令和5年11月30日(木曜日)
担当課 姫路市書写の里・美術工芸館
担当者 本庄・古林
電話番号 079-267-0301
姫路市書写の里・美術工芸館では、令和6年1月6日(土曜日)から4月7日(日曜日)まで新春特別展「書家・金澤翔子展 ―令和の近作と平成の代表作―」を開催します。
令和6年1月6日(土曜日)から4月7日(日曜日)まで
姫路市書写の里・美術工芸館
金澤翔子(かなざわしょうこ)さんは世界的に活躍する祈りの書家です。昭和60(1985)年東京都に生まれ、5歳より母・泰子さんに師事して書を始めます。20歳のときに銀座書廊で初めて開いた個展が評判を呼び、以来、全国各地の神社仏閣で奉納揮毫を行うほか、国内外で数多くの個展を開催しています。また国連本部での日本代表としてのスピーチや文部科学省のスペシャルサポート大使など、その活躍は多岐にわたっています。
本展では、「書に親しむ人にも、初めて触れる人にも書を届けたい」との思いを込めて、令和2(2020)年に台湾で開催した展覧会の出品作を中心に書家・金澤翔子を紹介します。東日本大震災後に発表した平成の代表作「共に生きる」、東京2020公式アートポスターの金箔原画「翔」などとともに、40点余りの大作をご覧ください。
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東日本大震災の際、被災地の様子をテレビで見、未曽有の災害の前に非力であることに心を痛めた金澤翔子さんが、せめて心では繋がっていたいと願いながら書き上げた作品です。ホームページで発表すると反響を呼び、東北の被災地を回るきっかけともなった平成の代表作です。「みんなで協力して頑張ってください。どうか神様、みんなのことを守ってください」といつも祈りを捧げてから、翔子さんはこの言葉を書き始めます。
令和2(2020)年に、「日本台湾国際芸術文化交流展」(台湾の高雄(カオシュン)市文化センターと台北(タイペイ)市の国立国父紀念館)で発表した作品。「令和」の典拠となった『万葉集』巻五の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」(初春のれいげつにして、気よく風やわらぎ、梅はきょうぜんのこをひらき、蘭ははいごのかをかおらす)という句中の言葉です。句の意味は「新春のよき月、空気は美しく風もやわらかに、梅は鏡の前に装うように白く咲き、蘭は身を飾った香の如き香りを漂わせている」です。
展覧会チラシ
姫路市役所観光経済局 姫路市書写の里・美術工芸館
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