傑作ぬりえ発表!
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みなさん、こんにちは。
今回は、前回のブログでお伝えしましたが、
4月に実施した「危険生物ぬりえコーナー」で、私たち飼育員が選んだ傑作ぬりえを紹介したいと思います!
期間中の貼り出したぬりえは、ざっとこれだけありました↓
ならべてみると壮観ですね
どれも甲乙つけがたいのですが、この中で私が気になった2作品を紹介します。
まずはコレ。
おそらく「日本昔ばなし」をモチーフにしたユーモアあふれる作品ですね。なまえもちゃんと「日本むかし話」となっていますし。
実は、このぬりえのテーマであるトラウツボは、英語でdragon morayと呼ばれるのですが、この作品をみると、トラウツボがそう名付けられているのも納得できる気がしますね。
そして、もう一作品はコチラ。
これはぬり絵でなく、バショウカジキの標本を見て描いてみようというコーナーの作品のひとつです。
バショウカジキの標本は下の写真のようなものを展示していたのです。
これを見てみなさんならどんな風に描くでしょうか?
おそらくほとんどの方が、カジキの立派な長い口先を描かれるのではないでしょうか。しかし、先ほどの作品にはそれが全くありません。というよりむしろ、口元がちょっとおちょぼ口にすら見えます。
これはホントに標本を見て描いたのか?と思いよくよくみると、背ビレはちゃんとバショウカジキの特徴をとらえているではありませんか!
バショウカジキのは名前の由来は、バショウという葉に似た大きな背ビレをもつことからと言われているようですが、なるほどこの作品は、このカジキの特徴は、口先ではなくて背ビレなんだ、と訴えかけているのかと勝手に推察いたしました。そういった意味で、他の作品にはないオンリーワンの個性を感じた素晴らしい作品です。
さて、残念ながら危険生物ぬりえコーナーは4月末を持って終了してしまいましたが、ゴールデンウィークが明けたあとからは通常のぬりえコーナーを再開する予定です。みなさんぜひいらしてくださいね。
〔スギハラ〕