利した。17回を一人で投げ抜いた松坂の肩は腫れ上がり、この日の準決勝の登板は見送られた。代わって2年生の投手が2人で8回まで投げた。しかし、相手は明徳義塾。2人の投手は打たれに打たれ、8回表が終わった時、横浜高校は6対0で負けていた。あと2イニングで挽回するのは誰の脳裏にも不可能に思えていた。

しかし、8回裏の攻撃から何かが変わった。ノーアウトからいきなり2点を返した。ツーアウトの後、1塁と3塁にランナーを置いて次のバッターが豪快なヒット。2点を追加し6対4になった。

9回表、3人目の投手としてマウンドに立った松坂は相手を0点に抑え、最後の攻撃に望みを繋げた。9回裏の攻撃は盗塁、バント、何をやってもうまくいった。横浜高校はさらに2点を追加し同点に追いついた。そしてツーアウト満塁となり、次のバッターがセンター前にサヨナラヒット。その瞬間、6点差がひっくり返った。

翌日の決勝戦でも勢いは止まらず、横浜高校は見事、真紅の優勝旗を手にした。

それにしても準決勝の8回裏、横浜高校の攻撃が始まる前に何が起きたのか。

あの時、円陣を組んだ選手たちに、渡辺監督は「活」を入れたわけではなかった。むしろ逆だった。6点もの差をつけられ、絶望の淵にたたずんでいる選手たちにこう言って彼らを笑顔にした。「思いっきり甲子園を楽しんでこい!」

ここで思い出すのは2011年の女子サッカーW杯の決勝戦だ。なでしこジャパンは強豪アメリカを相手に互角に戦い、PK戦に持ち込んだ。一旦選手たちを集め、緊張している彼女たちに佐々木監督が贈った言葉もこれだった。「楽しんで来い!」

とても楽しめるような状況ではないのに、その状況を楽しむとは一体どういうことだろう。

本来「楽しむ」というのはレジャーや趣味、デートや休日にぴったりの言葉だ。

一方、「楽しむ力」とは、とても楽しめそうにない状況を「面白くなってきた」と思えること。だから「楽しむ力」とは能力やスキルなのである。

人間は緊張すると筋肉まで硬くなり、体中の血管が収縮し、血流が悪くなる。そうなると体が思うように動かなくなる。その時、ひすいさんは自分に言うセリフを決めている。それが、「いよいよ面白くなってきた!」だそうだ。

そう言ってニコっと笑って、小さくガッツポーズをする。笑うとその瞬間、血流が増大し、筋肉が緩み、潜在能力が120%発揮できる、とか。

『楽しむ力』、おそるべし。ぜひ身に付けたいですね!! 

陸上部のみなさん。近畿・全国大会を楽しんできてください!

学校だより「安室」第9号

  • 霜月〔文化の日・立冬・勤労感謝の日・紅葉狩り〕
    「十一月」の異名は「霜月(しもつき)」。その由来は名前の通り「霜降り月(霜が降る月)」です。11月8日は「立冬」。来春の「立春」までは暦の上では「冬」になります。日ごと寒さが増す中で、健康管理には気を付けたいものです。
  • 霜月や壺に活けたる枝蜜柑  島村 元
    新型コロナウイルス感染症が少し落ち着いたかと思うと、インフルエンザの感染が広がり、10月中は保護者の皆さんにもご心配をおかけしました。子どもたちも健康を取り戻し、元気に登校しております。引き続き感染予防に努め、毎日の検温等の健康観察をよろしくお願いいたします。

『3つの言葉』~日々の心がけを大切に~

2学期も半ばを過ぎると、毎日のように進路関係の来客があります。私立高校、フリースクールなど。最近は公立高校もパンフレットやオープンスクールの案内をもってあいさつに来られたりします。

体育大会、文化発表会と2学期の大きな行事が終わりました。「運動の秋」「芸術文化の秋」の次は「勉強の秋」でしょうか?

気候も良く、心に少し余裕も出てきた今、学校生活に落ち着きを取り戻すためにも、生徒の皆さんに日々心がけてほしいことをお話しします。

まず、「あいさつ」をすることです。「あいさつ」とは、相手の存在を尊重して、つまり相手をかけがえのない一人の人間、人権を持った人として認めることにつながります。

このことにより、互いが理解でき、力、つまり暴力で物事を解決しなくてもよくなり、諍(いさか)いがなくなります。「あいさつ」は人と人とがつながり、よい関係を築くために絶対に必要なものであり、これは携帯のメールやLINEでは代わりにならないと思います。「ありがとう」や「ごめんなさい」などの相手の立場を考えた言葉が自然に出る生徒になってほしいと思います。「あいさつ」は、他の人との良好な関係をつくるうえで、また、学校のよりよい雰囲気づくりに欠かすことのできないものです。

次に、「辛抱(しんぼう)」することです。社会のルールはもちろん、学校の決まりを守り、賢く行動する生徒になってほしいと思います。「辛抱」することは、自分の置かれている状況を一歩下がって冷静に眺め、総合的に考えるということです。さらに言えば、「自分自身の中で対話する」ことで、人間は初めて理性的になり、総合的な判断ができるようになるのです。

最後に、「おもいやり」です。自分や他の人の命を大切にし、物も大切にする生徒です。学校にはたくさんの生徒がいますが、誰一人同じ人はいません。漫画家の故やなせたかしさんは、「弱い者をいたわろうとする心、それこそが私たちが人間である証拠なんです。私はいじめを決して許しません。いじめが起きないようにできるのは、君たち自身なのですよ。」と述べておられます。いじめで悲しい思いをする人がいない学校をつくりましょう。

  • やなせ たかしさん
    小さな子ども向けのキャラクターとして、大人気のアンパンマンの生みの親として知られている方です。やなせさんみずから作詞したテーマソングには、子ども向けとは思えない、深く、哲学的なメッセージがちりばめられています。
  • 「アンパンマンのマーチ」より
    そうだおそれないで みんなのために 愛と勇気だけがともだちさ
    何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ

行く言葉も美しければ、戻る言葉もまた美しい。

誰かのたった一言にさっきまで元気だった心がシュン・・・となったり。ある人の一言で急に力がわいて心が明るくなったり。言葉ってほんとに不思議なものです。言葉には不思議な力があり、見えない力があります。「美しい言葉に秘められた不思議な力・見えない力」をみんながもっていることを知ってほしいですね。

みんなが、この美しい言葉を使って、誰かを元気にさせたり、心を明るくさせたりできるんですね・・・。(美しい言葉を出せば、美しい言葉が返ってきます。「出し入れの法則」!)

『一秒の言葉』(作:小泉吉宏 時計のラジオCMより)

「はじめまして」:この一秒ほどの短い言葉に、一生のときめきを感じることがある。
「ありがとう」:この一秒ほどの短い言葉に、人のやさしさを知ることがある。
「がんばって」:この一秒ほどの短い言葉で、勇気がよみがえってくることがある。
「おめでとう」:この一秒ほどの短い言葉で、しあわせにあふれることがある。
「ごめんなさい」:この一秒ほどの言葉に、人の弱さを見ることがある。
「さようなら」:この一秒ほどの言葉が、一生の別れになるときがある。

一秒に喜び、一秒に泣く。一生懸命、一秒。

第44回文化発表会を終えて

10月20日(金曜日)に行われました第44回文化発表会は、「心を一つに 最高の時を 一分一秒 今ここに」(3年北嶋さん)のスローガンのもと、全学年がそろって開催できたことをうれしく思います。ご来賓並びに多数の保護者の皆さんには、ご多用中ご来場いただき、ありがとうございました(19日リハーサル)。また、パルナソスホールという素晴らしい会場をお借りし実施できたこと。市立姫路高等学校の協力をいただいたことに深く感謝申し上げます。

文化発表会という目標に向けて、合唱や作品制作に生徒たちが一生懸命考え協力し、時には苦労し悩み、友達と支えあい声を掛け合って努力をしました。それによって得られたものは、これからの人生の中で活かされる場面が必ずあると信じています。大きな行事を一つ乗り越えると、大きく成長している生徒たちの姿に気付かされます

また、インフルエンザの感染が広がり合唱に参加できないクラスが出ましたが、後日、学年の合唱コンクールを体育館において実施し、全クラス歌うことができました。(3年生は11月10日実施予定)

歌った経験はいつまでも身体に残り、将来、ふっとその曲を口ずさむことがあるでしょう。練習を重ねて、あなたの身体の中にいつまでも忘れられない記憶として刻み込まれまたはずです。それが心の豊かさにつながり、生涯の宝物になるのです。

合唱を通して、人との調和・協力を学びました。大切にしてください。